遅れましたが、あけましておめでとうございます!
ニュージーランド出身の国際交流員トレースです。箕面市に来てから2ヶ月が経ちました。あっという間でした。市役所の窓から雪がはらはら舞う景色を見る度にわくわくします。
さて、以前のブログに書いたとおり、絵を描くことが本当に好きですから、今回はニュージーランドの文化ではなく、趣味の絵のサブカルチャーについて紹介します。絵を描くことはとても楽しいですが、同じ趣味を持つ人を見つけるのがなかなか難しいです。また、絵が得意でも、画材の使い方などが分からなかったら何回も失敗しちゃいます。
私は高校時代、自分の絵に自信がなくて、人前で見せるのが苦手でした。しかし、大学生になってから、同じく絵を描く情熱を持つ人に出会うことができました。その人は私の絵が好きで、「君の絵をZINE(ジーン)にしてほしい!」と勧められて、この時初めてZINEと言う言葉を聞きました。
私のZINEFESTテーブル
「そもそもZINE(ジーン)って何?」
「ZINE」とは自分の作品(自書、絵、詩、など)を詰め込んだ手作りの本です。内容やサイズ、印刷の仕方などが全部自由に選べます。
ZINEという言葉はマガジンのジンからとって、1970年代からパンクサブカルチャーから広まった言葉です。言葉自体は1930年代から生まれたそうですが、今でも英語では一般的に知られていない言葉です。
友達が作成を手伝ってくれて、初めてZINEを作りました。二人で毎年開催されるZINEFEST(ジーンフェスト)というイベントに応募して、それを締め切りとして絵を描いて、PDFファイルにアレンジして、印刷しました。
A4一枚からでも、小さなZINEが簡単に作れます!
畳んで、できあがり!
「ZINEFEST(ジーンフェスト)とは?」
ZINEFESTはZINEを作る人が集まって、テーブルで作品を売ったり交換したりするイベントです。2014年にZINEFESTが学校の会館で開催されて、さまざまなジャンルのZINEがありました。朝早く設営をしてから会場が開放されました。
ウェリントンのZINEFEST会場(2019年)
私のテーブルに色んな人が来て、暇なときに私も他のテーブルを回りました。社会問題についてのZINEや、子どもが作ったZINEなど、本当に幅広い種類があって、たくさんの才能があふれる環境で刺激を受けました。
お客さんが私のテーブルに来て、初めて知らない人から絵を褒められて、とても嬉しかったです。私の好きなスタイルの絵を描く人もたくさんいて、話しができて、友達になりました。
子どもが作ったZINE
こうして、ZINEのコミュニティに出会って、「また作りたい!」「来年も参加したい!」という気持ちになりました。そのときから何年間も参加して、色んな友達ができました。初心者が参加しやすいから、毎年どんどん大きくなっています。
「日本でもZINEFESTはあるの?」
日本で「ZINE」という言葉はそんなに使われていませんが、似たような自主制作漫画などのイベントが年に何回も開催されています。今まで日本では来場者としてしか参加したことがありませんが、制作者として早く参加したくて、同じ趣味の友達を作りたいです!
友達が2019年デザインしたZINEFESTのポスター
絵以外のイベントもたくさんありますので、皆さんも自分の好きなこと、もしくは新しい趣味のイベントを検索して、参加してみてください。きっといい経験になると思います!
それでは、カ・キテ!(マオリ語で「またね!」)
<私にもZINEの作り方を教えてくれる?モミ~
箕面市では、2月1日から4月30日まで、統一キャンペーン「子どものSOSサインに1つでも気づいたら迷わずにお電話を!」を行っています