撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

憧れの選手にボールを渡せるかも!?ふるさと納税の返礼品としてサントリーサンバーズが「練習拠点でのサポート体験日帰りプラン」を提供

2022年10月26日 | こんなことがありました!

男子バレーボールVリーグ及び第70回黒鷲旗全日本男女選抜大会で2冠を達成したサントリーサンバーズが、ふるさと納税の返礼品として、令和4年10月25日(火曜日)にサントリーサンバーズの練習をお手伝いできる「練習拠点でのサポート体験日帰りプラン」を提供しました。
第1回目となる10月提供分の「練習拠点でのサポート体験日帰りプラン」は先着5名で、8月1日(月曜日)正午から受付を開始し、開始22分で完売しました。また、11月及び12月提供分も完売しています。なお、令和5年1月提供分は、11月1日(火曜日)に受付を開始する予定です。

サントリーサンバーズは、昭和48年の結成当時からサントリー箕面トレーニングセンター体育館を本拠地としているバレーボールチームで、平成18年からは「箕面っ子をまもるサポート隊」として犯罪防止の啓発活動を行うなど、本市で幅広い活動を行っています。また、令和3年10月5日にスポーツを通じた地域社会の発展に関する包括連携協定を本市と締結しました。その協定に基づく取組みの一環として、本市とサントリーサンバーズのコラボ企画が実現し、新たにふるさと納税返礼品としてサポート体験プランが加わることとなりました。
サポート体験プランは2種類あり、今回提供された「練習拠点でのサポート体験日帰りプラン」のほか、「ホームゲーム試合前サポート体験1泊2日プラン」が用意されています。また、サポート体験の参加者には、選手との写真撮影やサイン入りオリジナルグッズがプレゼントされます。

今回、サントリーサンバーズから提供された「練習拠点でのサポート体験日帰りプラン」は、令和4年10月から令和5年3月までの期間で毎月1回開催し、1回の開催にあたり33,000円を寄附した先着5名を対象に実施します。サポート体験の参加者は、開催日当日の正午から午後5時までの5時間で、サントリーサンバーズの練習にサポート役として参加し、選手と同じ会場での昼食や練習サポート体験(ボール拾い・渡し、得点係)など、選手と交流できるプレミアムな体験ができる内容となっています。

サポート体験が実施された10月25日(火曜日)の昼食の時間には、参加者は、いつも選手たちが昼食をとっている食堂で選手の対面に座り、選手たちのオフの日の過ごし方について質問するなど、選手たちとの会話を楽しみながら昼食をとりました。
また、練習のサポート体験では、スパイク練習などの際に、スパイクしたボールを拾い選手に直接返球するなど、観客として応援するだけでは決して体験できない選手との距離の近い貴重な交流や練習の臨場感を楽しんでいました。

参加者による練習サポート体験の後、キャプテンの大宅選手は「コロナの影響によって、応援してくださるかたとの交流が制限されるなかで、今回実施したサポート体験は、応援してくださるかたとの貴重な交流の場となり、とても良い取組みでした。練習のお手伝いしてくださった気持ちを受け止め、これから先の試合に向けてさらに頑張ろうと思いました。」と話しました。


神戸市からサポート体験に参加した半沢さんは「普段ファンとして応援していても絶対に入れないような食堂などに入って、選手と一緒にお昼ご飯を食べることができ、夢のような時間を過ごすことができました。練習のサポート体験では、とても近くで練習の様子を見ることができ、迫力のある音やスピードを体感できて圧倒されました。」と話しました。
また、豊中市から参加した大野さんは「選手との距離がとにかく近くて、会話や写真も撮ることができたのでとても嬉しかったです。サンバーズの試合は迫力があって好きになり、去年から応援していました。今回のサポート体験はサンバーズのツイッターで知り、ぜひ参加したいと思い申し込みました。」と話しました。

