大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

王攵瑰杯賽 南加大 49-17 伊利諾斯大

2008-01-02 22:20:28 | Weblog
玫瑰(メイグイ=バラ)と繁体字でキチンとタイトルに表示できないgooブログは使い勝手が悪いですなw

Jリーグがオフに入ったということもあって、他のスポーツについても書いていきます。ということで、今回は米国カレッジフットボールの中で伝統あるローズボウルについて。え、こんなのにも手を出しているのかって?そうですよ、私の守備範囲は読者の皆さんが考えている以上に広いですから、読者の皆さんもついてきて下さいw

ローズボウルを見るのも久しぶりだった。昨年からJスポーツを視聴できる環境になってから今年見ることができたのであるが、かつてはテレビ朝日系列で、衛生生中継されていたこともあったのだ。今からすると考えられないかもしれないが、20数年前というのは地上波でカレッジフットボールが頻繁に中継されていた。カレッジの公式戦が日本で開催された際には日本テレビ系列で中継され(その時には天才RBのバリー・サンダースも来ていたっけ)ていたし、オールアメリカンで形成されたオールスターゲームをジャパン・ボウルと称して横浜スタジアムで行われていたのを見るのが楽しみだった。こういう環境の中でアメリカン・フットボールの面白さを知っていたから、ローズボウルを見ることでようやく新年を迎えた気分になれたのだった。

今日では、米国でもボウルゲームの数が増えてその価値が薄れつつあるかもしれないが、ローズボウルというのは毎年パレードも行われることもあり、最も伝統と格式のあるボールゲームとも言える。今年行われたのは、ビッグ10の1位イリノイ大とパック10の1位USCの試合。ローズボウルスタジアムが超満員で埋め尽くされたけども、改めてアメリカ人ってフットボール(アメリカン)が好っきやなあ、と思い知らされる。レベルの高低なんて関係なく、金曜は高校、土曜は大学、日曜はNFLに月曜はマンデーナイトとシーズン中くまなく好きな人はいろいろな試合を見ているのだから。この試合に関してはシカゴからもイリノイ大の学生が大挙して応援に駆けつけたのだからその情熱たるや凄いものだ。

試合はやはり地元とあってUSCが優位に進めていく。第1クオーターで最初に7点奪うと、その後のディフェンスラインでポジションを替えてブリッツをかけてイリノイのQBにプレッシャーを掛けてパスをインターセプトする。すると、その最初の攻撃でいきなりフリーフリッカーをやってのけてTDを奪うのだが、パスを受けたレシーバーが宙返りしながらエンドゾーンに飛び込むのだからたまらない!だが、その後イリノイも守備で踏ん張って追加点を許さないものの、攻撃でUSCの堅い守備をなかなか崩せない。ショットガンでパス攻撃を仕掛ける意図はあるのだが、USCが素早くブリッツをかけてくるために厳しいプレッシャーの下でターゲットを探せる余裕もなく、投げてもUSCのパスカバレージが完璧であるためなかなか通らず、前半はフィールドゴールによる3点のみで折り返してしまった。

後半に入り、イリノイがようやくパスを通し始めて1TDを返し、なおかつ攻勢に出ていたが、相手エンドゾーンで痛恨のファンブルをやってから流れが完全に変わってしまった。USCがゲインを重ねつつ、イリノイのエンドゾーンにまで迫ってきて、TDパス。これをイリノイがインターセプトしたかと思いきや、事前にレシーバーに接触していたのがパスインターフェアランスを取られたのが少しイリノイには厳しい判定だったか(やたらとCSの解説に登場する松本直人氏もそのことを指摘していた)。

この判定がその後の試合の流れに影響を及ぼしていたと言えるし、インターセプトが認められていれば違った展開になったかもしれない。事実、その後プレーアクションパスが見事に決まってUSCがTDを挙げて突き放す。あとは一方的な流れになってしまって最後には大差がついてしまい、昨年に続いてUSCがローズボウルを制した。試合自体はワンサイドゲームで終わったが、それでもスタジアムの雰囲気、ブラスバンドの応援などなど、カレッジフットボールのテイストを久しぶりに味わうことができました。この週末からはNFLのプレーオフが始まるのだから、1月のオフシーズンはアメフトに注目してみることにしよう。