大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第25輪 大阪鋼巴 1-2 山形蒙迪奧

2010-10-03 22:44:46 | ガンバ大阪
試合から1日たった後、というタイミングを考えてみるけども、録画で試合のポイントとなった部分だけを見返した上で書こうと思う。

自分は敗因を単に自チームだけに求めるだけではなく、サッカーが相手によって変化するという側面を考えると相手が取ってきた方策というのにも注目する(それによって、自虐的にならずに済むと考えてるんだけども)わけだが、この試合でコバやんが4-1-4-1で下村東美をアンカーにおいてきて、ガンバの中央エリアのパスコースを消してしまっていた(それによって攻撃はサイドか縦ポンかという形に限定されてしまっていた)対策に上手くはめられてしまったのは確か。ガンバにリーグ戦で勝てなかった執念というのがここでついに現れたか・・・攻撃においてもピッチを広くワイドに使って、ミチの方にクロスを出していてチャンスを作っていたけども、トーミに同点ゴール決められる前にも伏線はあった。

それでも、後半最初前線の早いパス回しからショーキが先制したことによって、山形の堅守をこじ開けたからあとはこっちで主導権握れるかと思いきや、あっという間に2失点。これで山形がラインを下げてしまってスペースを消してしまったら何も出来なくなってしまった。だから試合を決定づけた2失点目が悔やまれるわけだけども、自分はここで守備陣の個々の選手をあまり責めようとは思わない。

あの場面ではGKの藤ヶ谷の飛び出しの遅さがヤリ玉に上がっていたのだけども、藤ヶ谷は恐らく、「迷ったら前に出るな」という指導の言葉通りだったのかもしれない。そう思うようになったのは、本日帰りに寄った仙台の書店でたまたま手にとった松永成立氏の著書の中でのそうした言葉に出くわしたからなんだけども。つまり、PAエリア付近で下手に飛び出してしまうよりはエリアの中で、手の使える状況でギリギリまで待っていた方がいいというのが松永氏の論拠なわけで、確かにゴールキックで相手陣内に蹴った後だからゴールエリアより少し外には位置していたんだろうけども、石川からのロングフィードが出た時点でも、飛び出さずに待っていたようだったけども、1対1の状況になったから飛び出しが遅いように見えたのだろう。

どちらかと言えば、和道とソータの間の距離が空きすぎていたというのが問題ではあったけども、そのソータにしても山形の長谷川(だったと思うが?)が右にいたのでそっちに気を取られていたというところだったか?そうなると、やっぱり石川のところにきちんとSHがマークに行っていないといけない、ということになるのか・・・というようなことを録画で失点場面振り返って考えたりもするわけですがね。

そうなると、これからシーズン終盤で下位チームとの対戦って思ったよりも難しいかもしれない。今まで上位陣との戦いだと、相手も自分たちのやり方で戦って来たわけだけども、今度は相手がガンバに対しての対策を立案してくるという今までとは難しいシチュエーションになってくるわけだから。それをガンバがどう対策するかですけどもね。

今回の山形遠征では、4年前の甲府を思い出させるような歓迎力を見せつけられた。将棋の駒もさることながら、山形駅で芋煮まで地元の皆さんに振る舞って頂き、すっかり骨抜きにされてしまいましたorz なんでもこの歓迎力を発揮するようになったきっかけって、昔高校野球で甲子園行った人が地元の人に親切にしてもらったというところがきっかけだったらしいけども、それは困っている人を見かけたら頼まれもしないのにおせっかい焼きたがる大阪人の気質を勘違いしてしまったのかなw ともあれ、これはサッカーの世界においてアウェイの洗礼を日本化したものではあるかもしれないな。

というのも、今までサッカーの世界でホーム&アウェイというのは、基本はホームが絶対有利でアウェイで乗り込んで来るチームには幾多の洗礼が待ち受けている(だからこそお互いのホームで1試合ずつやればイコールコンディションだろうという発想)というものだった。まあ、これは筆者はACLでの海外アウェイを経験しているから判るんだけども、こちらがアウェイサポに対してホスピタリティを発揮したからといって同じものをアウェイ側に期待出来るかと言えば必ずしもそうでない場合が多い。海外(特に中国は)では言うに及ばずだが、日本国内でも、メインやバックにおいてアウェイユニやグッズを身につけて入るのは不可としていたり、メインなんかにブラジル屋台を入れておきながらアウェイサポは来るなとやってしまっていたりするスタジアムがあったりする(まあこれが首都圏なんかの冷たさを現しているのかもしれないが)。

ただ、そういうのがあるにしても、多分山形に限らず地方の人達に共通する優しさっていうのが歓迎力に現れているんだろう、と思いますね。え、ベガサポにはそんなことはやってないって?これは失礼しました。

その山形のスタジアムで凄いと思ったのは、開門の時間が来ると、ファンファーレが鳴り響き、スタジアムDJが開門の時間を告げるっていう演出。開門で入る時に入場行進を思わせるような高揚感を味わえたんですね。万博でも仙石さんがやってくれへんかな・・・

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