美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

昭和20年の言葉の面白さ

2009年10月09日 07時26分41秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
台風の進路、予報円の外にも大きな被害を出した18号が過ぎ去りました、島岡美延です。風の強さに恐怖を覚えるくらいでしたね。
さて、今年は太宰治生誕100年(松本清張も!)で、次々と映画化されています。救いのない物語を連想させる「太宰」ですが、ユーモアのある青春描写が魅力的な「パンドラの匣(はこ)」をご紹介します(10日公開)。
舞台は昭和20年の「健康道場」、人里離れた結核療養所。互いをあだ名で呼び合う独特な空間。戦争の役には立てなかった利助(染谷将太)も、ひばりと呼ばれ、ここの塾生(患者)や助手(看護婦)と、療養に励みながら、多少のときめき(?)ある日々を送る。結核が治って退場した詩人・つくし(窪塚洋介)と文通したり、新しい婦長(川上未映子・芥川賞作家)の登場に心を揺らしたり。
現代ドラマとも時代劇とも違う、ちょっと生真面目でユーモアある響きの「昭和20年の言葉遣い」が新鮮。菊地成孔の音楽も刺激的な不思議な世界です。


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