goo blog サービス終了のお知らせ 

友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

じじいたちは元気だ

2008年11月02日 21時51分03秒 | Weblog
 60歳過ぎの男たちが集まれば、政治のことも話題の一つとなる。麻生首相が世界的な金融危機の影響を緩和するための新たな「総合経済対策」を発表したが、60歳過ぎの男たちには全く魅力のない政策のようだ。高速道路料金をどこまで行っても最高1千円とする案は、民主党の高速道路料金の廃止の方がスッキリとしていて、公平でわかりやすい。土・日曜日と祝日に限るのでは、ますます行楽地への道は渋滞する。「私なんか、故郷の九州へ帰ると何万円もかかるから、1千円で行けるのは大歓迎だが、本当にそんなことができるのかね。もし、できるのであれば、どうしてもっと前にできんかったのかね」と信用しない人もいる。

 「定額給付金の支給はうれしいね。1世帯4人家族で6万円とは気前がいいね。65歳以上はさらに1万円を上乗せする?そりゃーありがたいね。6万円もらえるんなら今晩からでも肴を1品増やして飲んじゃおうかな。えっ?何!まだ決まったわけではない?ナンジャーそれ?選挙目当てか。政局よりも政策、何よりも景気回復と麻生さんは言ってたが、ナンやお金ばら撒いて票を集めようと言うことかね。そんな汚い金はもらえんね」。

 「いや麻生さんが自分のポケットマネーで支給するというのではないからね。もしそんなことをしたなら買収行為で捕まってしまうよ。支給するなどと言うけれど、もともと私たちが払った税金だよ。支給してやるやるなんて言わんといて欲しいね。財源がなければ国債の発行で賄うことは必死だから、結局は国民に負担を強いることになるよ。政府はいつもどんな失政をしても誰ひとり責任を問われない。前の内閣がやったことだと言うだけだ。こんな楽な仕事はないよ。民間で失敗したら、財産を投げ打ってでも返さなくてはならないのに、政治家も官僚もみんな他人のせいにして逃げてしまう」。

 だんだん会話に熱が入ってイヤミも出てくる。「麻生首相が就任した時は、即解散の雰囲気だったのに、選挙は来年の初めかもしれないし、もしかすると、任期満了の来年9月近くまで行くかもしれんね」。情けない、みんな責任逃れだ。こんな政治がまかり通っていていいのか。衆議院の選挙に話題が飛ぶ。

 「そりゃーそうだろう。せっかく総理大臣になって、サミットだなんだと出かけていて、世界の政治家と肩を並べられているのに、選挙なんかやっても勝てない。総理大臣になれる保障は全くないんだから、どうしてわざわざ、総理大臣のイスを放り出さなくちゃーいかんのかと考えているに決まってるよ。だいたい、権力の座やあるいは力のある地位に就いたことのない連中は、このうまみと心地よさがわからないのだと思うよ。総理大臣の座は気持ちいいのだ。何にもやらずに居座っていられるんなら、私だってそうしたいね」。

 そうそう、年寄りはもうそろそろ引っ込んでいた方がいいのじゃないの。オレたちも他人のことばかり言わずにそろそろ引退しないか。そうだろう、その方がいいよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする