ご詠歌と琴とソプラノと

 今日は葛飾区のシンフォニーヒルズで、葛飾ご詠歌大会。
 午前中は7つのお寺の講員さんの奉詠。私は各奉詠後の講評を担当。
「暖かい講評をお願いしたいと思います。では名取さん一言」という紹介で、最前列から後ろを向いて、皆さんにご挨拶。
「あたたかい講評をさせていただきます。┏〇"┓」
パチパチパチ…このくらいがいいところです。

 なぜこの唱えは気持ちがいいのか、どこが変に聞こえているのか、全身全霊で聞きます。そして、まとめます。この作業はかなり疲れることを認識したのはこの半年のこと。私にとっていい頭の運動になります。

 午後は、琴と共に日本の歌。ソプラノ歌手の方の綺麗な声で、芸術を堪能。

 誰かの歌を聞いて涙する人がいます。元気になる人もいます。でも、たぶん……歌というのは、聞いている方より、歌っている人の方が想いがずっと濃いのだなと、思った日中でした。

 さて18時からは超宗派のお坊さんの集まりの世話人会が、東京駅そばのレンタル会議室で行なわれます。どんなメッセージを社会に向けて発信できるのか……坊主への不満の塊みたいになっている方々の心を溶かすための企画会議。
 私なんぞは「まあ密蔵院へ来てみてください」とか「聲明ライブに来てみてください」とか「本を読んでみてください」程度のふんばり方なのですが、「そんなんじゃ足りん!」と仏教への期待値大の方々は大勢いらっしゃいます。
 皆さんが仏教に、お寺に、坊さんに期待することってなんでしょう?
 仏教教団にではなく、寺院の集合体ではなく、坊さんたちという複数でもありません。檀家寺の住職たちは、自分があずかっている寺を放っておいて組織として活動するのには無理があるんです。家庭を省みないで、社会活動に精を出すようなものですから。

写真はイメージ(?)です。何のイメージか自分でもよくわかりませんけど。ぐははは。
 
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