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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

午前4時まで論議は続く

2008年11月09日 18時44分16秒 | Weblog
 昨日は「無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク」の合宿を行なった。恒例になった秋の合宿の今年のテーマは「指定管理者制度について」。自治体や外郭団体が行なってきた施設の管理・運営を株式会社や市民グループなどの法人に代行させるこの制度の現状と問題点を洗い出してみようというものだ。行政はこれまで、どんどん事業を拡大し、これを抱え込んできた。そうすることでますます予算も職員もふくらみ、ムダを生み出す結果ともなった。

 調べてみると、施設の管理・運営を市民に任せることでいっそう市民のための施設となり、活性化につながるものでなければならないのに、全く自治体の外郭団体に丸投げしているものもあった。これでは自治体幹部職員の退職後の受け皿でしかない。事業内容を厳しく見ることで、市民のためになっているかどうかを点検できるが、外部であるためこれ以上立ち入ることができない不自由さもある。本当に自治体がやらなくてはならない事業とそうではない事業と精査する必要がある。

 勉強会の会場となったのは、NPO法人が管理・運営している施設で、なぜこうした施設を作ったのか、どんなことをやっているのか、話を聞かせてもらってそのパワーに驚いた。何しろ100㎡はありそうな建物を自分たちの手作りで建ててしまったのだ。いくら安く建てたいといっても、女性の皆さんが自ら基礎工事や20メートルはある屋根に上り、トタン板を打ち付けたとは仰天そのものだ。このパワーは次々と事業を拡大していく。「必要だと思うことをやっているだけ。一人でできないことに取り組めば、仲間ができてくる」と全く前向きだ。

 さて、夜はみんなが大事に思っている交流会だ。午後5時半から9時半まで、会場のNPO法人の方が作ってくださった料理で、大いに話し合った。行政はこの間、ムダな事業を作り出し効率の悪いことが行政の特性であるような印象すらある。そこで効率とか合理化とかが問われる。そのこと事態は大事なことだけれど、行政の事業を何もかも効率で判断できるかと言えば決してそうではないことが多い。行政はどのような形が良いのだろうと議論が進む。アメリカの大統領となったオバマ氏と同じ47歳のメンバーは、オバマ氏の勝利でアメリカはどのように変わるのか、変わらないのかと話す。

 世界経済の行方やこれからの社会が目指す方向はおそらく社会民主主義的な方向で、資本主義社会でありながら、政府による経済へのコントロールは強まるだろうとか、いやそもそも人間は本当に金儲けから逃れられないのかとか、人と動物の違いは何か、人が人を好きになること事態は抑えられるものではない、金にルーズだから議員に向かないとか、不倫をしたら議員は勤められないというのはおかしい、いろんなタイプの議員がいてもよいはずだとか、よくまあ、延々と議論ができると思われるほど続いた。

 会場をホテルに移してからも、一律に60歳を定年とするのはおかしいとか、なぜ高校へ97%もの子どもが行かなくてはならないのか、15歳で義務教育を終了させているのに15歳で公務員になれないのは矛盾しているとか、まだまだ続いた。午前零時を過ぎたので、「もうそろそろお開きにしよう」と呼びかけるが、終わりそうにない。こんな風にトコトン議論できる場がないからだ。結局午前4時半、私はとうとうウトウトしてしまい、「じゃあ寝ますか」となったが、午前8時には起床。アア眠い!
コメント
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