水曜日はデートの日、電車で出かけるかそれとも車で出かけるか、迷ったが車で行こうと決めて、長久手市の名都美術館で開催中の『堂本印象とは何者か』(写真)を観て来た。丁度、ランチ時になっていたので、気に入っていた「photovel Cafe」に行く。
今日も混んでいたが、幸い向かい合って席に座ることが出来た。子ども連れや犬を連れた人で賑やかだった。支払いを済ませてドアに向かうと、女店員さんが「ありがとうございます。今日も水曜日のお出かけで、来ていただいたのですか」と声をかけてくれた。
先回、来た時に「水曜日はデートの日」と口走ったのかも知れない。そんな客の顔をよく覚えていてくれたものだと感心した。名都美術館に来た時は、絶対浮気することなくここに来よう。気持ちよく、名都美術館に入る。
堂本印象は日本画家の巨匠だが、戦後の昭和20年代は日本画の材料で、抽象画を制作していたと知り、ちょっと驚いた。でも私は、やっぱり日本画の方がいいと思った。日本画は繊細な筆使いだが、極めて装飾的な絵画である。
そんなことを考えながら、近くの杁ヶ池公園へ行ってみた(写真)。水場で子どもたちが楽しそうに水遊びをしている。池の周りを歩いたが、新緑がとても美しい。ここはみんなが気持ちよく過ごせる場所で、ウォーキングの人もいれば、木陰で語ろう男女もいる。
心配なことがあった。往きも帰りも名2環を使ったが、どうしたことか、以前なら運転しながらサイドミラーやバックミラーで後ろの車をチェック出来ていたのに、目の下のスピードメーターも見られない。緊張でハンドルを握る手は汗ばみ、身体は硬直してしまっている。
「もう、高速は怖くて運転できない」と零すと、「下道ならまだ出来るでしょう」とカミさんに言われる。たぶん、大丈夫だと思うけれど、どうしてこんなに急激に運転できなくなってしまったのだろう。
知り合いの女性が、「昨日の総会、あれでよかったんですか?」と声をかけてきた。「何か言っても、自分では何も出来ないのだから、何も言わない方が良いのかも」と言われ、「そうなんだよね」と頭を下げるしかなかった。