<「練習拠点でのサポート体験日帰りプラン」概要>
【日程】令和4年10月~令和5年3月までの期間、毎月1回開催
【場所】サントリー箕面トレーニングセンター体育館(箕面市石丸2-11-1)
【定員】1回の開催あたり先着5名(合計30名)
【寄附金額】33,000円/名
【プラン内容】
・選手と同じ会場で昼食
・練習サポート体験(ボール拾い・渡し、得点係など)
・コートサイドで練習見学
・選手との写真撮影
・サイン入りポスターやオリジナルグッズのタオルのプレゼント

<「ホームゲーム試合前サポート体験1泊2日プラン」概要>
【日程】令和5年3月4日(土曜日)~3月5日(日曜日) ※試合日は4日(土曜日)
【場所】箕面市立第一総合運動場市民体育館(スカイアリーナ)(箕面市新稲2-14-45)
【試合内容】堺ブレイザーズ戦
【定員】先着10名
【寄附金額】133,000円/名
【プラン内容】
・試合前、チームスタッフの一員となれるサポート体験(観客席の案内係など)
・試合観戦チケット付き
・試合後、選手との写真撮影
・参加者の名前入り色紙やチームTシャツのプレゼント
・宿泊は大江戸温泉物語箕面観光ホテル(1泊2食バイキング付き)で、2日目はフリープランでゆっくりと箕面観光

<ふるさと納税について>
ふるさと納税についてはこちらからご覧ください。

<サントリーサンバーズのオフィシャルサイトについて>
サントリーサンバーズのオフィシャルサイトはこちらからご覧ください。

 

<モミジーヌも選手と一緒にお昼ご飯食べたいモミ~!

 

箕面市では、9月1日から11月30日まで、統一キャンペーン「子どものSOSサインに1つでも気づいたら迷わずにお電話を!」を行っています


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日本財団パラスポーツサポートセンター主催のパラアスリートから学ぶパラスポーツ体験型出前授業「あすチャレ!スクール」が実施されました

2022年10月21日 | こんなことがありました!

10月20日(木曜日)午後1時35分から、箕面市立彩都の丘学園で、パラアスリートとの交流を通じて共生社会について学ぶ体験型出前授業「あすチャレ!スクール」が、同校の4年生194人を対象に実施されました。

「あすチャレ!スクール」とは、日本財団パラスポーツサポートセンターが主催するプログラムで、子どもたちがパラアスリートとの交流を通じ、共生社会への気づきと学びの機会を提供できるよう、全国の小中高等学校等を対象に行うパラスポーツ体験型出前授業です。共生社会とは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会のことです。
今回、講師を担当したのは、車いすバスケットボールの長野県代表として昭和60年全国身体障害者スポーツ大会に出場し、1998年長野冬季パラリンピックにおいて「アイススレッジスピードレース」という競技で3つのメダルを獲得し、パラリンピック夏冬合わせて5回出場した“マルチアスリート”の加藤正(かとうただし)さんです。加藤さんは現在、地元の長野県内で行われているパラスポーツ関連の事業でも活躍されており、現役アスリートとしても活動されています。

授業は約90分間で、「デモンストレーション」「パラスポーツ体験」「講話」の三部構成で行われました。
「デモンストレーション」では、加藤さんが児童の目の前で、実際に競技用車いすに乗り、すばやいドリブルや見事なシュートを決めるなど、車いすバスケットの見事なテクニックを披露しました。児童たちは、パラアスリートのハイレベルなプレーを生で見て、「すごい!」と驚きの声を上げていました。

次の「パラスポーツ体験」では、代表の児童30名が、実際に競技用車いすに乗り、5対5の車いすバスケットボールのミニゲームを3試合に分けて行いました。児童たちは、慣れない車いすの操作に苦戦しながらも、周りの児童たちからの大きな声援や、加藤さんからのアドバイスを受けながら、一生懸命プレーしていました。


(教職員のかたたちも体験し、スピード感ある試合をくりひろげていました)

そして「講話」では、加藤さんがパラスポーツを通じて得た経験を交えながら、障害についてや、夢や目標を持つことの大切さについて話しました。講話の最後に、加藤さんは「チャンスがあれば、とにかくまずやってみることが大切です。やってみて失敗することがあるかもしれないけれど、失敗を恐れないでチャレンジしてほしい。ぜひ明日から、チャレンジしてください。」と児童たちに語りかけました。

車いすバスケットボールを体験した児童は「やってみる前は点をとれるか緊張したけれど、実際にやってみて点をとることができて嬉しかった。楽しかったです。」と話しました。また、加藤さんの講話を聞いた別の児童は「いろいろ体験することができて、楽しかった。障がいがある人がいたら、手伝えることがあれば、ぜひ手伝いたいです。」と話しました。

 

<5対5のミニゲームの時は、シュートが決まるとワァッ!と声援があがって、大盛り上がりだったモミ~

 

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職員褒賞を行いました!

