今日の写仏は「破悪趣菩薩」。

今日の密蔵院の「写仏の庭」で描いていただくのは破悪趣(はあくしゅ)菩薩。「はーくしゅ」ではなく「ハ・アクシュ」です。仏教の一般的理解で、悪趣は次の四つの心の状態。1、地獄(おぞましいことしか考えない状態)。2、餓鬼(自分のことだけしか考えない状態)。3、畜生(本能だけで動く状態)。4、修羅(勝ち負けばかり考える状態)。「悪い心」なんて漠然と示すのではなく、具体で示してくれるから仏教はありがたいです。--このような悪趣の状態を打ち破る勇気、知恵、おもいやりの心を誰もが持っているのですが、それを仏さまの姿にした形。線描き専用の面相筆で、仏さまと自分がつながる二時間(今日のお手本はそんなにかからないでしょう)。午後1時から3時が昼の部。午後7時から9時が夜の部。参加予約は不要です。

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片見月

十五夜やらスーパームーンや福山雅治が結婚したりで、にぎやかなここ二、三日だ。十五夜は中国からの風習らしいけれど、この月だけ愛でるのは「片見月」といって嫌うそうだ。で、次は旧暦9月13日の十三夜(今年は10月25日)である。まだ少し欠けている秋の月に、秋を感じるのは日本独自の風習。来月25日、どんどん深まっていく秋の中、満月という完成形ではなく、その直前の姿に私は何を思うだろう。楽しみである。

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家族はお母さんのために

家内が実家へ行ったので、息子が洗濯物を取り込んだ。取り込んだままだ。うははは。「どれ、8時まで15分畳むかな」と思ってやり始めたら、一時間かかった。五人家族の二日分っぽい量だ。加えて、息子と私の足袋20足ほどの神経衰弱的組み合わせに、思いの他手間取った。これをほとんどいつも一人でやってくれているのだから、家族はお母さんのために、それぞれががんばらねばならぬと、痛感する。

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暮らし方、生き方

相変わらず原稿に取りくんでいる私ですが、私に課せられる原稿の項目は小タイトルの如何に関わらず、「どんな暮らしがしたいか」ではなく、どうしたって「どんな生き方がしたいか」「どんな人になりたいか」を主眼におくことになるのだな・・・と思います。心おだやかに生きたいと願うのが坊さんなので仕方ありません。ぐははは。※写真は、新潟にある良寛さんが住んでいた五合庵。例の、筍が生えてきたので床板をはずして伸ばしてやったと言われる住居です。

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明日27日(日)は16時から「法話の辻」です。

鹿骨(ししぼね)では畑に、葉牡丹がポッドから直植えされる時期になった。広い畑に転居した葉牡丹たちは、「気持ちいいねー!」と言いあっているようだ。その畑の前を通って、今日の午前中は、下小岩小学校での道徳公開講演会。260人の生徒と先生や保護者、合計300人の前での、楽しいひとときだった。そして、明日は16時から密蔵院で「法話の辻」です。一時間のワークショップの後、お酒やソフトドリンクを飲みながらのフリートーク。お時間があったらどうぞお越しくださいませ。

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今日は「読経の庭」14時~15時

月に一回、密蔵院の本堂でお経を読む会は、江戸時代後期の創建当時から10年ほど前まで「お寺講」という名称でした。「○○講」という名前は、メンバー意識が高く、一般の方が入るにはハードルが高いもの。そこで、やわらかく「読経の庭」に変更したのです。20分お経を読んで、10分住職の話を聞いて、30分はお茶を飲むというのんびりした会です。お経の読み方でも覚えてみるかな・・・と思われる方はどうぞお越しください。お経は「錫杖経」を節付きで、「般若心経」は普通に唱えます(珍しく謙虚に「です・ます調」で書きました。なんのことはありません。楽しい仲間と飲み過ぎて今日は少々自己嫌悪だからです。ぐははは)。

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明日は浅草・木馬亭に出演(?)です。

いよいよ明日に迫った、浅草・目馬亭での富士路子(浪曲協会会長)一門会でのお話。彼岸の中日だというのに、劇場で法話とは、呑気な坊主だと我ながら思う。どははは。さすがに何を話すか決めないといけない。で、2分考えた末、「浪曲に学ぶ仏教的義理人情」でいくことにした。私の法話のリスト中、浪曲からヒントをいただいたものを、あらためてご紹介しようという目論見である。13時開演。当日券3500円です。※チラシをクリックすると拡大されます。

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俗物立入禁止

「写仏展」の閉館は、午後5時くらい。実は、私が好きなのは、そうなってからの、この空間だ。仏さまたちが好き勝手にいろいろ話をしているような気がするのだ。映画『ナイトミュージアム』が人気を博している一つの要因も、こういうった時空感覚だろうと思う。浮世を気にしなくていい、気の合った者同士の、静かな時空は、私のような俗物にとって、畏怖の対象である。明日の朝まで、立ち入るのがはばかられる。

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23日まで「写仏展」です。

連休だから、お参りの人はバラケルだろうという予想に反して、彼岸の入りの今日は、午前中にお参りの方々が集中してびっくりした。おかげで「写仏展」の準備が大慌てになった。写仏体験コーナーと腕輪念珠作りコーナーも設置して、どうにか表に看板を出した。「写仏展」は9月23日まで、お気軽におこしください。

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朗読有□

今日の密蔵院は、声優や役者、ナレーターの集まり「方舟亭」の朗読の会。Read Aloud vol.4! 昼の部と夜の部の二公演だが、どちらも本堂一杯のお客さん。メンバーそれぞれが有名になってきた証だろう。例によって、私は冒頭でお話させてもらい、あとは打ち上げ担当だ。ぐははは。

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