11月20日(火曜日)箕面市農業公社では、新稲地区で遊休農地(約2,500平方メートル)の再生に向けて、農機具メーカーの株式会社近畿クボタ(尼崎市浜1丁目1番1号)の協力による官民連携プロジェクトを始動しました。
箕面市農業公社では、耕作したくてもできない農地を所有者から預かり、学校給食に使う野菜の生産をしながら、まちなかの貴重な農地を守っています。しかし、長期にわたり耕作放棄になっている農地は、専用の大型機械なども必要となり、そこで近畿クボタと連携することにしました。
この遊休農地は、農業公社が、8月に借り受けて樹木の伐採・抜根を行い、11月20日から22日までの3日間、近畿クボタさんから、大型農業機械の提供とオペレーター指導といった支援を受け、残根の処分や耕耘(こううん)を完了しました。
(初日に持ち込まれた大型の農業機械。)
荒れた土地を深く掘り起し、土を砕き、トラクタなどによる後作業を容易にすることができます。
(3日目 トラクタで畝立てする様子。
近畿クボタさんから機械操作指導を受ける農業公社職員。
1日目と違い土もふわふわになっています。)
再生された遊休農地は、数十年にもわたって耕作ができず、樹木が生い茂っていました(下写真のとおり)。
近畿クボタでは、従前から地域の耕作放棄された農地を再生する社会貢献活動「クボタeプロジェクト耕作放棄地再生支援」を実施しており、箕面市との連携は、大阪府内では初めての事例となります。
(再生前の農地の様子)
(再生前の農地の様子)
この農地では、学校給食用に箕面産野菜を生産するともに、西小学校などの子ども達を対象にした農業体験など食農教育にも活用して、地域の大切な農地として活かしていきます。
近畿クボタソリューション推進部長の山内さんは、「近畿の元氣農業実現は近畿クボタの願いです。箕面市農業公社さんのように明確なビジョンを持って都市農地を守っていこうとされる活動を支援してまいりたいと思います。再生された農地で美味しい野菜がとれるのを楽しみにしています。」と話されていました。
(再生された状態)
<近畿クボタさんありがとうございました!農地の再生活動はまだまだ続くよ~!