民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol. 390 タラヨウ??葉書きの木・・葉書の木

2008-02-21 00:35:32 | Weblog
「奇妙な名は葉の性質に基づく。とがった先で葉に字を書けば、そこが黒く変わる。紙のない古い時代、インドで仏典を写したオウギヤシの葉、貝多羅(ばいたら)に因んで名づく。暖地性で静岡県以西に分布。静岡県大原町の宮本武蔵の姉の家には、武蔵も見たであろう大木が残る。雌雄異株で、果実は径8mmほど。」・・朝日新聞社「花おりおり/その二/142P」より、原文のまま。
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ネット検索で「植物図鑑」「樹木図鑑」と探したが不明。ついに人を頼って発見。ながく不明であっただけに久しぶりに知る「喜び」である。事のついでに言うとネット上の資料はマダ充分と言う程には書き込まれていない。辞典にある資料がどれ程の時間と手間を掛けた物か、改めて敬意をはらう気分になった。
・・冒頭の数行・・本を見ながら書き写す・・コレは大変な作業だ。自分で書く分には、思いつくまま漢字使いなど好きなように出来る。転写は句読点にまで気を遣うと流れるようには行かない。

拙者の長文・・大変でしょう・・と言う読者も有るが、気ままに書き下しているのでさほど大変とは思わない・・売り物でない気安さからだろう。随分以前のコメントで「句読点」の指摘も有ったが、近頃では句読点を減らす方に傾いていると言うか傾けている。

「葉書=はがき」が何で「ハガキ」なのか永い間の疑問であった。疑問であったがトコトン調べようと言うほど拙者、熱心でもない。漠然とした疑問が沢山あるのでブログにも事欠かないのだ。世間に出てから・・と言うと大層だが何となく呑み込めないものの一つであった。

テレビで・・「何でもテレビやな?」と言われそうだが、「皇居の森にカメラが入った」・・と言うのを見ていた。絶対の庇護を受けているだけに珍しい植物が大昔のままに残っている貴重な森である・・と言う事だった。そこに出てきた「タラヨウ」と言う樹、本の説明どおり「葉書」は「葉書き」から来た事が解った。
何はともあれ、葉書の事が写真まで見て納得できたことに大いに満足する。

そこにある広葉樹は又、燃えにくい性質を知って防火林の役目も果たしていた・・と言う事であった。「フムフムなるほど」・・昔の人は森羅万象ことごとく有意義に使いこなしていたのだなと又、大きくうなずく拙者であった。

モチノキ科・・と書いてある。モチノキは松に次ぐ庭木の代表格だ・・四国で銘木が産出されるようである。木の実の色で「黒モチ」「赤モチ」と二色あるが、赤の方が珍重されるようである。そう言えば似たような葉である。・・今度どこかの庭木の葉をチョイト失敬してみよう・・。読者のお庭にモチノキがあれば是非お試しを・・タラヨウと同じ結果になるかどうかは保証の限りではアリマセン・・念のため。

こうしてネタは幾つかキープしてある・・それらしい写真と結びつかないのも結構ある。逆に写真も沢山撮りためてあるが話が転びそうに無いのもあって中々日の目を見ない・・今日のように「ピッタンコ」と来た時は、拙者なりにはとても嬉しいのレス。


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3 コメント

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赤モチの木 (たび)
2008-02-22 00:44:12
印象深い赤モチの木を2本知っています。 一本は手入れの行き届いた見事な物で・・昔そのお宅のインターホンごしに「赤モチ」と教えていただいた思い出深いもの。 もう一本は垣根越しに茂り放題大きくなった赤モチ。どちらも好きです。
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それはそれは (KANO)
2008-02-22 22:02:19
不明な者にも感動を与える見事な樹であったのでせう・・良い経験をなされた。
立ち姿、樹皮/枝葉いずれも滑らかにして美しい樹ですね。敢えて「樹」と言うのは、いかにも豊かに太り豊かに伸びる様が「木」を越えていると思うからです。
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追記 (KANO)
2008-02-22 22:08:50
「そのお宅のインターホン越しに」とあるのは、キット、
思わず「何の木かしら?」と尋ねられた・・のかと想像します。その勇気は「英断」に似て、ほほえましくも頼もしくも感動にも値します。
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