撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

イースターなんダー?ニュージーランドのイースター特集!

2024年04月19日 | 国際交流員から

イースターサンデーのブランチ(写真提供:Brady Dyer より)



Kia ora! (マオリ語の挨拶)
国籍:ニュージーランド(NZ、アオテアロア)
氏名:トレース
職業:箕面市国際交流員
趣味:イラスト、アニメ、ビンテージ服


Hi! Did you do anything for Easter weekend?
(英語:こんにちは!イースターの週末、何かしましたか?)
ニュージーランド(以下NZ)出身の国際交流員トレースです。

皆さん、「イースター」のこと、知っていますか?
日本では、クリスマスやバレンタインの展示品とかはよく見ますが、イースターは少ししか見たことがないです。
イースターは一般的には、春分の祝いです。(NZは南半球の国なので、NZでは秋分の祝いになります。)クリスマスと同じように、イースターはキリスト教の祝日ですが、祝い方が国によって(または、家庭によって)違います。NZでは、基本的に子ども向けで、パーティのような祝いになっています。

NZではイースターを象徴するのは、春らしい子ウサギとヒヨコです。イースターのデザインにもよくパステルカラーを使っています。私が特に好きな色合いですので、イースターの置物を年中飾る用に欲しくなります!これらの象徴は、オーストラリア・イギリス・アメリカと大体一緒だと思います。

レシピ本でイースターをテーマにしたケーキ

イースターをテーマにした子ども向けのアクティビティもたくさんあります。例えば、卵の形の入れ物にお菓子を入れて、庭や公園で子どもたちが探す「エッグハント」や、卵やうさぎをモチーフにしたクラフトアクティビティをすることがあります。興味があればやってみてください!

NZでは、イースター期間の金曜日と月曜日が祝日になっていて、「Good Friday(グッドフライデー)」と「Easter Monday(イースターマンデー)」、全部含めて「Easter Weekend(イースターウイークエンド)」と呼ばれます。クリスマスと年末年始に次いで、3番目に長い休暇期間です!

2024年のイースターウイークエンドです。
日付は毎年違っていて、満月の後に祝うそうです。

そして、その休暇期間中は、全国のスーパーマーケットが閉まっていることもあります。スーパーが閉まるまで、私の家庭は必死に4日分の食料品や生活必需品を買いだめします。

その中で特に買うのは、期間限定のチョコのイースターエッグです!

上:スーパーで限定のイースターエッグ棚
下:マシュマロエッグ、ウサギの形をしたチョコ

その限定品は沢山種類があり、スーパーで売られています。NZの場合は、バレンタインよりイースターの方がチョコを食べる機会が多いかもしれません。
そして、注意点ですが、NZに移民した友達が初めてイースターエッグを食べたとき、まるごとチョコレートだと思っていましたが、噛んでいくと中身が空洞だと気づき、がっかりしました。ほとんどが空っぽです!
他にも、マシュマロが入っているエッグ、中におもちゃが入っているエッグ、ミニエッグ、そしてウサギの形にしたチョコも、色んな種類があります。

もう一つのイースター限定品は、ホットクロスバンズです。

上:NZで友達の手作りホットクロスバンズ
下:日本でレーズン入りパンが買えますので、それが代用品として済んでいます!

ホットクロスバンズについては以前のブログで書きましたが、小さな丸いレーズンパンです。オーブンで少し焼いて、バターと食べると、くせになります。元々イギリスから来たものですが、NZでは季節が逆で、イースターは秋分の時期になりますから、秋にぴったりなあたたかいお菓子です。
私はホットクロスバンズを食べる前までは、レーズンがあまり好きではありませんでしたが、このバンズを食べるようになってからは、レーズンが好きになりました。もしレーズンがあまり好きではない人であれば、ぜひ食べてみてください。

NZでは、イースターのお菓子をいっぱいそろえて、イースターサンデー(日曜日)にブランチ(食事)をしたり、晴れたらピックニックに出かけます!また、せっかくの祝日ですので、家族と旅行に行くことも多いです。こちらは、友達から送ってもらった写真です。彼女が今年のイースターに家族とWairarapa(ワイララパ)地方に行って、山登りをしました!

Wairarapa(ワイララパ)地方

今回はNZのイースターについて書きましたが、もう一人の国際交流員のオーランドさん(メキシコ出身)にメキシコのイースターについて聞きました。メキシコでもイースターを祝いますが、祝い方が全く違ってびっくりしました!
メキシコでは、「Semana Santa(セマナ サンタ)」(意味:聖週)と呼ばれていて、イースターの期間をより長く祝い、キリストの復活を再現するパレードを行うそうです。文化によって違う祝い方を比べるのは面白いです。私は今年箕面で花見をして、NZと違う、春らしいイースターを祝いました!

他のブログに興味があれば、「国際交流員から」のボタンからご覧ください!
箕面市はNZとメキシコと姉妹都市関係があり、国際交流員の私とオーランドさんがそれぞれの国の文化を紹介しています。

それでは、カ・キテ!(マオリ語で「またね!」)!




< イースターエッグ食べたいモミ~

 

 

箕面市では、4月1日から5月31日まで、統一キャンペーン「箕面スケートボードパークへ行こう!」を行っています


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国際交流員によるセミナーへの参加を振り返る

2024年03月18日 | 国際交流員から

Pronto será primavera(「プロント セラー プリマベラ」日本語:もうすぐ春が来るよ)!

この3月上旬、いろいろな場所で雛壇を見ることができましたが、どれもとても印象的で興味深いものでした。これらを見たとき、芸術的な意味だけでなく、歴史的にも何を表しているのか想像してみました。簡単に言えば、ひな祭りは日本のアイデンティティの一部であり、雛壇を見るたびに春が近い、もうすぐ桜が咲くことを表しているのだと思いました。にもかかわらず、冬の気候はまだ少し寒く、風邪を引いたり悪化したりしやすいので、症状がある場合は必ずクリニックに行き、その症状などを簡単な言葉で説明できるようにしておきたいですね。というわけで、このブログでは、2月に参加した2つのセミナーのテーマであった「アイデンティティ」と「やさしい日本語」ということについてお話ししたいと思います。

¡Hola! (スペイン語の挨拶)
国籍:メキシコ(México)
氏名:オーランド(Orlando Zamora)
職業:国際交流員
趣味:水泳、習字、登山、ファッション


2月16日、市職員を対象に「人権セミナー・メキシコとニュージーランドの人にとってのアイデンティティ」を開催しました。今回のテーマを決めるとき、ニュージーランド出身の同僚トレースさんも私も、「アイデンティティ」という言葉が何を意味するのか、そしてその言葉がもたらすさまざまなニュアンスを理解しようとしていました。

国際交流員としての私たちの仕事のひとつは、姉妹都市提携などを通じて日本と母国との国際的なつながりを作ることです。国際交流は事務的な仕事も多いですが、自分たちのアイデンティティを考えることは、思ったほど単純じゃないことが多いと思います。

大変だったのは、どのトピックが本当に重要で、どのトピックを省くかを見極めることでした。いつの間にか、トピックのリストは膨大な量に膨れ上がり、唯一実行可能な選択肢は、アイデンティティを語るのに最もふさわしいと思われる3つのグループ(民族、言語、特徴)にすべての情報をコンパクトにまとめることでした。

セミナーではまず、参加者にメキシコとニュージーランドについてそれぞれ2つの言葉を書いてもらいました。このちょっとしたアクティビティをして、メキシコについてのイメージを考えてもらいました。私が思っていたよりも、参加者の方がメキシコについて知っていたのを発見することができ、非常に興味深いものでした。アイデンティティを振り返ることは、しばしば双方向の活動だと考えます。なぜなら自分自身のアイデンティティについて考える一方で、他人のアイデンティティについても考えるからです。

文化間には大きな違いがあるにもかかわらず、(例えば音楽、食べ物、お祭りの楽しみ方など)普遍的な共通点があり、アイデンティティは必ずしも障壁である必要はなくて、それどころか、適応もできるし、新しい経験によって豊かになることもあります。これにはコミュニケーションが非常に重要な役割を果たします。

コミュニケーションといえば、時々、外国人として私が日常生活で難しさに出会います。これまで、私はクリニックに行かなければならないほど深刻な風邪を引いたことはなかったのですが、今回の風邪の症状は深刻そうだったし、上司の助言もあって、クリニックに行くことになりました。その時、「やさしい日本語 」がいかに大切かを身をもって体験することができました。

2月15日、箕面市立病院で『「やさしい日本語」を使っていますか?~だれもが分かりやすいコミュニケーションのために~』というセミナーが行われました。このセミナーでは、いわゆる「やさしい日本語」の使い方についてパネリストとして参加しました。前にも述べたように、自分の感じていることや考えていることを伝えようとするとき、特に専門的な言葉や非常に特殊な言葉を使うとき、あるいは単に単語が足りないために、コミュニケーションが困難になることがあります。これは問題になるかもしれないのは、外国人だけでなく、子供や高齢者にとっても同様です。

ご存知のように、箕面市は外国人が多く住む街なので、医療従事者が「やさしい日本語」を使う取り組みが大いに役立っています。パネリストとして、中国出身の麻さん、トレースさんとともに、私たちは「やさしい日本語」を使った経験を共有することができました。また、参加者からの質問にも耳を傾け、どうすればこの「やさしい日本語」をより良く使えるようになるのか、いくつかのスキルを勉強になりました。外国人に対する医療従事者や職員の取り組みは極めて貴重だと思います。

この2つのセミナーに参加したことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。その理由は国際交流に関心のある人にメキシコの文化を伝えることができたこと、そして、在日外国人を支援するための努力に対して感謝することができました。

<セミナー、参加したいモミー!


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ニュージーランドとの姉妹都市活動!

2024年02月29日 | 国際交流員から
 

Kia ora! (マオリ語の挨拶)
国籍:ニュージーランド(NZ、アオテアロア)
氏名:トレース
職業:箕面市国際交流員
趣味:イラスト、アニメ、ビンテージ服

皆さん、winter is almost over!(英語:冬はあと少し!)ニュージーランド(以下NZ)出身の国際交流員トレースです。

NZの「ハット市」はご存じですか?箕面市が二つの都市と姉妹都市関係を結んでおり、その一つがハット市(Hutt City)です!さらに、来年(2025年)7月には箕面市とハット市の国際協力都市提携から30周年を迎えます。

コロナ禍によって、ハット市からの来訪者がしばらくなかったのですが、2月、やっとハット市の訪問団が箕面市を訪れてくれました!
その代表の一人は、ハット市議会議員兼ハット箕面ハウス友好トラスト理事長であるブレイディー・ダイアー氏でした。

2月19日 ブレイディー議員(写真右から6人目)の表敬訪問

ブレイディー氏は昨年11月にハット市で開催された「ハットジャパンデイ」(2年に1回にハット市で行われる日本文化を祝うイベント)の運営にご尽力いただき、姉妹都市交流に積極的に活動しています。
今回ブレイディー氏は、箕面市についてより知るため、そしてこれから姉妹都市交流を再開するアイデアをまとめるため来日しました。

2023年11月19日 ハットジャパンデイ

ブレイディー氏の訪問と同時に、ハット市の地域団体6名も箕面市に訪れました。彼らはマオリ族の「Marae(マラエ)」と呼ばれる伝統的な集会場(以下:集会場)で様々な活動をしています。

「集会場」について、ここで少し説明しますね。NZの先住民族であるマオリ族の中では様々な「Iwi(イウイ)」と呼ばれる部族があります。各部族の集会場があり、日本でお寺や神社と少し似ていますが、伝統や歴史が感じられる、地域の皆さんが集まる場所です。

今回訪問した皆さんがマオリ族の「Te Atiawa(テ・アティアワ)」という部族のルーツを持っています。その部族は全国に多くの集会場がありますが、彼らはハット市にある「Waiwhetu Marae(ワイフェツ(地名)マラエ(集会場)」で様々な文化活動やコミュニティー活動をしています。
(ところで、個人的な話ですが、私も彼らと同じ部族の祖先を持っていますので、今回箕面市で会えて本当に嬉しかったです!)

ワイフェツマラエの内部

集会場の活動の一環として、彼らはラグビー等のスポーツ交流をするために来日しました。10日間東京に滞在していましたが、日帰りで箕面市に来ることができました。わざわざ遠いところから箕面市に行きたかったきっかけは、姉妹都市の関係でした。

その6人のうち、代表はマラマ・プケタプ氏という方でした。マラマ氏のお父様はテリー・プケタプ氏という方で、ハット市初のマオリ出身の副市長を務められました。その中で箕面市へも深い愛着があり、娘のマラマ氏に何回も「是非、箕面市に行ってください」と言っていたそうです。去年お父様のテリー氏は亡くなられ、今回マラマ氏がお父様の思いを持って、箕面市に来ました。

2015年箕面市民がハット市に訪問し、集会場にてマラマ氏のお父様、テリー・プケタプ氏に歓迎されました。

20日、箕面市に到着し、メイプルホールのロビーにある「ポウフェヌア」(ハット市から届けられた友好のシンボル)の前でハット市の皆さん(マラマ氏を含め集会場の6人とブレイディー議員)の歓迎会を行いました。お互いマオリ語で歌を歌ったり、プレゼント交換をしました。マオリ文化では「Manaakitanga(マナーキタンガ)」という歓迎の習慣は特に大事ですが、日本の「おもてなし」とかなり近いですので、このように歓迎ができて本当に良かったです。

集会場の皆様からもらったマオリの伝統工芸(マラマ氏のお姉様が手作りで織った「Kete(ケテ)」(鞄)、ワイフェツマラエの歴史についての本、木彫の工芸品)

その後、ハット市の皆さんと滝道を歩きました。天気予報より天気が少し晴れてきて良かったです!瀧安寺と弁財天も訪ねて、マオリの集会場との共通点について話し合いました。箕面市ハット市友好クラブの会員も参加してくれて、ハット市の皆さんはとても喜んでいました。

皆様、ありがとうございました!

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それでは、カ・キテ!(マオリ語で「またね!」)!



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  マオリ語の歌、ひびきがいいモミ~


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三博士とタマレス

2024年01月19日 | 国際交流員から

遅ればせながら、¡Feliz Año Nuevo!
(「フェリス アニョ ヌエヴォ」日本語:あけましておめでとうございます)。

今年は日本での初めての「年末年始」でした。ということで、大晦日の鐘の音を聞いたり、初詣に行ったり、鏡餅を飾ったり、「龍」の漢字を書き初めで書いたりと、日本の伝統的なことをしてみました。日本のお正月の伝統を身近に感じることができ、貴重な経験となったと思います。日本の「人日(七草の節句・1月7日)」の前日、メキシコでは「三博士の日」を祝います。このブログでお話ししたいのは、正にこのお祝いについてです。


東方の三博士:メルキオール、カスパール、 バルタザール
(出典:Gettyimages

 

¡Hola! (スペイン語の挨拶)
国籍:メキシコ(México)
氏名:オーランド
職業:国際交流員
趣味:水泳、読書、山登り、ファッション

 

メキシコでは、クリスマスツリーは 1 月 7 日まで飾られたままで、なぜなら子供たちは 12 月 24日の夜(12 月 25 日の朝)と 1 月 5 日の夜(1 月 6 日の朝)の 2 回に分けてプレゼントを受け取るからです。「東方の三博士の日」の起源はキリスト教にありますが、現在では非宗教的な意味合いも持っているため、宗教的でなくても祝うことができます。この祝いはスペインから伝わり、現在では他のヒスパニック諸国でも祝われていますが、メキシコではいくつかの独特な特徴があります。


