民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol.1128 独活

2010-02-28 20:22:23 | 男の手料理
独活の大木・・ってか?・・仙人の事?。

「うど」がなんで「独活」なのかご存知の方は是非コメントをお寄せください。
ここのところ「レギュラーメンバ-」からのコメントが無いので・・・コメント催促しちゃったりしてぇ~~

独活は白アスパラガスと同じで太陽の光をさえぎってあの白さを保つ。
野生の独活は普通の山野草と同じで「草色」である。
関東地方では地下のトンネルで栽培していると言う事もあるようだが、いつも自慢の「三島独活」は大昔から「稲わらで作ったハウス」で栽培される。

今年早春に切り取った独活の「株」は大切に保存され、今冬に「株割り」して植えつける。
その畑に毎年割り竹と稲わらで大きなハウスを作る・・大変な大きさと大変な作業だ(拙庵の近くで最近まで造っておられた・・おじいちゃんが亡くなった・・もう作っていない)。

夏に刈り取っておいた畦草の乾燥させたものを水に浸してその上に置く・・これも冷たい重労働・・片手間で出来る仕事ではない。・・・後継者がないのも当然である。

独活の生え揃ったさまは大きなもやしだと思えば思える・・見事に真っ白な「林」。
丁寧に鎌で切り取り大きさを揃え出荷の運びとなる・・・ロスがなくとも「ええ仕事」には程遠い。・・・写真はその貴重な「一部」である。

真っ白な独活・・ちょっと離れた「丹波産」のものでも全く違う・・・産毛が赤く皮が硬い。この「三島独活」は日本中の割烹調理人の「垂涎の的」なのである。
そして「しし食い」と言われる「丸かぶり」も出来る・・・と彼らは言う。

5㎝ばかりの寸切りにしてから皮をむく・・・皮をむいてから切る人も有るが・・・あれで皮が取れるかどうか。・・・あくまで仙人流ではある
皮はキンピラに・・・一番先端の5~6センチは天ぷらに最適・・・タラの芽より美味い。まるで無駄がない。

この独活を毎年届けてくれる岡ちゃん・・・有難いという言葉では到底済まない。

最初の一本はすき焼きに化けた・・・新鮮なうちに天ぷらも良い。
究極の一品はうどマグ!

さて仙人のどんな料理でしょう・・お楽しみに。

読者のみなさんにはお裾分け出来なくてごめんなさい・・数えるほどしかないのでアリマス。
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Vol.1127 日民近畿中央大会

2010-02-28 19:39:08 | 民謡夜話
昨日の予告通り日民のコンクールがあった。
日民のブロックは沢山あって・・所属は「近畿中央」と言う事になる。

コンクールはいわゆる公平を期するために随分細かく年齢の仕分けがある。
数字で表してみると「民謡人口」の年齢構成が分かって面白い。

上から行くと・・・今日の場合・・・
「白寿の部」・・・11名
「寿年の部」・・・18名
「高年の部」・・・40名・・・ここは40名枠で制限だと思う
「中年の部」・・・30名・・・ここは30名枠で制限だと思う
「壮年の部」・・・12名
「成年の部」・・・・5名
「青年の部」・・・・4名
「少年少女」・・・・7組

年齢の数値は詳しく知らないが(総務委員長のくせに)・・
この表で見る限り50代の壮年・・40代の成年(なるねんと言うらしい)・・40歳未満?の青年の層にもっと人口が欲しいというのが分かる。

少年少女がうんと増えれば青年はいずれ確保される。
大切なのは少年少女の育成・・・民謡界の貴乃花親方・・の出現が待たれる

我が会の「うぐいす」・・・一人が高年の部で七位に入賞
もう一人は最も激戦区・・・中年の部で惜しくも選に漏れたが成績表が楽しみである。

評価点はオリンピック並みで・・.0~.9の間に五人が居ると言う接戦。
大会の入賞に一喜一憂するのは人情だが、指導者としては「日ごろの成長」を最も重視する。

コンクールは上達へのステップであるが、聞かせたい一心からの「口真似」みたいな唄にはならないことを望む・・・どこまでも自分の声で唄ってもらいたいものだ。

九官鳥はイカン!・・・
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