人情盛り

一昨日、宿泊した上州赤城温泉、人情の里『忠治館(ちゅうじかん)』。部屋に置かれていた宿の案内の中で、お料理につていこんなクダリがあった。「お泊まりの男性のお客さまには朝食で、ご飯を人情盛りで召し上がっていただきます」というのだ。人情盛りというのは山盛りのご飯のことだそうだ。江戸時代をモチーフにしている宿なので、旅人にはせめて大盛りのご飯をたくさん食べてもらってから出発してもらおうという、昔ながらの人情味あふれる心意気である。人情盛りとは、粋な言葉だと思った。ところが・・・、今朝。家内が盛った本尊さまへのお供えのご飯を見て、オドロイた。アッパレな人情盛りである。ニコニコしながら本尊さまへ供えさせていただいた。あははははは。

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世界の旅

夏の終わりとて、家内を誘って上州の旅。榛名山麓の国貞忠治処刑の場でお線香をあげ、榛名富士にロープウェイで登り、赤城山大沼でソフトクリーム(あははは。変換したら、最初に「祖父とクリーム」と出た)を食べ、5年前から気になっていた忠治館という江戸時代をテーマした旅籠に泊まり、国弘美術館を堪能し、足尾銅山後の見学して帰宅。今日は家内の誕生日とて、一年前に思いついた「世界のお料理を食べてみよう!」企画の第一弾で、家族そろって両国にあるモンゴル料理のお店、その名も「ウランバートル」で美味しいお料理を食べた。メニューの品数がちょうど良くって、メニューにあるお料理の五分の一を五人でいただいた。素朴で美味しかった。http://www.mongol-ryogoku.com/たいそう欲張った二日間だった。

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落下物の正体

朝には庭に落ちていなかったものが、午前10時に外に出てみると沢山落下しているた。まだ青いギンナンの実である。

察するに、葉が繁ってきた銀杏の樹上にカラスが巣を造営しようとて、ギンナンの実が邪魔だったようだ。「ッタク、何だよ。この固いくて、秋になると臭くなるやつ。こんなものは家のそばにはいらんわい」とブツブツ言いながらクチバシでちぎり落したのだろう。落としたり、捨てたりするのはいいが、誰が掃除をするのか考えて欲しいものだ。これではポイ捨てをする常識のない人間と同じではないか。うはははは。今宵は都心で『怪し会』の打ち上げ。「お互いよくやったね」と肩を叩き合いたいと思う。

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決定、『怪し会--スピンオフ--』

『怪し会 6陸』。おかげさまで、仕込みから終演、そして昨日の大掃除まで無事に終了。主催の茶風林さんのお人柄だろう、素晴らしいキャスト、スタッフ総動員で手抜かりなく全6公演を締めくくった。普段はなかなかお寺に来ないであろう若いお客さんたち600人が密蔵院に来てくれた。私の話も聞いてくれた(というより、私の話を聞かないと、本番がスタートしないのだ。あははは)。写真は三日目の中打ち上げの一コマ(ピントがおおぼけですみません。見る人が見れば誰が誰だか分かるようになってます。うははは)。期間中合計30人が宿泊しての、まるでお寺での合宿。わが家の家族同様、シャワーを浴びたり、朝食を一緒に食べたり、楽しい6日間だった。これで私の夏も終了である。次は、11月9日(土)、10日(日)に行われる『怪し会--スピンオフ--』@密蔵院の3ステージ。詳しくは、またの機会にお知らせします。

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プロの手

お寺の3K(暗い、怖い、気味悪い)を払拭しようと、いつもは明るい雰囲気の客殿も、昼間だというのに、このしつらえ。『怪し会 陸』の幕間のお食事は、称して「おきよめ」・・・。越後のお酒と東京の老舗料理店のオツマミ弁当を堪能しつつ・・・主催の茶風林(チャフウリン)さんのイメージ通りにできあがる。プロの技(わざ)は大したものだと思う。今日と明日は昼、夜の二回公演。総勢30名近いキャストもスタッフも大変だ。

