『ヒトはなぜペットを食べないか』

……という本を急いで読んでいます。
タブーに関する本ですが、こういう新書判の学術系の本は、仏教を勉強する者にとって、とても面白いです。
人は、自分と、食べてもいい動物を区別します。ところが「自分」の領域に引っかかるようなものは、食べないとか……
ウウコがある魚はOKだけど、水の中に住んでいるのにウロコがないウナギとかタコとか、あるいは水面に出て呼吸するするイルカとか鯨とかウミガメなど、中間のような存在のものは食べないとか……

 仏教はこのうち「自分の領域」にすべて引き込むとらえ方をしているため、「不殺生」があるような気がしました。とはいえ、私は出されたものは、美味しく、いただきます。これもまた、仏教的なんです。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )