この取り組みは11月15日(木曜日)に箕面市教育センターで開催されました。今回は、箕面市各中学校生徒会役員の代表24人に加えて、「箕面市・由利本荘市中学生交流事業」として秋田県由利本荘市の生徒10人が参加しました。
はじめに、彩都の丘学園の代表生徒から『いじめ防止に向けた生徒会の取り組み』が発表されました。
次に、6月に実施した生徒会学習会の振り返りと、いじめの定義を確認しました。今回は、「いじめを発生させない環境づくりをするために、大切なことは!?」をテーマに考えていきました。最初は、『いじめている人』『いじめられている人』『ほかの人』の立場の人達への声かけなどを考えました。グループでの話し合いでは、少し照れくさそうでしたが、それぞれのグループで活発な意見が飛び交い、それぞれの立場の人へどんな声かけができるかを真剣に考えることができました。
グループ協議の後、全体で意見交流をしました。
『いじめている人』に対しては、
・被害者が嫌と感じたらいじめになるんだよ。
・いじめているつもりがなくても、あの子は嫌な思いをしているんじゃない?
『いじめられている人』に対しては、
・私で良ければいつでも相談にのるよ。
・嫌な思いをしているなら、先生に相談しよう。
『ほかの人たち』に対しては、
・勇気を出して大人に相談しよう。
・いじめを見ている人も、いじめに関わっているよ。
などの思いやりがあるメッセージを考えることができました。
自分の意見をもち、積極的に意見交流し合える生徒の姿は、たくましさを感じさせられました。
次に、『学校を休んで、次の日に登校してきた人に対しての声かけ』のロールプレイをしました。
どんな声かけができるかを個人で考え、グループでシェアし、みんなで意見交流をしました。
相手のことを思いやったり、休んだ生徒に対して心配する声かけを考えることができました。
最後に、『いじめを発生させない環境づくりをするために、大切なことは!?』をホワイドボードに書いて、その意味をみんなの前で元気よく発表しました。
参加していただいた箕面警察署、豊中少年サポートセンターの方々も、熱心な意見交流に感心され、「生徒会の皆さんがこの会で考えたこと、学んだことを学校全体で広めていって欲しいです。」と感想を述べられていました。
最後にゆずるからのメッセージです。
拙者、みんなが真剣に「いじめを発生させない環境づくりをするために、大切なことは!?」について話し合う姿、自分の意見を発する姿を見て安心したでござる。いじめを「しない・させない・見逃さない」環境づくりには、お互いを尊重し、思いやりのある声かけが大切でござる。これからも、生徒会のみなさんが中心となって「いじめ防止」の取り組みを続けていって欲しいでござる!
終了後、生徒たちに囲まれて「かわいい!」と声をかけられ、うれしそうなゆずるでした。
<みんなの発表を聞いて、「勇気をもつ!」ことがいじめ予防につながることが再認識できたモミ!>