2022年10月17日 | こんなことがありました!

9月13日(木曜日)、褒められた職員を褒める制度に則り、職員褒賞を行いました。
「褒められた職員を褒める制度」とは、文書やメールで市民のかたから褒められた職員を表彰し、市職員全体の意識向上を図ることを目的として作られた制度です。
今回表彰されたのは、以下の2組です。


税総合窓口で窓口業務を担当している職員。総務部税務室にて、総務部長より表彰をしました。

 

ゴミ収集業務を担当している職員。株式会社シュウロウライフにて、市民部長より表彰をしました。



みなさんとっても嬉しそうでした!

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文豪・芥川龍之介も愛した喫茶店の第一号店が箕面にあった!?日本にコーヒー文化を広めた老舗名店の資料を展示する企画展「カフェーパウリスタと箕面」を郷土資料館で開催しています

2022年10月14日 | こんなことがあります!

明治末期、箕面駅前に第一号店を開業し、日本にコーヒー文化を広めた老舗名店「カフェーパウリスタ」について、当時の様子が分かる資料や店舗となった洋館建築などを紹介する企画展「カフェーパウリスタと箕面」を、令和4年10月7日(金曜日)から12月14日(水曜日)まで箕面市立郷土資料館(箕面6-3-1)で開催しています。

本企画展は、明治・大正期から昭和期にかけて日本にコーヒーを普及・浸透させる重要な役割を担った喫茶店、「カフェーパウリスタ」の一号店「カフェーパウリスタ箕面喫店」について、箕面電車や動物園など明治期の箕面駅周辺開発の時代の賑わいとともに紹介します。
 展示は3つのコーナーに分かれており「1.箕面観光の近代化、はじまる」「2.箕面に「カフェーパウリスタ喫店」がやってきた!」「3.文化人に愛されたカフェーパウリスタ」と題し、市民のかたからの寄贈資料や他館からの借用資料、行政資料など約70点を展示します。

「1.箕面観光の近代化、はじまる」のコーナーでは、「大阪府立箕面公園」(現「明治の森箕面国定公園」)の誕生に続く明治43年(1910年)の「箕面有馬電気軌道」(現「阪急電鉄」)開通や「箕面動物園」開園に伴い、明治・大正期に見せた箕面の賑わいを絵図や絵はがき、動物園のジオラマなどの展示をとおして伝えます。

次に「2.箕面に「カフェーパウリスタ喫店」がやってきた!」では、当時本格的なブラジルコーヒーを提供する店として先駆的な存在であったカフェーパウリスタ箕面喫店について、店舗となった洋館が建てられる経過が分かる絵はがきや建築模型、コーヒーカップなどを展示し紹介します。また、箕面有馬電気軌道の所有であった洋館が、箕面喫店閉店後、住宅開発事業に伴い豊中市へ移築された後の解体保存建築部材を展示し、建築様式の紹介や、洋館が辿った歴史についても紹介します。
「カフェーパウリスタ箕面喫店」の建築模型は、関西大学の学生が制作したもので、コロニアル様式を基調とした建物が再現されており、コーヒーの香ばしい薫りが立ち込めていたであろう当時の姿を推し量ることができます。

最後の「3.文化人に愛されたカフェーパウリスタ」では、それまで庶民が気軽に飲める値段ではなかったコーヒーを一杯5銭という手頃な値段で提供したことから、作家や画家、思想家など多彩な文化人にも広く愛されるようになったカフェーパウリスタ喫店について、芥川龍之介の作品を通して紹介します。
作品に登場するカフェーパウリスタ銀座店に関する記述に、お金を入れると音楽を聴くことができる自動演奏ピアノ(グラノフォン)が置かれている店内の様子が描かれており、当時の文化人にとって身近な存在であったことが感じられます。