今ではメキシコを代表する祝いとされ、ほとんどの家庭で祝います。もともと宗教的な伝統では、三博士とは、赤ん坊のイエスに贈り物を届けるために東の地方からやってきた三人の賢者のことです。その理由から、この日は子供たちにプレゼントを贈ることと関連付けられるようになりました。


すべてのヒスパニック諸国で同じように祝われるわけではなく、メキシコでは祝日ではありませんが、家庭や会社、事務所でこの祝いを行うのが一般的です。場所によっては、役者や近所の人々が三博士を演じる行列があります。これらのキャラクターは近所を歩き、近づいてくる子供たちに挨拶をします。この祝いの最も代表的なものは、いわゆる Rosca de Reyes(「ロスカ デ レジェス」日本語:三博士のケーキ)と呼ばれる楕円形のドーナツ状のパン・ケーキで、この日のために特別に用意されます。砂糖漬けした果物で飾られ、以前は「アシトロン」と呼ばれるメキシコ固有のビスナガというサボテンの一種から作られる伝統お菓子で飾られていました。


Rosca de Reyes con chocolate caliente /
三博士のケーキ(ロスカ)とホットチョコレート
(出典:aprende.com


いわゆる「ロスカ」には、さまざまなサイズ、品質、価格がありますが、特別なのは味でも材料でもなく、特に 2 つのことです。 それは、ロスカを他の人(少なくとももう一人)と分け合わなければならないことと、さらに、すべてのロスカの中に陶器かプラスチックでできた小さな人形が隠されていることです。大きさにもよりますが、人形は少なくとも 1 体入っていなければいけません。一般的に、人形の長さは 4 センチです。

ロスカの中の人形
(出典:cocinafacil.com

 

ロスカは通常、夜に家族や友人とホットチョコレートと一緒に食べます。会社では、同僚と一緒にロスカを食べることもよくあります。ロスカの中に隠れている人形を見ることはできないので、ロスカを切り分けて配る時や自分の一切れケーキを食べている時に人形を見つけることができ、とても微笑ましい瞬間となります。人形を見つけることは、心地よい雰囲気になる一方で、大きな責任も伴います。


人形を見つけた人は、2 月 2 日の Día de la Candelaria(「ディア デ ラ カンデラリア」日本語:キャンドルの日)に行われるお祝いの集まりを企画し、招待客に配るタマレス(伝統的な食品)を買わなければなりません。しかし現在では、タマレスを買って配ることは、厳密に守らなければならない義務ではないし、冗談と受け取られることもあります。


Tamales / 「タマレス」スペイン語:トウモロコシをすりつぶし、
ラードなどと合わせて、トウモロコシの包葉に包んで蒸した食品
(出典:staticcookist.akamaized.net

 

家庭では、1 月 5 日の昼間、子供はその夜にやってくる「三博士」のためにお菓子を置いていきます。その日の夜、「三博士」(両親)は、子供が寝静まった後、まだ置いてあるクリスマスツリーの下に子供へのプレゼントを置きます。翌日、子供が「三博士」に残したお菓子は消え、代わりにプレゼント(おもちゃ、ビデオゲームなど)が置かれます。


このような祝いは子供が中心ですが、大人でも恋人や家族に旅行券やデジタル家電など日常生活に必要なものを贈る人もいます。私が子供の頃、他の子供たちと同じように、三博士の存在を本気で信じていましたから、彼らに手紙を書きました。10 歳になったとき、プレイステーションを持ってきてほしいと書いたことを覚えています。翌日、両親は私を店に連れて行き、「これが欲しいゲーム機か」と尋ねました。 私が困惑した顔で両親を見ていると、両親は「その通り、三博士などというものは存在しない」と答えました。その瞬間、私はずっと騙されていたような不思議な感覚に陥りましたが、プレイステーションを手にしたことでその感覚は
すぐに消えてしました。


話を戻しますと三博士の日が年末年始のお祝いに関連する最後の日となります。翌日(1 月 7 日)には、クリスマスツリーや年末年始に関しての飾りはすべて撤去され、大掃除が行われ、通常通りの生活に戻ります。

ロスカ、食べたいモミ~


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ニュージーランドのコインにある図柄とは?

2023年12月26日 | 国際交流員から

Kia ora! (マオリ語の挨拶)
国籍:ニュージーランド(NZ、アオテアロア)
氏名:トレース
職業:箕面市国際交流員
趣味:イラスト、アニメ、ビンテージ服

 

皆さん、are you keeping warm?(英語:暖かくしていますか?)
ニュージーランド(以下NZ)出身の国際交流員トレースです。
先日、硬貨収集家をしている知り合いがNZの古銭を見せてくれました。久しぶりにNZのコインを触れてみて懐かしかったです。各国のお金には、その国独自の大切なシンボルがデザインされていますので、コインをパッと見るだけでその国の文化や歴史を少し味わえます。
というわけで、今日のブログのテーマはNZのコインにある図柄です!

まず、NZのコインを見るとまず気が付くのは裏面にある女性の顔です。
NZはイギリス連邦の一部ですから、イギリス女王のエリザベス2世の顔です。特に興味深いのはコインが作られた年によって、女王の年齢で顔が違います。


では、各コインの表面のデザインを見てみましょう!

