ほうげん日記
江戸川区鹿骨 もっとい不動密蔵院の和尚ブログ
材料到着
45ミニッツ
昨日は、ご詠歌で毎月2回20年伺っているお寺の先代ご住職の7回忌の法事。
お寺用語はちょっと複雑。
法要のために本尊さまを供養するのは、導師(どうし)。普段住職一人で法事を行なえば、導師だけの法事です。
さすがに先代の法事となると、そこに10人ほどのお経を拝む職衆(しきしゅう)と呼ばれるお坊さんが衣をつけて出てくれます。その職衆がすることを助法(じょほう)と言います。
「○○さまを導師に、ご助法いただく職衆は近隣寺院のご住職がたです」という言い方です。
一方、その場に参列してお焼香をする人たちの中で、お坊さんのことを「随喜」(ずいき)と言います。その法要の趣旨に随(したが)って、共感するというほどの意味で、お葬式の参列の場合にも使います。
昨日の私は、この随喜。45分間の法要の間、先代住職のことをいろいろ思いました。しかし、正直なところ、あと5分短くても良かったかもしれません。どんなお経をよんでいるか分かっていて、退屈しない筈の私でさえ、もっと短くていいかもしれないと思ったのです。
ひるがえって密蔵院の法事は、一時間。このうち、お経は多分30分くらいでしょう。あとの30分は所々で入るお話と一緒に読むお経と真言。自分ではこれ以上は削れないと思っていますが、檀家の方はどう思っているのだろうと……。
怖くて聞けません。あはは。
でも、15年程前に「住職、お布施をはずむから、お経短くしてくんねぇか」と冗談で言われたことがありました。冗談だと分かっていたけれど、「意味の分からないお経をずっと聞いていることの意味」が分からないとしたら、こりゃつらいだろうと思って、分かる法事を心がけるようになったのです。
故人曰く「冗談の中にこそ、真実は有る」--この言葉、まんざら冗談ではありません。
写真は、密蔵院の近所の都立篠崎公園の桜。山盛りの桜でした。
お寺用語はちょっと複雑。
法要のために本尊さまを供養するのは、導師(どうし)。普段住職一人で法事を行なえば、導師だけの法事です。
さすがに先代の法事となると、そこに10人ほどのお経を拝む職衆(しきしゅう)と呼ばれるお坊さんが衣をつけて出てくれます。その職衆がすることを助法(じょほう)と言います。
「○○さまを導師に、ご助法いただく職衆は近隣寺院のご住職がたです」という言い方です。
一方、その場に参列してお焼香をする人たちの中で、お坊さんのことを「随喜」(ずいき)と言います。その法要の趣旨に随(したが)って、共感するというほどの意味で、お葬式の参列の場合にも使います。
昨日の私は、この随喜。45分間の法要の間、先代住職のことをいろいろ思いました。しかし、正直なところ、あと5分短くても良かったかもしれません。どんなお経をよんでいるか分かっていて、退屈しない筈の私でさえ、もっと短くていいかもしれないと思ったのです。
ひるがえって密蔵院の法事は、一時間。このうち、お経は多分30分くらいでしょう。あとの30分は所々で入るお話と一緒に読むお経と真言。自分ではこれ以上は削れないと思っていますが、檀家の方はどう思っているのだろうと……。
怖くて聞けません。あはは。
でも、15年程前に「住職、お布施をはずむから、お経短くしてくんねぇか」と冗談で言われたことがありました。冗談だと分かっていたけれど、「意味の分からないお経をずっと聞いていることの意味」が分からないとしたら、こりゃつらいだろうと思って、分かる法事を心がけるようになったのです。
故人曰く「冗談の中にこそ、真実は有る」--この言葉、まんざら冗談ではありません。
写真は、密蔵院の近所の都立篠崎公園の桜。山盛りの桜でした。