音漏れ対策に効果ありや?

 今日は、布教を志す9名の若手のお坊さんたちへの講義。
 朝起きてから会場へ来るまでに、五感で感じた具体例を一つ入れて、1分で自己紹介するワークからスタート。
 その中で、Kさんがこう言った。
「今朝、電車の中で、数メートルはなれた人のオーディオプレーヤーの音漏れが気になってしかたなかった。なんとか止めさせる方法はないものかと思ったKです」

 今日の本来の講義は「日常の中の仏教語をテーマに3分間法話」だったのですが、このKさんの話を聞いて、予定を変更。

 電車の中で、オーディプレーヤーのイヤホンから音漏れしている人を、優しく注意する方法を考えよう!
 それも、言葉で注意するのではなくカードを見せて(あるいは渡して)、相手が自然笑顔で受け入れられるような言葉を考えてみようということにした。

 私を入れて10名が25分間考えて、二つづつ作った。その中で、茨城のIさんがひねり出した名ゼリフがこれだ。私好みということでご紹介させていだたく。
 お地蔵さまは私が描いて、私の字で書き直しました。
 3人よれば文殊の智恵。

 皆さんなら、どんなカードを渡しますか?
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ハテナ?の溶かし方

 お坊さんがやっている各種の拝みや儀式…… 
 みなさんから見れば、何をしてるんだかぜんぜんわからないでしょう。ハテナ?のオンパレードでしょう。

 何となくありがたい……。そりゃそうなんですが、それではもったいない。

 ということで、私はなるべく、説明をしながらやるようにしています。これでみなさんのハテナ?が溶けて、へぇそうなんだと納得していただけたら嬉しいからであります。
 この説明のことを「説戒」と言います。もともとは「戒律」の説明をすることだったのでこんな字が使われるということでしょう。

 仲間たちが分担して書いた「儀式・法要説戒集」をいよいよ、一冊にまとめようということになりました。明日が校正の締め切りで、今朝までやる時間が無かったので、アワテテ全員の文を読みながら赤を入れました。

 午後からは、布教を目指す若手のお坊さんたちへの講義。日常を仏教で割るワークショップです。日々の暮らしの中に生きてこその仏教ですからね。

 夜は密蔵院のご詠歌。自分のお寺のご詠歌なのに、先週すっぽかして、家内にリードやってもらったので、今日はまず謝罪会見からスタートです。ぐははは。

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