保健福祉の現場から

感じるままに

妊婦の感染

2020年12月24日 | Weblog
12.24NHK「妊婦に感染させないで医師が警鐘」(https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20201224/8010010211.html)。<以下引用>
<新型コロナウイルスの感染者が急増する中、県内で家庭内感染とみられる妊婦の感染が複数、報告されていることがわかり、現場の医師は「妊婦が感染すると出産時の大きなリスクとなる。妊婦の家族は忘年会や新年会への参加を控えてほしい」と呼びかけています。県などによりますと、県内で新型コロナの感染者が急増する中、今月に入って妊婦を濃厚接触者として検査するケースが増えていて、感染が確認された人も複数報告されているということです。中には、夫が会食に参加して感染し、妻に家庭内で感染させたとみられるケースもあったということです。感染したのが妊娠後期だった場合は、帝王切開での出産となるおそれがあるほか、出産後も赤ちゃんに感染させないよう一定期間、隔離されるため、母親は授乳も抱っこもできず、心身ともに大きな負担がかかるということです。感染した妊婦の診療にあたっている高知医療センターの総合周産期母子医療センター長の林和俊医師は、「妊婦本人は気をつけて家でおとなしくしていた人がほとんどで、家族が家にウイルスを持ち込んでいるとみられる。妊婦が感染すると出産時に大きなリスクがあることを理解して、妊婦の家族は忘年会や新年会への参加を控え職場の人も家族に妊婦がいる同僚を誘わないでほしい」と呼びかけています。>

12.4「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000702064.pdf)p14「妊婦例の特徴」では「日本産婦人科医会が2020年7~8月に行った調査では,PCR 検査陽性の妊産婦72人において, 81%(58/72)が有症状(うち71%に発熱あり)であり,妊娠後期の妊婦ほど重症化しやすい傾向がみられた.死亡事例は1 例(外国人旅行者)だった.出生児への感染の報告はなかった.」とある。12.1日本産婦人科医会「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(9報)」(https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/12/201201.pdf)では「地域の感染流行状況やご家庭の事情などにより、里帰り分娩を検討されている方は、かかりつけと分娩予定の産婦人科の先生とよくご相談のうえ分娩先を決めてください。」とあるが、感染拡大地域からの里帰りにあたってはPCR検査を組み合わせても良いように感じる。
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