森見登美彦 著
2003年日本ファンタジーノベル大賞受賞。
『きつねのはなし』で知った著者。京都を知り尽くした人だからこその独特の世界観にひかれた。
これも悪くはない。共通する世界観がないわけでは、ない。
しかし、なんだか違うんだよなあ。
面白くないわけではないし、ハチャメチャな独自のポリシーの中で生きる大学生たちが
繰り広げるドタバタ劇はからまわりな感じがまたよかったりする。
でも、面白さのツボとか、羽目をはずす基準とかがちょっとずれていると、
うわぁ~という“ひく”感じが先に立つ。
そして女性にあまり素敵さを感じない。
登場する女性たちは行動がやや意味不明で、ワガママのポイントが普通と違う。
きっと登場人物たちをとりこにする魅力があるのだろうが、どうもわからない。
単に私が愚か者だからなのかもしれないが、う~ん。
幸いというかこのバカばかりする大学生たちは、根本が賢い。
まあ、モデルが京大生であるから当然といえば当然なのだが、そういうことではない部分も
ぎりぎり踏みとどまっている。
社会復帰ができるかどうかは微妙だけどね。
そんなこんなで読んでも損はない。
わりと面白い。
しかし、大成功というわけではなかったなあというのが感想。
2003年日本ファンタジーノベル大賞受賞。
『きつねのはなし』で知った著者。京都を知り尽くした人だからこその独特の世界観にひかれた。
これも悪くはない。共通する世界観がないわけでは、ない。
しかし、なんだか違うんだよなあ。
面白くないわけではないし、ハチャメチャな独自のポリシーの中で生きる大学生たちが
繰り広げるドタバタ劇はからまわりな感じがまたよかったりする。
でも、面白さのツボとか、羽目をはずす基準とかがちょっとずれていると、
うわぁ~という“ひく”感じが先に立つ。
そして女性にあまり素敵さを感じない。
登場する女性たちは行動がやや意味不明で、ワガママのポイントが普通と違う。
きっと登場人物たちをとりこにする魅力があるのだろうが、どうもわからない。
単に私が愚か者だからなのかもしれないが、う~ん。
幸いというかこのバカばかりする大学生たちは、根本が賢い。
まあ、モデルが京大生であるから当然といえば当然なのだが、そういうことではない部分も
ぎりぎり踏みとどまっている。
社会復帰ができるかどうかは微妙だけどね。
そんなこんなで読んでも損はない。
わりと面白い。
しかし、大成功というわけではなかったなあというのが感想。