本企画展を担当した同資料館の職員は「現在も人々に愛される名店であるカフェーパウリスタの記念すべき第一号店が箕面にあったという、意外と知られていない事実と、コーヒーが日本社会で広く親しまれていく最初の契機のひとつとなったことを知っていただく機会となりましたら幸いです。」と話しました。

●企画展「カフェーパウリスタと箕面」(開催中)
【期間】~12月14日(水曜日)まで ※毎週木曜日休館
【時間】午前10時~午後5時
【場所】郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)
【問い合わせ】電話:072-723-2235 FAX:072-724-9694
【費用】無料

●郷土資料館企画展関連講座
【日時】11月23日(水曜日・祝日)午後2時~3時
【場所】箕面文化・交流センター(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館4階)会議室2
【内容】「珈琲とブラジル移民~カフェーパウリスタ箕面喫店」をテーマに、開業の背景にブラジル移民の姿があったことなどについて解説
【講師】中牧弘允さん(吹田市立博物館特別館長)
【定員】30人(申込順)
【費用】無料
【申込】11月7日(月曜日)~11日(火曜日)に郷土資料館あてに電話で
【問い合わせ】電話:072-723-2235 FAX:072-724-9694

 

<カフェーパウリスタ箕面喫店のコーヒーがどんな味だったか、飲んでみたいモミ~

 

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1粒なんと25グラム!大粒で風味豊かな秋の味覚「銀寄栗」が箕面市北部の止々呂美地区で収穫されており「栗ひろい」も楽しめます

2022年10月07日 | 箕面のここ!

箕面市北部の止々呂美地区では、例年9月下旬から10月中旬にかけて特産の栗「銀寄(ぎんよせ)」が収穫されています。農家のかたが営む農園では、豊かな自然の中で秋の涼しい風を感じながら「栗ひろい」を体験することができます。

止々呂美地区では、山の斜面を利用して栗の栽培が行われており、栽培されている栗の多くは「銀寄」という品種です。銀寄栗の特徴は、1個の重さが平均20~25グラムと大変大きくどっしりとした見栄えの大きな粒と、美しい光沢を放つ皮にあります。香り高くこくのある甘みがあることから、栗ご飯や栗を砂糖漬けにしたマロングラッセなどに用いられます。食物繊維やビタミン類も豊富で、高血圧予防に効果があるといわれるカリウムを多く含んでいます。


(昨年の選別作業のようす)

銀寄栗は、江戸時代に広島から栗を持ち帰り、歌垣村(現在の能勢町)近隣で立派な果実をつける樹に増殖させたことが栽培の始まりとされています。「銀寄」という名前の由来は、歌垣村で大干ばつが起こった際に、銀寄栗を丹波国亀山藩に出荷したところ、多くの銀札(当時の貨幣)を得ることができ、災害にあった農民が救われたことから、その名で呼ばれるようになったといわれています。

銀寄栗は、地元の特産品がならぶ止々呂美ふれあい朝市などで購入できるだけでなく、止々呂美地区の農家のかたが営む農園で「栗ひろい」を体験することもできます。「栗ひろい」の体験農園を営む中上さんは「今年の銀寄栗は、気温が高かった影響で、数は少ないですが、味が良く粒の大きい栗に育ちました。栗は、冷蔵庫のチルド室で保存もできますし、水に浸してあく抜き等の作業をすれば冷凍保存もできますので、色々な調理方法で食べてほしいです。栗ひろいのほかに、いも堀りやしいたけ狩りも体験できるので、この時期でしか味わえない秋の味覚狩りを存分に楽しんでいただきたいです。」と話しました。

 

<モミジーヌも栗ご飯食べたいモミ~!

