大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

家長移籍について-トップ下というポジションでポテンシャルを発揮できるか?

2008-01-15 00:04:28 | ガンバ大阪
家長のレンタル移籍先が大分というのが決定的となった。個人的には去年の暮れ辺りに本人が移籍願望を口にしている時点で、もうガンバに置く必要というのがなくなったと思っていたから移籍は仕方がない。というよりも、あのまま置いておいても本人にとっても、ガンバにとっても決していい影響はもたらさないからだと考えていたからである。

ただ、大分で梅崎の抜けたトップ下をあてがわれるというのはどうなんだろうな、という不安はある。少なくとも私はガンバでは家長のトップ下というポジションは見たことがないし、そのポジションにはフェルや二川がいたから家長がそこで使われることはなかった。トップ下として使うには、家長には周りを見渡せてかつ生かす能力だとか、あるいはDFを前に引きずり出せるだけのミドルの精度とかいう面において二川なんかと比べるとどうしても見劣りしてしまう。

家長がトップ下として君臨した唯一の試合といえば、ガンバよりもむしろうU-22代表で出場した五輪予選でのホームのシリア戦ではなかったか?あの試合で豪快なミドルシュートを右足で叩き込んだ。普段は左足で打ってもフカすことの多い家長にしては、利き足でない右足であんなシュートを決めたのが一番の驚きだった。左足より右足の方が練習すればシュートは巧くなるかもしれないw そして、何よりも持ち前のキープ力があるのだから、落ち着かせたりタメを作り出しすことが出来ればトップ下としても面白いかもしれない。もっとも、周りを使う能力、という点については課題が残るかもしれないけども。総合的な能力を見た限りでは、家長よりはむしろ鈴木慎吾の方がトップ下に相応しく、その場合家長を左サイドに廻す選択もありかな、と思ってしまう。

もっとも、去年までトップ下の位置にいた梅崎だってどちらかと言えばサイドからのドリブルの仕掛けを身上としていたのだから、トップ下でも梅崎のような役割に限定されていれば、家長にもスタメンでの道は開かれるのかもしれない(だから、浦和で梅崎にポンテのような役割を求めるのは正直キツいとは思うんですがね)。

いずれにしても、大分においてシャムスカが自分に何を求めているのかを理解して、それをピッチの中で遂行する必要があるだろう。その場合特に重要なのは、家長の特徴というのをシャムスカがどのくらい理解してくれるかである。監督の考えと本人の特徴がマッチすれば、家長は化けるポテンシャルはあるのだけども、一歩間違えたら昨年で言うところの根本の二の舞になってしまう可能性もありうる。

さてと、大分戦を見る楽しみというのが一つ増えた。まあ、大分が神戸や京都へ来た時にでも家長の成長振りを見てみますか(もちろん、ガンバとの試合が被ればガンバ優先なのは言うまでもないですが)。