2ドル
2ドルの特徴は、Kotuku・White Heron(マオリ語:コテェウク・英語:ホワイト ヘロン)(白鷺)のデザインです。白鷺は日本とNZを含めて色んな国に在来種となっていますが、NZではとても珍しいのでマオリ文化で白鷺が「一期一会の美」と言われています。


1ドル
1ドルの図柄はNZの最も古典的なシンボルである、Kiwi(マオリ語・英語:キウイ)の鳥です!キウイの周りにも、国立植物であるPonga・Silver Fern(マオリ語:ポンガ・英語:シルバー ファーン)(NZに自生するシダ)が描かれています。そのシダは表面が緑色で、裏面が真っ白ですから、英語で「Silver(銀色) Fern(シダ)」と名付けています。

 

50セント
このコインには、イギリス帝国の海軍士官であったジェームズ・クック氏のエンデバーと言う船と、後ろに富士山とそっくりな山が描かれています。実はこの山がNZの北島にあるタラナキ山で、世界で最も左右対称な火山の一つらしいです。富士山とあまりに形が似ているので、「ラスト・サムライ」の映画では富士山としてタラナキ山が使われたそうです!

 

20・10セント
この2つのコインにはマオリ文化の伝統的なデザインがあります。


20セントには、Pukaki(プーカキ)と言う18世紀マオリ戦士を元にした木像が描かれています。その木像は1836年に作られ、様々な展示会で使用されてから、現在故郷であるNZのロトルア地方で大切に保護されています。

10セントには、Koruru(コルル)という面の彫刻が描かれています。顔にかぶる面ではなく、ほとんどのコルルはマオリの集会場の正面に飾られていて、各部族の重要な祖先の顔を示しているものです。

 

(上記の写真提供:(C) Reserve Bank of New Zealand

プーカキの木像(高さは5メートル以上)
(提供:(C) NPL - DeA Picture Library / G. Sioen / Bridgeman Images

コインの紹介はここまでですが、少しでもNZ文化の勉強になりましたか?

日本でかなり現金主義が強いのはびっくりし、初めて日本に来たとき、1円玉が日に日に余っていって使い道が見つからなかったです。でも、穴が空いている5・50円玉がかっこいいと思ってほしくなりました。
NZでお金を払うとき、現金よりカードをタッチで払うのが一般的になっています。そうなると、細かい現金が少なくなって、バスで20ドル札で払おうとすると運転手さんから断られた経験があります(おつりがないため)。そうならないように、日本にあるコインの出し入れができるATMをNZに輸入してほしいです!

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それでは、Meri Kirihimete(マオリ語でメリークリスマス)!

クリスマス・トレース
(今月2日の箕面市農業祭で撮った写真)



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  コインを集めたいモミ~


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異なる味覚、同じ感覚

2023年12月08日 | 国際交流員から

   ¡Hola! (スペイン語の挨拶)
   国籍:メキシコ(México)
   氏名:オーランド
   職業:国際交流員
   趣味:水泳、読書、山登り、ファッション


箕面市とクエルナバカ市との国際友好都市提携の20周年を迎えた今年、クエルナバカ市から4人の研修生が約1ヶ月間、箕面市で過ごしました。その間、研修生は日本文化について多くのことを学び、またメキシコについて様々なことを箕面の人々と共有しました。研修生の交流は、将来的に二国間関係において有益となる国際的な結びつきを作るのに役立つため、とても大切な活動であると思います。

今年10月に箕面市にを訪れた研修生たちは、忘れられない経験をし、今後の人生にきっと不可欠なものになります。経験したことの中には、文化の違いから、しばしば未知の体験であったものもありましたが、それも研修の重要な経験であると思います。文化的ギャップを埋め、文化の懸け橋となるためには、他国の文化をあらゆる側面から理解することが重要であり、その結果、自分の持っている最高のものを他者と共有ことができるようになると私は思っています。

今年のメキシコのクエルナバカ市の研修生

10月14日、メキシコのクエルナバカ市長も出席した「箕面市・クエルナバカ市国際友好都市提携20周年記念イベント Fiesta Mexicana 箕面」を開催し、両市、そして両国の絆の強化に貢献することができました。メキシコにおいても、友好の絆を通じて異なる国や文化との結びつきを強める必要性を示したこのイベントは、非常に意義深いものでありました。友達を作るのは簡単・・・でしょう?

20周年記念式典では司会を務めました

突然の出会いにより友情が芽生えることってありますよね。それが2つのまちが友好都市として友情で結ばれたならばどうでしょう。違う国同士、違う文化同士、お互いの市民にとって新しい発見がたくさんあって、きっと素敵な出会いが待っていると思いませんか。箕面市とメキシコのクエルナバカ市は2003年に国際友好都市提携を結び、それ以来、さまざまな交流を通じて友情を深めてきています。

私が初めて箕面市に来たのは令和5年8月。そのとき、友人の家に行ったときのような親しみを感じた一方で、自分の家とは違うという新鮮な感覚を味わいました。友人の家に行くと、普段とは違う飲み物や食べ物に出会うことがありますよね。そのような新しい出会いは、私のこれまでの体験と結びついて新たな気づきや感覚が生まれ、自分の体験が深めていくのだと思います。訪れた場所の印象など、自分の経験を共有することは、より有意義な関係を築くために重要です。

クエルナバカ市にあるコルテス宮殿/ Palacio de Cortés 
(Maxtreiber, Wikimedia Commons)

たとえば、私がメキシコに住んでいたころは、仕事で疲れたり、運動しすぎたりした後、リラックスして回復するために、ライムを使った冷たい飲み物を飲んでいました。メキシコでは、ライムは伝統的な料理や飲み物、お菓子の材料として広く使われているので、リラックスした気分とその果実の味との間につながりができていました。しかし、日本に来てみると、まだまだ知らない味とたくさん出会うので、リラックスしたいとき、悲しいとき、家で夜を楽しみたいとき、暑いとき、寒いとき、何を飲んだり食べたりすればいいのか、私はその答えを知るのが今から楽しみです!

