友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

そんな人生でありたいと思う

2008年11月10日 23時55分43秒 | Weblog
 中学2年の孫娘が「あのさ、なんかいいこと言ちゃたんだよね」と話しかけてきた。「えつ、何それ?」と聞くと、先日、学校訪問で専門学校へ行った時、何かの話から将来どうするかということになったらしい。孫娘が「私は結婚しない」と言うと、その学校の先生が「それは寂しいわね。一人でいるのはとてもつらいことなのよ」と言って慰めてくれたそうだ。そこで孫娘は「いいもん、おじいちゃんとおばあちゃんがいれば、別に寂しいとは思わない」と答えたと言う。

 なるほど、孫娘から見れば父親と母親のいざこざはつらいものがあったのだろう。確かに私たち夫婦はどちらか言えば孫娘の両親のような存在なのかもしれない。私としてはできる限り、父親ならばこうするのではないかという判断で話したり行動したりするようにしている。けれども、どこまで行っても父親や母親とは異なる存在である。「あのさ、パパちゃんもママちゃんも、パパやママよりも早く死ぬのだよ。やっぱり、パパやママと一緒にいることの方が現実的だよやだよ」と、言ってしまった。

 体操の冨田洋之選手が「年々衰えを感じていた。理想としてきた美しい体操を、自分の中で演技することが難しくなってきた」と引退を表明した。人にはそれぞれ、“旬”というものがある。これは大事なことだと私は思っている。活躍した姿を見ている人は「もう少し頑張れるのではないか」と期待するが、本人が一番自分の限界を感じていたのだと思う。

 冨田洋之選手は「美しい体操ができなくなってきた」と言い、引退を表明したが、「いい体操人生だった」と話した。私もそんな人生でありたいと思う。
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