大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

この時期広島へ行くということで、

2010-08-07 09:26:51 | ガンバ大阪
原爆ドーム周辺も行ってこようかと思ってるんですよね。スポーツの社会における存在意義というのを考えると、政治とか経済とかでは出来ない部分というのをスポーツが担っているということは前から意識していた。今W杯の誘致をやっているけども、その目的は単純にサッカーだけのものではなく、もっと根本的に、「サッカーが盛り上がって自分たちの生活にどう影響するのか」とか、「自分たちにとってサッカーとは何ぞや」という哲学的な禅問答が必要になるんだけども。

ちなみに98年にW杯を行った時のフランスではそういうことをきちんと考えた上で大会をデザインしていったらしい。ワールドカップを開くことでどのような社会にしたいのかという理念かな。その結果フランスは移民国家としての多様性をアピールしたわけだから。フランスの多様性というのは、例えばこの間見たパリ20区の学校の一場面にも現れていて、中国人の生徒の親が不法滞在で摘発されて裁判になった時に費用を払えない親に代わって裁判費用を学校でカンパしようかという提案が一人の教師から出たわけなんだけども、不法滞在であったとしても一人の人間として教育を受ける権利があるというのがフランスの人権思想であり、多様性であったりするわけ。まあ、こういう考えは少なくとも中国ではないんだけどもw

そう考えると、この時期広島に行くということは、過去の歴史というものを自分に考えさせてくれるいい機会だと思った。広島にはこ数年の間に年に2回ぐらいのペースで行っていたし、いずれもサッカーで行っていたが、あまり歴史的なことについて考えたことがなく、いやむしろ自分から無意識の内に避けていたのかもしれない。その意味では、この時期広島へ行くことの意味というのをしっかりかみしめて、遠征を有意義なものにしたいと考えたわけです。

今回たまたまガンバが試合するタイミングが良かったわけだけども、これだってスポーツの力と言えるかもしれない。ACLでアデレードの関係者の皆さんを突き動かしたのもやはりそれは地元にサンフレッチェ広島があればこそ。

だからまあ、スポーツの側から社会を突き動かしていく力を改めて認識させられるわけですが。

今日の相手は広島か。去年ビッグアーチでやった試合のように後半高い位置からプレスをかけて奪ったら素早く前に出せるというパターンと、グノがサイドへ開いてハッシーが中へ飛び込んでいく場面を作れれば面白いかと。それに対して広島はガンバのプレスをかいくぐるべく、寿人へまず飛ばして、ブレスを拡散させてからパス回しをしようとする展開かな。まあ、これはガンバvs広島の試合では必ず起きうることですがね。

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