お籠もり

密蔵院の客殿で行われている茶風林さん主催の実話怪談朗読会の「怪(あやか)し会 黒(こく)」も、全6回のうち3回が無事に終了した。今日の夜の部と明日の2公演を残すのみである。茶さんお薦の絶品お酒の飲み放題。あはは。ベテランのキャストとスタッフに、声優を目指している若手スタッフ・・・。この暑さの中、段取りよろしくよく動く。客殿の廊下がステージなので、廊下に面した住職室に入れない。よってオープニングトークの後は、ラストの「般若心経」ので御祓いまで本堂で待機。こんなに長く本堂にいるのは、このお寺に入ってから初めてである。ぐはは。物販コーナーには、私の本もちゃっかり置いてもらった。

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大童

いわゆる「仕込み」であるが、見た目はまるで客殿の内装工事である。工具の音や笑い声の響く中、住職室では宗派の雑誌の原稿と、秋に出る予定の本の「まえがき」と「あとがき」を書き、写仏の下絵の大幅手入れと、オオワラワ(大童)だ。そして今夕には人生初のナレーションの収録!(演出家のオーケーが出ればだが・・・)。あっという間に一日が終わっていそうだ。

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首長族のお婆さん   

夏から秋くらいに出る予定の写仏の本の下絵のデータが戻ってきた(絵の校正である)。45枚中13枚はどこか変なので描き直しである。どっひゃ~!写真の仏さまもがどこか変だと思案していると、長男が「これじゃ、十一面観音さまじゃなくて、首長族のお婆さんだよ」と言う。あははは。カ・シカ・ニ・・・。写仏は仏像と違って正面からではなく、下方から見たものを描くから首はほとんどないのだ(写真はバストアップで撮っているからさほど不自然ではないが、体も一緒に見ると、それはそれは首長族のお婆さんさ以外には見えないのだ。どんな完成図になるかは、お買い求めてのお楽しみである(何のことはない。ただの宣伝になってしまった)。あははは。

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泣くセミ

四日ほど前から、近所で一匹だけミンミン蝉が鳴いている。毎日少しずつ場所を移動している。今朝はお寺のそばで鳴いていた。それを家内に言うと「でも、なんだか、あのセミの声、かすれてない?」と心配そうだ。四日も鳴きつづければ声も枯れてくるだろう・・・とは私の考えだが、確かに「鳴く」というより「泣く」のほうがふさわしい。何年も土の中にいて、やっとこさ地所に出て、恋に焦がれて泣くセミの声だ。

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客殿がステージに

「本番の数日前に、現場で練習できるのは、ありがたいんです」ということで、怪し会黒(こく)の通し稽古をすることになった。用事を済ませて帰宅するとなじみのスタッフが勢ぞろい。ハイタッチでご挨拶。音響機材も搬入されて、本番前日のような賑わいである。

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救う神・・・。

夕方、この先でる予定の本の「まえがき」に四苦八苦していると、若い仲間から「もう、始まってるよ」とメール。犬の散歩がてら行けば、過日の結婚式の打ち上げである。悩んでいだ私の救いの神だ。あはは。流しそうめんは食べなったたが、しこたま飲ませていただいて帰宅である。あはは。

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穴を埋めるように

「こんな本を書いて!」とやって来る編集者は、どうして私のやる気を起こさせる企画を持ってくるのだろうと思う。私が書いた本をすべて読んでいるわけではないのに、これまで書いたことがない方向の企画がだされるのだ。まるで空いて穴をピンポイントで埋めるように。穴式のダイヤモンドゲームみたいだと思ったが、海戦ゲームのほうが的確か・・・。

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現場のおじさんの戯言(たわごと)

月に一回、息子と同じくらいの年齢の先生がやっている伝道学の授業のお手伝いをさせていただいている。伝道現場の息吹を感じてもらうためだ。今日は粋な計らいで授業の後に学生たちと暑気払いを企画してくれている。参加者が20人を超えるので会費制にするそうだ。あはは。会費制になったからと言って、私の出し分は変わらない。「物は言うべし。酒は買うべし(偉そうに何か言って聞いてくれる人がいるのなら、酒代くらいはしっかり持ちなさい)」という古人の言いつけは守りたいと思う。今年7冊目になる予定の本の原稿もあらかた書き終えたので、校正しながら大学まで行こうと思う。

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『ブッダがせんせい』

宮下真さんが初期の仏教教典ダンマパダなどから、幼稚園や小学生向けにとても分かりやすく生き方を解説してくれた『ブッダがせんせい』。私が監修させていただいた本で、永岡書店から発売されたものでした。たとえば「あれもほしい、これもほしいと、心がふらふらするときは、『なくてもへいき』と思ってごらん」などの宮下さんらしい言葉のかずかず。それがこのたび、ダイジェスト版になって仏教伝道教会から発売になりました。書店にはおいていませんので、直接伝道教会へ注文するか、近くのお寺に「ちょうだい!」と言えば、お寺が買ってくれるかもしれません。あはは。一冊200円程度の利益無し覚悟の一冊なのだそうです。

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涙の『般若心経』一巻。

数年前に密蔵院で結婚式をあげたAさんが、奥さんと三歳と五歳のお子さんを連れて来てくれた。超宗派のお坊さんと思いの熱い関係者がボランティアで運営しているサンガの会の事務局を担当してくれていたのがAさんである。奥さんとは歩き遍路をしていて知り合った。結婚する時「僕は将来海外に移住するけど、それでいい?」と聞いたら「私もバックパッカーだから大丈夫」と答えたそうだ。そして、明朝羽田から上海経由でカナダのウニペグへ、一家で移住する。その前に、結婚を誓った密蔵院の本尊さまにご挨拶にいらっしゃったのだ。お参りをしていただいてから、「A家ご一同、身体健康、心願成就のためにー」と太鼓で、二人の思い出のお経(?)『般若心経』を唱えた。唱えながら、太鼓が涙で滲んで見えた。

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