大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

BJ魂 大分トリニータ物語を読む

2008-03-28 07:15:28 | Weblog
話題になっているんで、一応コンビニでパラパラと一瞥してみたが、漫画にある内容としてはあんなものだろうと思う。勿論、漫画である以上、いいところをつなぎ合わせたような内容で、一地方クラブがこんなに頑張ってます、という感じにまとまるのは致し方ないのかもしれない。ただ、こういう地方の頑張りという読み物を読んでいると東京の側から見て都合のいい部分だけを取り上げているという感じがしないでもないのだが。

ここで、物語の主人公にもなっている大分の溝畑社長について言っておこう。基本的に彼はここまで本当によくやって来たとは思う。W杯を誘致する為にサッカークラブを一から立ち上げて、その目論見通りW杯を大分で開催し、トリニータをJ1の中位にまで押し上げた。しかし、その一方でクラブの財政状態は依然として厳しい状態がサポの間では批判の対象となっている。だからこの辺の評価が微妙ではあるのだが。

ただ、溝畑社長について評価を下す時に、負の部分があるからといってそのまま一方的に批判し続けるとなると、「うーん」と唸ってしまう。というのも、クラブとして大分がここまで発展し続けたことと、厳しい経営というのは正に表裏一体であると言えるからだ。つまり、まったくゼロからクラブを立ち上げて(ここが、JSL時代のチームを母体にしてきた他のJクラブとは違うところ)、たった十数年間でここまで押し上げようと思えば、相当無理を重ねて来たに違いない。しかし、そうなると無理が通って道理が引っ込むということは有得ないわけで、その代償として借金が膨らんでいったのも仕方のないことであるからだ。

だが、だからと言ってこうやって背伸びし続けて来たことがが全く無駄であったかと言えばそうではなく、大分にサッカーを根付かせたのだから、一概にこうしたムリ路線が全く無駄であったとは言いがたい。だから、経営に関して溝畑社長には責任があるとは思うし、一般企業で言えばダメ社長かもしれないが、サッカークラブというのは公共性があるが故に、彼が大分に撒いた種が育って来ていることも併せて考えると一概に批判ばかりしていられない。だからその辺の評価が微妙なのである。

まあ、大分はこれまで背伸びをし続けて来て辛うじて今の位置をキープできているのだが、クラブとしても存続していくには、これからも背伸びしていかざるを得ない(これを否定することは、降格してからスポンサーや選手が逃げていくのはしゃあない、と認めるようなもの)のだろうな、というのが認識でこのクラブを見続けているんですがね。

2 コメント

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です (溝畑さんファン)
2008-10-24 11:32:02
漫画出るんだ~と思って検索したらこのブログに引っかかったものです
 
溝畑さん めっちゃ面白いひとですよ^^
大分で溝畑さんを批判しているひとたちは
あたまがおかしい
彼はタダのキッカケですよ
 
あ ひとつだけ言わしてください
「大分はこれまで背伸びをし続けて来て辛うじて今の位置をキープ」
ひとは背伸びをすることで成長への糧とします
なんか半ば批判的な文章に見えたので少しイラッとしました 汗 すんません 汗
現状残り5試合で首位と勝ち点差2の3位
もし優勝でもしようものなら 心から祝福してくださいまし^^
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Unknown (民国97年)
2008-10-24 13:44:07
>溝旗さんファンです、さん

コメントありがとうございます。実は明日ガンバの試合とかぶらないために、神戸vs大分の試合を見に行く予定だったんで、丁度いいタイミングでコメントを頂きましたね。

この記事の中だけにおいては、別に大分や溝畑氏を批判しようとする意図はないわけです。ただ、自分が見聞きしている限りでは社長に対して批判的な人もいる中でバランスを取っているわけです。勿論、批判しているサポが全て正しいとは思わないけども、全て間違っているというわけではない。その中で、あの漫画が殊更いいところばかり抜き出されているけど果たしてそうか、という疑問から出発しています。まあ、それで気を悪くされたのなら申し訳ないですが。

今の大分は確かによくやっているけども、根本的にクラブの体力が他の上位クラブと遜色がないものだと言えるかどうでしょう?これを背伸びと呼んでいるわけなんです。まあ、背伸びによって得たものもあるんですけども、いつまでツマ先伸ばしてられるか、という問題も含んでいるように思えます。
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