メキシコの冬の定番の飲み物、シナモン入りアトレ/ Atole con Canela
(Ralf Roletschek, Wikimedia Commons)

来日してからまだ3ヶ月しか経っていませんが、耐え難い暑さから震えるような寒さまで、季節の移り変わりを目の当たりにし、貴重な経験ができました。メキシコでは、寒くなると自然にホットチョコレートを飲み、たいてい甘いパンと一緒に食べますが、数日前、帰宅が遅くなり、駅から歩いて帰ろうと思いましたが、あまりに寒かったので、おでんを売っている小さな店で夕食をとりました。今まで食べたことのない料理だったのですが、口に入れた瞬間、先ほどまでの寒さから解放され、この新しい味に、新しい感動が生まれました。

私は、友情は無尽蔵の経験の源になり得ると信じています。姉妹都市を通じた箕面市との友情は、私にとって無尽蔵の経験の源であり、私はそれを少しずつ皆さんと分かち合いたいと思っています。箕面市での外国人としての経験や、メキシコ文化にまつわること、簡単なことから国際的な話題まで、これからこのブログを通して皆さんにお伝えしたいと思います。このブログで、私の国について、メキシコのお祝い、食べ物、音楽、伝統についてもっとたくさんの人に知ってほしいと思っていますので、次回のブログもぜひ読んでください。


< 一緒に色々探求し、Amigos(「アミゴス」スペイン語:友達)
  になろうモミー!


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ニュージーランドのマオリ語を学びましょう!

2023年11月01日 | 国際交流員から

 

Kia ora! (マオリ語の挨拶)
国籍:ニュージーランド(NZ、アオテアロア)
氏名:トレース
職業:箕面市国際交流員
趣味:イラスト、アニメ、ビンテージ服

 皆さん、kei te pēhea koe・how have you been?(マオリ語・英語:「元気にしていますか?」)
NZ(以下NZ)出身の国際交流員トレースです。11月になり、日本と季節が反対のNZでは、春になりました。9月の第2週目はNZで「Te Wiki o te Reo Māori」が行われました。・・「Te Wiki o te Reo Māori」とは、何でしょうか?解説します!

「Te(テ)」= 英語の「The」とは関係ありませんが、使い方が似ている
「Wiki(ウイキ)」= 英語の「Week(週)」の借用語
「o(オ)」=「の」
「te(テ)」= 上の「Te」と一緒
「Reo(レオ)」=「言語」
「Māori(マオリ)」= ニュージーランドの先住民族である「マオリ族」!

というわけで、「マオリ語ウイーク」です!
毎年、マオリ語の復活を活動の一つとして、NZではマオリ語ウイークというイベントが行われ、NZの皆さんがマオリ語をもっと話せるように目指す貴重な機会となっています。一週間の間、様々なマオリの文化や言語の取り組みがあります。例えば・・

  • カフェで「マオリ語・NZ手話で注文するフレーズ」の案内が表示され、それを見ながらマオリ語やNZ手話で注文ができる
  • スーパーの中で、野菜などの商品の名前の表示がマオリ語に変わる
  • テレビのCMやニュース番組でマオリ語の音声で英語字幕、または英語の音声でマオリ語の字幕が流れる
  • マオリの伝統芸術や舞踊のパフォーマンスや展示、ワークショップなどのイベントが開催される

普段の日常生活にも様々なマオリ語の単語が混ざっています。英語で話しいてても、よくマオリ語の単語が出てきます。

カフェが使用できる「マオリ語とNZ手話でコーヒーを注文する」案内

 それでは実際にマオリ語を一緒に学びましょう!

「Aotearoa(アオテアロア)」

一番覚えてほしいマオリ語の単語は「Aotearoa(アオテアロア)」です!
日本でいう鎌倉時代末期に、船で海を渡ってきたマオリ族によって初めてNZは発見されました。彼らが船から土地を見たとき、「長い、白い雲」に見えたようだったので、その意味を持つ、マオリ語で「アオテアロア」と名付けました。現在、NZに住んでいる人々誰もが「ニュージーランド」の代わりに「アオテアロア」や「アオテアロア ニュージーランド」と呼ぶことが多いです。


「pepeha(ペペハ)」

人前でスピーチをするとき、始めにマオリ語で挨拶することが多いです。マオリ語で「挨拶」は「mihi(ミヒ)」と呼ばれ、その中で独特な「pepeha(ペペハ)」(自己紹介)があります。私はマオリの部族とその集会所がありますので、私のペペハはこちらです:

tēnā koutou katoa
皆様、こんにちは(3人以上への正式な挨拶)

ko trees toku ingoa

私の名前はトレースです

ko te ātiawa te iwi

私の「イゥイ」(部族)は「テ アティアワ」です

ko waikawa te marae

私の「マラエ」(部族の集会所)は「ワイカワ」(地名)にあります

tēnā koutou, tēnā koutou, tēnā tātou katoa
改めまして誠にありがとうございました(3人以上への正式な挨拶)

