名古屋市公会堂で行われた「吉本新喜劇」を観劇して来た。鶴舞公園のバラとショウブが見頃と言うので、早めに行って見て来た。鶴舞公園は随分様子が変っていて、花づくりに力を入れているようだった。
私と同年くらいの年寄りが「全く雰囲気が違っている」と娘さんに言うと、孫娘が樹齢100年は超えている杉の大樹を指さして、「この樹は変わっていないでしょ」と言う。「そうだな、あった気がするが、昔の公園じゃーない」と答えていた。
バラもショウブも若干寂しい(写真①と②)が、訪れる人は多い。バラの花を引き寄せて、匂いを嗅ぐのはおばあさんで、バラを背景に写真を撮っているのは若い男女だ。ショウブ池の周りは年寄りが多かった。
公会堂に戻ると長い行列が出来ていた(写真③)。吉本新喜劇は人気があるようだ。館に入って、先に入場していたサダシ君に会う。私たちの周りの席は家族連れで、4人から6人ほどで来ている。入場料は6380円だから、6人で来ると38280円になる。
不景気だというものの、みんな余裕はあるようだ。初めは漫才と漫談だった。1組10分くらいの持ち時間だったけれど、大いに笑わせてくれた。本命の舞台は「スチー」が主役の、いつものうどん屋が舞台。なんだかんだと笑わせてくれた。
舞台もいいけれど、テレビの方がよく聞こえてよく見えるかも知れない。4・5歳の幼児もキャキャと笑っていたが、一瞬寝てしまう観客もいた。いつもどうりの筋書きなのに、やっぱり笑ってしまった。
筋書きを思い出そうとしたけれど、吉本新喜劇は笑えればいいのだと気が付いた。理屈では無いし、辻褄も合わなくていい、思わず笑えるからみんな観に来る。どこが面白かった?と聞かれても答えに窮してしまう。
サダシ君が「7月に御園座で、辻本茂雄の舞台がありますが、行かれますか」と訊いてくれたので、「お願いします」と頼んだ。7月の観劇まで、元気でいなくてはと、心を新たにする。
①
②
③