子どもたちの安全に役立てて欲しいと、今年も飛び出し坊やの看板20体の寄贈がありました。
平成22年1月30日の夕刻に、箕面市内の住宅地の信号の無い交差点で自転車と自動車の衝突事故があり、当時中学二年生の尊い命が奪われました。
そのご遺族から、再発防止を願い、毎年飛び出し坊やの看板などを寄贈いただいており、各小学校区で設置し活用させていただいています。
また、ご遺族からの願いが込められた寄附金をもとに、平成26年には市オリジナルの自転車安全教育デジタル教材(教材の説明はこちら)を作成しました。
この教材は、小学1年生から中学3年生向けに、危険な自転車運転は交通事故に直結すること、交通ルールを守ることは自らの命を守ることなどをわかりやすく理解できる内容となっています。
自転車交通事故の防止に向け、市立の全小・中学校の児童・生徒、保護者を対象とした安全教育に活用するとともに、どなたでも閲覧・活用いただけるようインターネットで公開しています。(YouTubeで公開中の教材はこちら)
今回はお父様が来庁され、改めて子どもたちの交通安全についての思いを拝聴しました。
警察庁によると、幅員5・5メートル未満の道路における車と人の衝突事故では、車の時速が30キロを超えると死亡に至る危険性が急上昇するそうです。死亡事故を防ぐには30キロ以下にすることが重要になることから、お父様は「万が一事故になっても命を落とすことのない速度で車は住宅地内を走ってほしい。」、「住宅地内を規制するゾーン30をもっと積極的に導入してほしい」と要望されました。
箕面市ではこれからも、道路の改良や交通安全教育(例:スケアード・ストレート自転車安全教室)を行い、安全なまちづくりを進めていきたいと思います。
飛び出し坊やは大切に活用させていただきます。ご寄贈ありがとうございました!
<ドライバーも歩行者もみんなで気をつけて、安全なまちにしていこうね!