「立入禁止」の理由

昨日から客殿の一室に「立入禁止」の張り紙が、住職の私に断りもなく貼られている。中で何か悪いことをしているに違いない。一週間ほど前には、娘の仲間のORANGEと名乗る人物から「30日は17時30分くらいまで外でデートして来てください」と付記された不可思議な招待状も届いている。仕方ないから、これから家内と買い物に出ることにしている。思えば30年前の今日、金屏風の前の雛壇に新郎新婦として仲良く並んだ私たちである。「幸せになろうね」と誓った二人でもある。結果は・・・まだ分からない。あはははは。

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干支が一回りする間に・・・。

 家内の弟が42歳の厄年で幽冥境を異にしたのは12年前。血管が急速に老化する症状を伴う病気だった。心臓手術をしたのに血管がボロボロで縫合できなかった。その義弟が密蔵院の客殿の落成祝いにくれたのは馬の唐三彩だった。奇しくも、彼が亡くなったのは午年。そして、今日13回忌(丸12年)も当然のことだが、午年である。13回忌は干支が一回りすることでもある。

参列者それぞれの切なく、やるせなく、今の自分を叱咤激励する法要とお斎(とき)になった。この12年間、体重は減らないけれど、老いさらばえていく私。「そのうち、そっちへ行くからね。美味しい居酒屋を探しておいてくれヨ」と心の中でつぶやいた。

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5月3日『茶話会』、出演者決定!

5月3日茶風林(ちゃふうりん)さんの話、茶風林さんと話す・・・まあ、いろいろな意味で名づけられた『茶話会(ちゃわかい)☆子供スペシャル』。

出演予定者が決まりまして、ここにめでたく、お披露目でございます。うはははは。各人の出し物(まだ内緒)を見れば、これは少なくとも「朗読の会」ではあーりません。ぎゃはははは。それが証拠に、午前の部のトリは私です。さあ、子供向けの、いかなる会になりますやら、お楽しみでございます。

午前の部(第一部) 午前10時から12時。 午後の部(第二部) 14時から16時。 第三部のみ有料(2000円)打ち上げ兼出演者と話そうかい(会)・・。お申し込みはメッセージフォームからどうぞ。

『午前の部』 出演者  三井秀樹/渡邉英恵/尾崎えり/小西いづ/茶風林/肘岡拓朗/住職 ほか

『午後の部』出演者  江幡朋子/吉成由貴/恒松あゆみ/伊藤美紀/茶風林 ほか

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明日27日は15時から『浪曲の庭』です。

さてさて、明日は『浪曲の庭』。富士路子、花渡家ちとせ、東家一太郎の三人の出演。ウーン、楽しい出し物が三つ揃うことだろ。お誘い合わせの上、是非ご来寺ください。

そして、来週の今日(3日)は、茶風林さん主催の『茶話会☆子供スペシャル』。昨日出演者がわかったのだけれど、それぞれの所属事務所の関係があるから、この場で公開していいのかどうか確認してもらっています。「うへっ!こんな人も来てくれるの?」とビックリする人も・・・・。あはははは。まだお席に空きがあります。お申し込みはメッセージフォームからどうぞ。

で、今日も、自分で書きたい本に登場させる場所を設定する愉快な時間。「吉兆のしるしと言われる紫雲が出る浜がある。大きな幸事(さいわいごと)があると紫の雲が現れるという。最近では、12年前に紫雲出現の記録がある。当時どんな幸い事が起こったのか・・・・」。それを考えるのが楽しい。うはははは。

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重箱の隅をつついてわかる世界がある

仮にも一つのことで何かを究めようとすれば、おのずと細かい所まで気持ちが向く。いわぬゆる「重箱の隅をつつく」である。ぎゃはははは。

今日はご詠歌の先生の研修会@密蔵院。いつもはメロディー確認のため一番しか唱えない曲を、フルコーラス唱えるチャレンジをした。歌詞の多い曲は八番まである。それをすべて唱えて、歌詞の言わんとするところをつかむ魂胆である。うははは。血気盛んな二十代の人生だけで、その人の人生は語れまい。それと同じである。ぐははは。

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今度の日曜日(27日)は『浪曲の庭』(15時スタート)です。

昨日は昼夜合わせて21人の方が「写仏の会」においでくださいました。それぞれが日常を離れた二時間をお過ごしいただけたようです。で、客殿はすでに明日のご詠歌の先生たちの研修会場に模様替え。手前の部屋できびしい練習。奥の部屋はお茶やら昼食用。ご詠歌以外の布教のことで話の花が咲きます。こうしてお坊さんたちは、毎日のように掃除や部屋の準備や自己研鑽を重ねています。

今度の日曜日は『浪曲の庭』。15時から17時。三人の浪曲師が三味線に音に載せて、見事な話を紡いでくれます。お時間がある方は是非どうぞ(無料・予約不要)。

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今日は『写仏の庭』です。

密蔵院の客殿は月に一度こういうセッティングになる。『写仏の庭』パージョンだ。今日である。仏さまの線描画の上に薄い美濃紙を載せて、線描き専用の小筆でトレースする。お手本は毎回異なる。

俗に言う十尺天井(高さ約3メートル)の空間は、閉塞感もなく、また高すぎて不安にならない限界の高さだろう。皆さんをお迎えするのにお香を焚いておく。

始まれば、筆を通して仏さまとつながる時間だ。それはとりもなおさず、何も恐れる必要のない内なる、素晴らしい本当の自分を顕在意識へとたぐりよせる時間にほかならない。

昼の部は13時から15時。夜の部は19時から21時です。初めての方は二千円(筆を含む)。二回目以降の方は千円です。

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丁寧な一日。

今日は午前中に100分の法話をして、午後は千葉のご詠歌。帰って来て歯医者へ行って、明日の写仏の会場設営。夕飯の手羽先のカラアゲは私の担当。そのあとは祖父さんのお稽古。あははは。楽しくも忙しく、丁寧に生きた一日だった。

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四国遍路の留守番のやること。

副住職(長男)が家内も含めて21人の方々と3泊4日の四国遍路に出発した。私は五回まわっているので、バントタッチである。私は留守居役で、午前中に出版社と一回目の打ち合わせを終えた。残りの時間は日がな一日、自分で書きたい本の架空の登場人物(纏の金太:いつも好きな女性に降られてばかりいる)だの、架空の土地(醍醐味砂漠:この砂漠の主要な交通手段だったラクダから搾乳されてできたチーズが極上の味、醍醐味だったことから命名された。大ゴビ砂漠と誤用する人が多い)なーんて、アホなことを延々とやっている。あはははは。こういうことに時間を使うのはいかがかと思うのだが、大きなものを作るにはこうした馬鹿げるほど地道な努力がいるものだと思う。※写真はイメージです。

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余所(よそ)の光

剣の流派の一つ、新陰流に伝わる歌に「吾と我が 心の月を曇らして 余所の光を 求めぬるかな」があるという。迷うも覚るも我が心に有明である。

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