 

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ニュージーランドが含まれている地域「ポリネシア」の伝統的なタトゥー

2022年10月06日 | 国際交流員から

キアオラ!(マオリ語で「こんにちは!」)
ニュージーランド(以下NZ)出身の国際交流員、トレースです。

南太平洋の方々の伝統的なタトゥー、見たことがありますか?あの強いラグビーチームの「オールブラックス」のラグビー選手たちや、ディズニー映画「モアナ」に出てくるキャラクターでよく見る、そう、それです!今回のブログでは、ポリネシアの伝統的なタトゥー(「tattoo」)です。

jeanfrancois beausejour from cannes, france, CC BY 2.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/2.0>, via Wikimedia Commons

伝統的なタトゥーが入っている「オールブラックス」
(NZ代表のラグビーチーム)の選手たち
(jeanfrancois beausejour from cannes, france, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

「ポリネシア」とは、南太平洋の様々な島国がある地域です。その地域にはNZや、ハワイ、サモアなどおよそ1000以上の島が含まれています。NZはその中では一番大きい島国で、他の島から移民が多いです。島によって、それぞれ異なった先住民の文化がありますが、似たような部分もあります。ポリネシアの先住民のことは、まとめて「ポリネシアン」、または「パシフィカ」と呼ばれます。NZ先住民のマオリ族の文化をポリネシア全体と比べてみると、言葉や神話などの共通点がたくさんあります。

Map of Polynesia, Oceania, Hobe / Holger Behr
ポリネシアの地図

共通点の一つに伝統的なタトゥーの文化があります。マオリ語では「Tā Moko(タ・モコ)」と呼ばれます。サモア語やトンガ語で「Tatau(タ・トウー)」と呼ばれ、それを聞いたイギリス人が「Tattoo(タトゥー)」と呼び始め、その言い方が世界に広がりました。

伝統的なタトゥーのデザインはひとつひとつ異なります。パターンや、身体に入れる位置まで、それぞれ深い意味があります。例えば、身体の上半身が「天国」を表し、下半身が「地」、背中が「過去」、胸や腹が「将来」などです。その理由の一つは昔のポリネシアでは文字で書くより絵や口伝えで歴史を語った社会だったからです。何より、聖なるものとして世代を超えて受け継がれてきました。

伝統的な入れ方で使われる道具は骨で作られて、激しく痛みますが、その痛みを耐えることも成長の試練として見られます。現在はタトゥーガンが一般的ですが、今でも伝統的な方法で入れることもあります。

NZ Government Tourist Department (Wellington) :Portrait of unidentified Maori man

Tohunga tattooing a Maori woman
左:1880年代、マオリ人の男性の伝統的なタトゥー

右:1910年代、伝統的な道具でマオリ人の女性の顎にタトゥーを入れている
(左:New Zealand. Tourism Department. NZ Government Tourist Department (Wellington) :Portrait of unidentified Maori man. Ref: PA2-1204. Alexander Turnbull Library, Wellington, New Zealand. /records/23018565 , 右:Tohunga tattooing a Maori woman. Evening post (Newspaper. 1865-2002) :Photographic negatives and prints of the Evening Post newspaper. Ref: 1/4-021668-F. Alexander Turnbull Library, Wellington, New Zealand. /records/22741414 )

イギリスから人が来る前までは、ポリネシア社会ではタトゥーを入れていない人の方が少なく、2千年以上の歴史があるそうです。しかし現在の社会では、タトゥーには「危ない」とか「怖い」イメージをもたれることが多くあって、NZにもあります。

多くのポリネシア人の願いとは、伝統的なタトゥーを一般的なタトゥーと一緒にせずに、大事な文化の一つとして認めて欲しいということです。私もそう思います。その願いを込めて、伝統的なタトゥーが先住民の文化とともに復活するシンボルになっていて、受け入れが増えているように見えます。特にマオリ族の「Moko Kauae(モコ・カウアエ)」(女性の顎にある伝統的なタトゥー)は特徴的で、最近では有名な政治家やニュースキャスターがそれを入れてきました。

Profile photo of Hon Nanaia Mahuta - Labour candidate for Hauraki-Waikato in the 2020 New Zealand Election
顎に伝統的なタトゥーが入っているNZでの初めての
政治家「Nanaia Mahuta(ナナイア・マフータ)氏」
(New Zealand Labour Party., CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)

一つ注意してほしい点がありますが、それはポリネシアの伝統的なタトゥーを真似しないでほしいです。上記のように、非常に大切な文化で、ポリネシア人以外の人が真似するのは、悪いことだと見られています。説明するとかなり難しいですが、ポリネシア人にとって、伝統的なタトゥーとは今まで経験された差別を乗り越え、祖先の霊を偲ぶものだからです。真似するより、ポリネシア人と相談したり応援したり、文化を学んでくれたらとても嬉しいです!

