大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第21輪大阪得比 大阪鋼巴 1-1 大阪櫻花

2011-08-14 14:34:57 | ガンバ大阪
ダービーでなかったとしたら、アウェーでこの試合の内容と結果なら一定の評価は出来る。けれども、これはダービーであり、ましてACLで煮え湯を飲まされた相手であるなら絶対に勝たなければいけない試合。勝つ以外に他に何もない、という試合ならばドローであっても許されるものではない、というのが試合後のブーイングだったか。選手らが頑張ったのはわかるし、ヤットなんかはこの試合の意味が解っていたからこそ、スタメンでなければバスに乗らないとまでカントクに主張してみせた。そのことを判っていれば選手らにブーイングするというのは、結構厳しいものなんだけども、そこを敢えてブーイングはしたのが昨日のゴル裏だった。まあ、それはセレッソにしてみても同じで、去年の長居でのダービー以上にあちらのゴル裏からブーイングが出たんだけども、それを反対側から見ていて、ああやっとダービーらしくなって来たなと思ったりもした。

ただ、ダービーの結果を切り離して考えると、試合内容については、この試合に勝ちたいという気持ちを贔屓目かもしれないけども、こちらの方が上回っていることは90分を通して示せたのではないか?それは立ち上がりの攻勢、決定機の質を90分間全体を通して上回れたし、最後セレッソのクルピ監督は疲れが見えてボールロストが目立ち始めた清武を下げてボランチの山口螢をシャドーの位置に入れて勝ち点1でもOKと取れるような采配をしたわけだし(あちらにしてみれば永井を出せなかったのが痛かったんだろうけども)。

けれども、試合序盤で点を取れなかったというのが結局最後まで響いたか。当日出かける前のプレビューというのは実はフタが出る前提でセレッソの2センターバックを引っ張り出してその中のギャップを突くことを想定したけども、この日は内転筋を痛めてベンチ外。代わってスンヨンが入ったけども、サイドに張っている分だけ中に入って2トップと上手く絡めていなかった。まあ、それでもスンヨンなりに体を張っていたし、大海に倒された場面はPKだったと思うけども扇谷主審にはPKを貰いに行くプレーのように見えたのかな(それが後半終了間際のファビオ・ロペスが倒れたのに対しても同じ基準で流してしまったのだが)。一方セレッソにしてみればガンバがこの試合に掛ける意気込みの強さから、立ち上がりからラッシュをかけてくることは想定ないで、前半は最悪1失点でもいいから耐えて、後半ガンバの足が止まったところを畳み掛けて勝負というプランがあったようには思える。そうやってセレッソの術中にハマッたという感は否めない。だが、それをそうさせたGKのジンヒョン君は凄いし、彼が将来韓国代表の正GKとして日韓戦で日本代表に立ちはだかる存在になることをこの試合を通して確信した。反応の鋭さもさることながら、こちらがプレスに行っても持ち替えてすぐフィードしてしまう足元の上手さといったらもう・・・鹿島戦での出来がこのダービーに出ることはなかったなw まあ、こっちはジンヒョン君に対して、志村けんばりの後ろ後ろ、としかヤジれなかったしw

ACLのダービーでもそうだったけども、大事な試合で主力が怪我で不在という状況がやはり重くのしかかるか。その辺セレッソの場合は主力をほぼ怪我なくシーズン通して固定しているというのはあるかもしれないが、ガンバに比べたら誰それ不在という状況がそれ程重くのしかかってないんだよなあ。だから単純にラウンド16で智や下平が居ない、今回はフタと勇人が居ないという状態が続いたのなら、そこで控え選手の底上げというのが出来ていないと厳しいかもしれない。だからこそ、終了間際に大森が出て来て右サイドからチャンスを作れたのは一寸の光明とも言える。やはり、余裕のある状況で使われるのと、ダービーの1点を争う局面での起用というのとでは選手はやはり気合が違う。次節は武井と加地が出場停止。フタが戻れるかは微妙だし戻れても連戦では彼のパフォーマンスは落ちる。ハッシーと勇人の復帰は来月以降。となると、今いるメンツでどこまでやりくりできるか正念場になる。前に人が居ない状況なら例えば後ろの選手を投入することで後ろの選手を前に一列上げつみたいな交代でも攻撃を活性化出来るかもしれない。例えば本職ではないもののプジョ道が左サイドに入れば下平を前に上げるというようなオプションもありかもしれないし。

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