大和塾の最後の市民講座の時にいただいた花がまだ枯れずに咲いている。今朝は涼しい風が吹いていたし、空は秋模様だったので、私は久しぶりにルーフバルコニーに出て、風で散った落ち葉を片付けたりした。午後になると空は灰色の雲で覆われ、風も冷たくなってきた。明日から旅行だというのにどうも雲行きは怪しい。
東京都の築地市場の移転先となっている豊洲の新市場の地下水調査で、環境基準を超えるベンゼンとヒ素が検出された。汚染土壌対策で盛り土を行うように専門委員会から提案されたのに、建物の下は盛り土されず、地下空間となっていてそこに水が溜まっていることも明らかとなった。小池知事は「いつだれがどこで盛り土しないことを決めたのか調査を命じた」と言うが、都の調査ではあいまいなまま盛り土せずに建物の建設に着工したという。
オリンピックについてもかかる費用が、「1兆、2兆、3兆と膨らんでいる」がその根拠はあいまいだという。誘致を担当した人は「ざっくり出した数字なので忘れてくれていい」と言う。小池知事が「検討を要する」と言えば、組織委員会の森会長は「組織委員会は都の下請け機関ではない。私はボランティアでやっている」と憤慨していた。
そうか、ボランティアなのかと思ってインターネットで組織委員会を見ると、ここでは461人が働いているから当然給与も支払われている。森会長は役員だから無給なのか、それならなぜ役員報酬6747万円が支出されているのだろう。さらに顧問料1憶1313万円は誰に支払われたのだろう。
私が地方議員の時、行政の職員と話していて驚いたのは、「予算をいかに使い切るかが自分たちの仕事なのだ」と真面目に考えていたことだ。組織委員会の場合は行政ではなく、公益法人だから議会の目も届きにくい。しかもいろんな組織が複合的に交差しているので責任もはっきりしない。典型的な日本の政治の姿で、先の大戦の責任もこんな風に、「みんなで決めたこと」だとあいまいにされてきた。
明日と明後日は、夏祭りの慰安旅行で伊勢に行くので、ブログは休みます。