最後に、サモア人の友達の伝統的なタトゥーの意味について聞きましたので、読んでください。

「タトゥー全体で様々なことを表しています。自分の文化を守り続けることや、サモアの家庭で育って学んだ原則に従って生きることなどです。
大きな輪(A)が兄弟や家族、手首に近い輪(B)が母を示します。家族としていろんな目に遭い、特に母が家族のために払った犠牲が多くありました。腕を見ることで、私のルーツや、ここまで支えてくれた人々をいつでも思い出せます。」




それを聞いて、このブログで私が伝えたかった思いをまとめくれたように感じました。これからポリネシアの文化をもっと学びながら、皆さんに広げられるように頑張っていきます!ちなみに、先ほどのオールブラックス(NZ代表のラグビーチーム)対日本代表のチームの試合が今月29日、東京でありますので、興味があれば見に行ってください!多くのオールブラックスのメンバーが伝統的なタトゥーを入れている姿が見られます。試合を楽しむのはもちろんのこと、伝統的なタトゥーの歴史や意味を少しでも感じてくれたら嬉しいです!

他のブログに興味があれば、右上の「国際交流員から」のボタンを押すと、国際交流員の2人の毎月のブログが見られます。読んでくれたら嬉しいです!前NZから来たベラさんもマオリの神話について書いていましたので、是非読んでみてください!

それでは、カ・キテ!(マオリ語で「またね!」)


< なるほど、タトゥーは元々ポリネシアの言葉だモミ~!


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3年ぶりに第37回箕面まつりが開催されました!

2022年10月03日 | こんなことがありました!

10月1日(土曜日)、2日(日曜日)に箕面まつりが開催され、3年ぶりの開催を楽しみにされていた9万人近くのかたが参加し、会場の芦原公園周辺は大いに賑わいました。

芦原公園内特設ステージでは、ダンスや音楽演奏、チアリーディングなど、出演者の皆さんが日々練習を重ねてこられた成果を披露したり、○×クイズ大会や盆踊りなどで来場者と出演者が一つになって楽しんだりと、団結力や一体感を感じられるステージが催されました。

メイプルホール・中央生涯学習センターでは屋内イベントとして、お化け屋敷や、箕面まつりポスター原画受賞作品展などが行われ、大人から子どもまで幅広い世代のかたにご来場いただきました。

2日(日曜日)は箕面市役所から箕面駅前ロータリーに向かって箕面まつりのメインイベントであるパレードが開催されました。

今年のパレードテーマは「もみじ」。清々しい新緑や華やかな紅葉など、美しい「もみじ」を参加団体が趣向を凝らして表現しました。

夜にはパレードテーマ「もみじ」をどれだけPRできているかなどで審査され選ばれた上位4団体の表彰式も行われました。

最優秀賞は「箕面市立第一中学校吹奏楽部」のみなさん!
おめでとうございます!

最後に、箕面まつりを支えるボランティアスタッフのみなさん!

箕面まつりは、参加されるかた全員の力でつくりあげられています。
箕面まつりに関わってくださった全てのみなさま、本当にありがとうございました!

テーマ「再点火!燃えろ箕面まつり」にふさわしく、3年ぶりの箕面まつりは出演者・参加者・スタッフなど様々なかたの力が一体となって大いに盛り上がりました。

次回、第38回箕面まつりは来年10月初旬の開催を予定しています。来年度も是非、箕面まつりへお越しください!

<来年も箕面まつりに遊びに来てほしいモミ~!

 

箕面市では、9月1日から11月30日まで、統一キャンペーン「子どものSOSサインに1つでも気づいたら迷わずにお電話を!」を行っています

 


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