ペペハには様々な種類がありますが、ほとんどの場合は先祖の出身地が含まれていて土地との繋がりがよく感じられます。

9月中、マオリ語の教室に通っている友達が同級生と一緒に毎週マオリ工芸の体験を行いました。(左上:マオリ舞踊に使われている「Poi(ポイ)」、右上:亜麻織物、左下:集会所の「Marae(マラエ)」、右下:ジャケットにマオリの旗を手描で描きました)

マオリ語の簡単なフレーズを練習しましょう!

  • こんにちは = Kia ora(キヨォラ)
    ※「ありがとう」や「またね」としても使えます!
  • おはようございます = Mōrena(モーレナ)/Ata Mārie(アタ マーリエ)
  • またね = Ka kite(カ キテ)
  • ようこそ = Haere mai(ハエレ マエ)
  • 家族 = Whānau(ファーナウ)
  • ※友達や周りの皆さんでも「ファーナウ」と言えます!
  • お元気ですか? = Kei te pēhea koe?(ケイ テ ぺヒア クェ?)
  • 元気です = Kei te pai(ケイ テ パイ)
  • 頑張ってください = Kia kaha (キア カハ)
  • マオリ語 = Te reo Māori (テ レオ マオリ)

初めてマオリ語の挨拶を使ってみたら、マオリ語ウイークが終わっても年中に使い続けられます!このようにNZで色んな言語の「~語ウイーク」が増えていて、楽しく他の人々の文化について勉強になれます。皆さんはどんな言語で挨拶できますか?

他のブログに興味があれば、「国際交流員から」のボタンからご覧ください!箕面市はNZとメキシコと姉妹都市関係があり、国際交流員の私とオーランドさんがそれぞれの国の文化を紹介しています。それでは、カ・キテ!(マオリ語で「またね!」)
(1・3・4番目の写真提供:www.reomaori.co.nz(外部リンク))



 <
  コ モミジ~ヌ トク インゴア
 (私の名前はモミジ~ヌ)モミ~


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新しいメキシカンCIRなのです

2023年09月06日 | 国際交流員から

¡Hola! 初めまして。Orlando Zamora(オーランド サモラ)と申します。メキシコシティから来ました。スペイン語で私の本名はLuis Orlando Zamora de la Cruz  (ルイス オーランド サモラ デ ラ クルス)ですが、「オーランド」と呼んでください。

令和5年(2023年)8月9日から箕面市役所人権文化部文化国際室で、国際交流員(CIR)として働いていて、主に箕面市の国際関係についての業務をしています。たとえばメキシコ・クエルナバカ市との国際友好都市に関わることや事務などの仕事です。クエルナバカ市は、自然と人々の優しさという点で、快適な雰囲気で知られています。

日本に興味を持ったのは大学時代で、国際関係学を専攻していたこともあり、東アジア研究に興味を示すようになりました。日本語の勉強を始めてから、少しずつ日本文化への関心が高まり、メキシコで祭りに関わる活動にも参加するようになりました。

日本語を勉強しているうちに、この国の文化をもっと知りたいと思うようになり、また、日本企業についてもっと知りたかったので、JETプログラムのことを聞いたとき、箕面市とクエルナバカ市の国際友好都市関係を通じてメキシコと日本の二国間の関係について学ぶ良い機会だと思いました。

箕面に来た初日から、この街の人たちの温かさを感じました。また、住みやすく、興味深い多くの場所を訪れることができました。ここに到着したときに「なんて美しい街なのでしょう」と思いました。そして、市民について、彼らがどのように生活し、互いに、そして外国人と共存しているのか学びました。

さらに、市民が自分たちの街を守るために多大な努力と苦労をしているのを目にすることができました。この街にいることは、私にとっても新しく豊かな経験となっていると思います。

CIRの仕事は本当に重要なので、自分の仕事にさらに励み、両国の関係がより強固なものになるよう努力したいです。

 

<¡Hola!(オラ!「こんにちは」)モミ~

 

 

 

 

 

 

 

箕面市では、4月1日から9月30日まで、統一キャンペーン「令和5年度末ついに北急が箕面へ!!」を行っています

 


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4年間お世話になりました!

2023年08月04日 | 国際交流員から

皆さん、こんにちは!¡Hola!私はメキシコ クエルナバカ市出身の国際交流員クラウディアです。暑くなりましたね、熱中症を防ぐためにもこまめに水分補給してください!あっという間に来日してから4年が経ちました。私は8月で丸4年になり、退職します。今まで市のホームページのブログではメキシコについて、様々なことを紹介してきました。

この度、国際交流員として最後のブログになりますので、箕面市での思い出や経験について、話します。
ブログを始める前に、皆さんには長い期間お世話になりまして、本当にありがとうございました。感謝しています。

私は平成14年(2002年)モレロス大学箕面研修生として初めて来日して、箕面の豊かな緑や箕面市民の優しさや温かさに感動しました。そのときは箕面市に1ヶ月しかいませんでしたが、まだ箕面市や日本の空気を味わいたい気持ちがありましたので、17年後国際交流員としてやっと日本に戻ってくることができました。来日するまでに長い期間待ちましたが、夢が叶うまで諦めなくて良かったです。

