大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ACL前の名古屋戦-前も似たような状況だっけ?

2008-09-13 06:28:35 | ガンバ大阪
タイトルにも書いているように、前回はタイ遠征の前に豊スタで名古屋戦だった。あの時は苦しみながらも勝ち点3をもぎ取った。終盤は押し込まれたがバレーの2点を何とかも守りきった試合だった。

先週名古屋の小川と竹内の二人の発言が物議をかもし出したので、改めてその発言をチェックしてみた。ま、言いたいことは判らないではないですよ。我々も過去浦和との対戦でポゼッション・シュート数で上回っていながら最後のところで点が取れずに敗れていたことがあったからであるが。まあ、その意味で、小川クンと竹内クンがああいうことを言えたのは、さぞ大分に対してポゼッションでは上回り、シュート数も倍以上開きがあったからなんだろうね。

ただ、今後この二人は自分たちの発言に対して責任を持たなければならないだろう。それは、多くの観客が見て面白いとされる攻撃的なサッカーをするという目標を苦しい中でも持ち続けるということ。また、仮にそれが出来ずに不本意な内容でありながら何とか勝ちを収めたという試合の後でも、結果には安堵するのは良いとしても、内容には課題があったことを認める謙虚さを持ち合わせることである。大分が今のようなサッカーをしている背景には、昨年に限らずJ1昇格後には何度も残留争いを経験してきた経緯があるわけで、これについてどうこう言うとすれば、自分たちは苦しくても目線を下げない、ということが大事ではないだろうか。個人的には名古屋の今のサッカーはいいと思うだけにそこのところお願いしたいですね。

まあ、だからこそ、かく言う自分だって先の対戦では内容は決して良くなかったことは素直に認める。それは逆に言えばガンバにはあくまでも攻撃的で面白いサッカーというのを求めているからに他ならない。

ただ、ここで我々は大きなジレンマに陥ってしまう。理想を貫いて結果を手にすることを掲げはしたものの、それだけでは結果が手に入れられるものではないという現実が目の前に立ちはだかった。また、ACLの過密日程や高温多湿の日本の夏においては理想を貫きたくても体が思うように動かない。となると、やむを得ず省エネのサッカーを選択せざるを得ない。そこで、理想を掲げつつも一時的には現実路線というのを選択すべきか否か、という問題に今ガンバは直面している。

最近ガンバに勝ちがなかったことについて言えば、根本的にはコンディションや戦力が決して元のいい状態というわけではない中で以前と同じようなサッカーをしようとしていたところに原因は行き着くのではないかと思う。これに対する短期的な対処両方としては、理想をかなぐり捨てて遮二無二とにかく勝つ、ということではあるんだけども、万博に集う人たちがそういうサッカーを見たいと思うかどうかである。

どうもカントクのコメントをエルゴラで拾っている限りでは左サイドの守備の対処はやろうと思えばできるけど、相手への対処云々ではなく、自分たちの良さを出して行くということを今尚も考えている節がある。まあ、確かに左サイドの守備って安田や下平の単体の守備能力もさることながら、それ以上に彼らに上がることを要求されている中においては必然的に裏を突かれることも多くなるわけであるからなあ・・・逆に言えば、橋本を左SBに置いて絶対上がるな、という風にすれば問題は改善されるだろうけど、そういうサッカーを我々は求めているかどうかは別問題となる。

となると、今正に我々は、どのようなサッカー、どのようなスタイルを今後ガンバに求めていくのか、という問題が突きつけられているのではないか?前にも書いたけども、攻撃サッカーを実現する為に現場ができることは技術レベルの問題であって、それを下支えする、見る者の思想というのが必要なのである。


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