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『怪し会 陸(6)』二日目。

昨日幕開けした実話怪談朗読会『怪し会6』@密蔵院。怪談の面白さの一つに、幽霊が出るまでの人の怨みつらみ、悲しさ、つらさ、無念さなどの事前情報がある。だから怖いとも言える。しかし、木原さん原作の実話怪談は、実話をルポルタージュしているだけに、それらの伏線がないものもある。これが”実話”だからこそが持つ”怪しさ”でもある--主催の茶風林さんもそんなことをおっしゃっていた。今年も全6公演の冒頭で道場(会場)主として、お話をさせていただいてる。もちろん、6回全部、違う話をすることにしている。うはははは。チケットは、日曜日の昼間の部に若干のキャンセルが出ているようです。

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クワバラ、クワバラ

 不思議なことに、ある地方の桑原という場所にはカミナリが落ちたことがないという。したがって、ミナリがなり始めると人々は「(ここは)クワバラ(だ)。(ここは)桑原(だ)」とカミナリさまに言って聞かせて、自分のところに落ちないように願う。雷さまをだまそうという魂胆である。ぐはははは。

---ということで、ただいま江戸川区はすさまじい雷。このままでは、いつ近くに落ちて、電源がふっとんでしまうかわからないから、早めにパソコンの電源をコンセントから抜くことにして、今日のブログはここいら辺で・・・。あははは。

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始末に困る人

講談全集は、第三巻の大久保彦左衛門の話を読みはじめた。この中に、彦左衛門の人柄を称したクダリがある。「西郷南洲先生のお言葉に『名も要らず、命も要らず、金も要らない者程、世の中に始末にならないものは無い』とありますが、彦左衛門もまさにその始末にならない者でございます」――あはははは。まったくである。名声や名誉、命も金も要らない人ならば怖いもの無しである。一休さんや良寛さんなど始末にならない坊さんは、そんな境地に達したからだと思う。私も還暦までの五年くらいでそんなふうになりたいとと思う。ちなみに、上記の西郷さんの遺言は上記を含めてこんな文章になっている。「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る 人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり」 .

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茶目毛で食べる夕飯

昼間は電話や来客の対応などやることがあるのだが、夜はゆっくりできる日々が続いている。夜の犬の散歩(という口実の家内と私の腹ごなしのエクササイズ)にもほぼ毎日行けている。先週土曜日の夜の「お願いランキング-冷凍食品総選挙-」もしっかり見てから犬の散歩に行った。冷凍食品はほとんど食べないわが家だが、番組の作り方が良かったので、思わず家内と見入った。で、今日も今日とて、結構忙しく、暑い日だったので、家内も夕飯を作るのが大変そうだと勝手に判断。「冷凍食品ランキング上位の品々で夕飯にしてみよう」とネットで結果を確かめから、家内を誘って近所のスーパー二軒をはしご。「私はお母さんの手料理がいいのに」という娘の言葉など何のその。電子レンジをフル稼働させた。あははははは。とても、美味しかった。しかし、やはりサラダくらいは家でつくらないと、夕餉っぽくないし、実際に物足りないことが判明。どははは。楽をしようとしたわけではない、ちょっとした遊び心を発揮してみた愉快な夕餉だった……という話である。

http://www.tv-asahi.co.jp/onegai-gold/updated/cur/

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お通夜の紅白饅頭

実家のお寺のご詠歌講で、十五年ほど一緒にご詠歌を唱えていたNさんが百六歳で亡くなった。ご遺族からの「おばあちゃんのために、ご詠歌を唱えてほしい」とのご要望を受けて、面識のある講員さん六人と一緒に、甥が導師をつとめるお通夜の前に、Nさんゆかりのご詠歌三曲、想い出話をしながら唱えさせていただいた。素敵な別れの場をつくってくださったご遺族、そしてそんなご遺族を育て上げたNさんに感謝である。お引き物の中には紅白のお饅頭もあった。

人は確かに一人で死んでいく。しかし、やさしさに包まれた人の死(つまり生き方だが)は、あとに残る人たちに多くのあたたかな思いを残してくれるものだと、つくづく思う。「人は死んで終わり」ではないのだ。

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