大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽 第32輪 大阪鋼巴 0-4 川崎前鋒

2008-11-24 09:45:54 | ガンバ大阪
「動あれば反動あり」というのは、確か国際政治学者の中西輝政氏が物事への見方において大事な要素だと言った。その意味では、連敗から脱出した川崎なんかこの見方が当てはまるだろうし(逆に次節反動が来る可能性だってあるが)、ガンバに関しては現在の選手層でACLを最後まで勝ち進んだ反動をモロに受けていたとも言える。

二川、遠藤、そして山崎不在というのは正にACLで最後まで勝ち進んだことで、直接であれ間接であれ、疲労が溜まってケガというものに繋がったということは否定できない。だからこそ、バックアップの整備というのが必要になってくるのではあるのだけども、倉田と寺田の二人が天皇杯でスタメン出場して芳しくなかったのが結局今回のスタメンにおいて安田を前に上げて下平を左サイドバックで使うという選択に繋がったのだが・・・結局のところ左サイドを狙われ、安田と下平の守備の連携もイマイチで後半は二人ついていたのにも関わらず抜かれてしまっていた場面が見受けられただけに、サッカーにおいて1対1で負けない、という基本的な部分で川崎に負けていたとは思う。

失点に関しては、前半セットプレーでテセに決められるまでは、(それまでにテセがドフリーの場面で合わせ損なう場面があったけど)集中して挟み込んでボールは奪えていた。まあ、後半は前がかりになった反動でカウンターを食らったわけだから完全に崩されてはいない。ただ、攻撃においてヤットもフタもいないとなるとポゼッションというのは著しく下がる。これがカウンターの温床にもなりやすい。ガンバの場合元来守備力で跳ね返せるチームではない分、ポゼッションというのは単に攻撃するだけでなく自らの守備時間を減らす役割を果たしていたのだけども、この二人が居なかったら攻撃面での影響もさることながら、守備面での影響も出てくるということが露呈されてしまったと言える。前半は遠藤不在時の攻撃という課題においてサイドを使うという回答を出そうとしていたんだけに残念といえば残念。あ、加地さんの攻撃参加の場面って久々にハッとさせられましたなあ、なんて書くと何だかたっくんのブログみたいになってきそうですがw

川崎にしてみれば正に注文通りの展開。ただ、この試合は彼らの得意なカウンターがハマッたというものであって、これだけで本当の強さというのは測れないだろうなあ。ガンバとやる前には真逆のパターンで相手にやられていたわけであるんだし。ただ、川崎が来年ACLに出るとなると、来年出場する為に今季1年間を準備に費やしたということが言えるかもしれない。監督が代わり、4バックに移行し、外国人3人を揃えて4-2-3-1のシステムを構築。その意味ではACLに出たらガンバ同様に前回の経験を生かせそうなのは川崎かな、と思うんですね。

某フロサポのブログの中で淀川より北の連中に勝つのは気持ちいいと書いてあるのを見て、苦笑してしまった、いやそんなところで苦笑したらイカンのでしょうけども(まあそういうところに拘るのが大阪人らしいねんけどもね)、なぜそう思ったかと言うと高畠って高槻出身やからw・・・あ、だからその人高畠もあまり買っていないのか失礼しました(ちなみに筆者は、元々淀川より北の地域で育ち、今はセレッソの練習場から徒歩で20分程度のエリアに住んでますが何か)。

ガンバにしてみれば残るは天皇杯だけとなったわけで、途中で明神を休ませたりというような試合を投げたような交代をしてみせた。藤ヶ谷の交代というのは個人的には微妙。確かに出来の悪い選手は途中交代させられても仕方がないし、GKとて聖域ではないだろう。チームが上手く行かなかった次の試合ではGKを替えたりするカントクのことだから、試合中にやってもおかしくはない。藤ヶ谷はこの試合でもいい反応を見せてピンチを防いでいたけどもGKの仕事って何もセーブだけではなく、味方DFへのコーチングの仕事とかがあるのだし、代わりに入った松代が飛び出しの良さをアピールしていたのだから、J's goalに載ってあったカントクのコメントが交代の理由としては妥当なのだろう。

ただ、気をつけるべきは、こうした交代というのが周りからすれば、「4失点したから代えられたのか」という風に捉えられてしまうということだろう。それは野球で言えば、守備があまり上手くない外野手の守備が不安だからイニング途中で代えるみたいなもので、「アイツ守備が下手だもんな」という視線が突き刺さり、代えられる本人にしてみれば酷く屈辱的ではある。こういう形での交代ってサッカーの試合では珍しいものだけに、藤ヶ谷もプロである以上、今後の奮起を望みたいところだけども・・

最後に審判に対するゴール裏の態度についてなんだけども、試合中の何もかも上手く行かない状態で審判の判定に声を荒げる気持ちは判るけど、ただそれをやるのなら、逆に言えば審判を褒めることも大事なのではないか。これは、試合後日帰りで帰阪してからその足で神戸に行って東京サポさんらと飲んでいた時に出た話なんだけども・・・「アホの審判」とか「ク○審判」とか叫んでいる時に状態は芳しくはないしそれが好転することもないだろう。それよりも審判団がゴール裏付近に来た時に拍手するくらいのことをやっておいても損はない、という話しまでしたわけなんですが。

ちなみにこの試合の西村主審というのはまあ、まだマシな部類に入る方のレフェリングではあったと思う。ところどころおかしなところはあったにしても。

しかし、今回またしても去年同様4点取られて負けか・・・もうこうなったら勝つまで等々力には絶対行ってやる!・・・って言う人間をカモと言うんでしょうなw


4 コメント

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来年も ()
2008-11-24 12:44:31
出来たらネギ背負って来てくれると嬉しいでっす。
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Unknown (民国97年)
2008-11-24 18:06:56
まあ、そっちがACLやら何やらで疲れた時で無い時に、なるべくベストなコンディションでの試合を希望しますね、ってまだ決まってなかったんだっけw?
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うちらも毎年 (海豚)
2008-11-24 18:13:20
スワンやら日本平にネギ背負って通ってるじゃないか。 orz
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Unknown (民国97年)
2008-11-24 20:27:43
まあ、サポって本当に懲りない面々ばかりですよねw

我々にとって最後の鬼門というのがF東開催時のみの味スタと、スワンなんですな・・・
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