この4年間で素敵な人と知り合って、いろいろな友だちができて、私はとても幸運な人だと思います。クラウディア、ラッキー!また、日本で人生初のことをいっぱいしました。例えば、寺社巡り、登山、パン教室への参加、ヨガ、アラビア語の勉強、キックボクシング等をしました。その中でもスキーで滑ったことは一番大変な経験だったかなぁ~!私にとって、あれほど積もった雪を見たのは初めてだったので、感動しました。スキーをするのは大変でしたが、すごく楽しかったです。

国内でよく旅に行って来ました。様々な場所のあふれる魅力を感じました!箕面以外で一番訪れたところは長野です。私は自然が大好きなので、山で囲まれたところに結構行きます。長野で初めてかき氷を味わえました。味が最高!

箕面の市民団体との関わりとしては、まず箕面メキシコ友の会の会員のみなさんと共に、いろいろな文化体験ができました。ありがとうございました!例えば文楽や歌舞伎、宝塚歌劇の公演、都をどり等です。それぞれのパフォーマンスが素晴らしくて、驚きました!日本の文化や社会のことについて、もっと深く理解しました。

箕面市ハット市友好クラブのいろいろなイベントにも参加ができて、とても楽しかったです!会員のみなさんは優しくて、いろいろお世話になりました。ありがとうございました!

箕面市役所国際交流員として私が一番長く勤務したことになりました。8月末に帰国します。箕面市役所に来てから人権文化部文化国際室に勤めていて、毎日いっぱい勉強になっています。職場の同僚について、特に苦情がありません。(笑)皆が同僚というより家族になりました。私が知らないことを丁寧に教えてくれたので、仕事がスムーズにでき、良かったです。職場以外の職員とも友だちになれて、良かったです。それぞれの方から多くのことを学びました。いろいろありがとうございました!。

もう一つ国際交流員としての体験について、話したいです。多文化交流センターにあるコムカフェで初めてメキシコ料理を作りました。その時は大人数分の料理を作った経験がなくて、しかも、最初からメキシコ料理が大人気で、ある時は110人分以上を超えました!今までで一番作ったと思います。大変だったけど、皆さんのお陰で上手くできました。私は皆に少しでもメキシコ家庭料理を食べてもらえて嬉しかったです!

皆さん、いろいろ教えてくれて、すごく助けてくれて、それを何度書いても感謝の気持ちが足りないです。この4年の間に、いろいろな怪我もして、その時に助けてくれた友だちもいましたので、本当に、私は世界一幸運な人だと思う!

一瞬で時間が経ちましたね。皆さん、本当に4年間お世話になりました。心から感謝します。それでは、また、会える日に楽しみにしています!
Muchas gracias por todo! (いろいろありがとうございました)!

また、来てください!モミ~


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姉妹都市の文化紹介とクラフト体験をしました!

2023年07月24日 | 国際交流員から

Kia ora! (マオリ語の挨拶)
国籍:ニュージーランド(NZ、アオテアロア)
氏名:トレース
職業:箕面市国際交流員
趣味:イラスト、アニメ、ビンテージ服


皆さん、こんにちは!
ニュージーランド(以下NZ)出身の国際交流員トレースです。
今月の15日(土曜日)「アートフェス@箕面船場ひろば」というイベントを初めて開催しました。その中の「みんなのお楽しみひろば」で国際交流員のクラウディアさんと私がブースを出店しました。

そこに、箕面市の姉妹都市であるNZの「ハット市」とメキシコの「クエルナバカ市」についてチラシを置きました。それがこちらです。ご覧ください!

その他にも、二つの国の文化的なものを作るクラフト体験も行いました。国のシンボルである、メキシコの「ピニャータ」とNZの「飛べない鳥」をフェルトで作りました。

メキシコの「ピニャータ」とは紙や張り子で形を作っていくものです。中にキャンディーを入れて棒で叩く、夏のスイカ割りみたいな遊びです。メキシコの文化として有名ですが、様々な国で子どものパーティゲームとしても人気です。

フェルトでNZの在来鳥も作り、有名な「キウイ」の他にも「タカへ」や「カカポ」といった飛べない鳥を紹介しました。ちなみに去年のブログ「「キウィ」の他にも・・?彩りの鳥調査!」」にもNZの鳥について書いていますので、またご覧ください。

暑さの中でイベントにご来場いただいた皆さん、どうもありがとうございました!私は芸術が大好きですから、芸術を通して多くの人に自分の国の文化を紹介することができてとても嬉しかったです。皆さんの創造力にも感動しました。またクラフト活動を行いたいと思っていますので、その時は一緒に作ってみましょう!

他のブログに興味があれば、「国際交流員から」のボタンでご覧ください!箕面市はNZとメキシコと姉妹都市関係があり、国際交流員の私とクラウディアさんがそれぞれの国の文化を紹介しています。

それでは、カ・キテ!(マオリ語で「またね!」)



ピニャータもキウイも作ってみたいモミ~

 

 

箕面市では、4月1日から9月30日まで、統一キャンペーン
「令和5年度末ついに北急が箕面へ!!」を行っています


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