大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

問題はヤットのボランチをどう見るか?

2014-04-04 12:43:45 | ガンバ大阪
ナビスコ清水戦におけるスタメンの、前線の顔ぶれを見て、ああ今日は野球でいうローテーションの谷間やな、と思った。週末にはパンチ、リンスに阿部ちゃんがスタメンに復帰してくるというのは大体解る。今回はもう一つのテスト起用としてヤットのボランチ復帰を取り上げたい。攻撃においてはヤットがボランチであることが一番攻撃を活性化できることは自明の理なんだが、問題はなぜ今迄それをやって来なかったか、である。

ボランチでヤットを起用する場合、ヤット単体の守備力、というよりも彼自身が前へ出たがる習性を持っていて、往々にしてバイタルを開けてしまうのがピンチの温床となるのがネックになる。

実際この試合の失点シーンも彼が前に食らいつこうとしたけどもかわされて、空いたスペースのところを突かれている。この場面、取れると思って前に出たけども、彼自身のキレがなく、かつパススピードも速かったということなのだろうし、更には長澤に出たスルーパスもジョンヤに長澤が並んでいたのと、西野君が飛び出したところで副審からすればパスの出しどころが見えなかったのだろう。まあ、ラストパスでた時点では長澤とジョンヤは並んでましたけど、ジョンヤにしてみれば身体半分オフサイドだったと思ってたかもしれない。けど、副審からは見えなかった。

実はこの場面伏線があって、試合開始早々にもヤットが無造作にスライディングに行ってはかわされてる場面もあった。この時は相手のトラップミスに助けられてるんですが、守備が整備されつつあるからこそ、ヤットの軽さが目立つというのは皮肉なもんですが。実際この試合でも失点場面以外に危ない場面というのも大してない。だからこそ、今そうした細かい部分が問題点として浮かび上がる。

だからこそ、ヤットを本職に戻すということは、逆に言えば1失点はしゃあないとしても、その分2点取り返す攻撃力を取り戻せるかがカギになると私は見ている。ただ、悲しいかな、この試合でもせっかくあれだけシュートを打ちながらも点が取れていない現状を見ると、やっぱりこれは非常にリスキーだと健太監督が考えたとしても無理はない。その肝心な攻撃にしても今いるメンツはおそらく宇佐美のサポーティングキャストという位置づけで配置されたものだろうというのが伺える。リンスにしても彼自身が主役にはなり得ずに、脇役としてなら輝けるタイプではあるかな、と思った。

その意味で、軸になるFWが居れば好転するというとことまで行っているんだけども、というのが今の私の見立てではある。まあ、今のガンバは、往年時のそれとは異なり、色々と視点を変えて見ないと楽しめないのは確か。

だからこそ、こないだのクラシコの90分やCLのバルサーアトレティコのゴールシーンのように何もしなくても勝手に楽しませてくれるような素材ではない分、各自がポジティブに頭を働かせなければならない。映画で言うと娯楽性の高い大衆向けの大作と、ミニシアターで上映される芸術系の作品とでは見方が違うわけなんだけど、それと同じような理屈ですわ。まあ、後者の場合一部のマニアの人たちの巣窟になるんですが、今のガンバだって似たようなもんかw

だからこそ、人によって意見は別れるし、何が正解というのはないんだけども、ヤットボランチに戻すべきかでああだこうだとサポ同士で語り合うのもまた楽しいんですね。

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