『仏教英語辞典』ってぇのがあるんです。

『仏教英語辞典』というのがあります。仏教語を英語で説明してある辞書。
日本語の仏教辞典よりも、ダイレクトで分かりやすい解説が時々あるので、何かの時にはめくっては「にゃ~るほどなあ」と関心したりしてます。

【善因善果】Good actions have good result.なんて出てたりするのです。
「因」をアクションとするあたりに、素直に「ほう、そうくるか」と関心したりするんです。

同じ言葉を日本語の仏教語辞典でひくと…
[善の行為が原因ととなって、好ましい結果を生じること」となります。

 二つの辞書でも、「アクション」という言葉が私の注意を引くんです。「行為」だとサッと読み過ぎてしまうんです。

 ちなみに、原因の方は道徳的に善いか悪いかですが、結果のほうは道徳的には善でも悪でもない中性である、というのが仏教の考え方。

 たとえば、
 家庭内暴力は道徳的に悪ですが、その結果としての離婚は、道徳的には善でも悪でもないということ。
 誰かを手だすけするのは道徳的に善いことですが、その結果は道徳的な善悪ではなく、当事者の心の問題としてなるということでしょうか……。
 それを「善因楽果」と表記したりもします。「善い結果」ではなく「結果として、心が楽になる」ということです。
 ぐはっ、消化不良ですみません。┏〇"┓。

 今日の写真は「錫杖」。お地蔵さまの落ち物です。シャクジョウだけに、振ると「シャクシャク」と音がします。
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