大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

広島戦勝てなかったがミランよりはオモロかった

2014-03-27 08:39:14 | ガンバ大阪
先週末の試合は、連戦疲れで動きの重い広島(それでも寿人なんかは消えてるようでウチの最終ラインと駆け引きしていて効いているしやはり居る居ないでは大きく違う)に勝つ千載一遇のチャンス、と意気込んで臨んだ。まあ、後半あのPKの判定が無ければ、というところなんだけども、守備に関しては年間通してある程度計算出来るようにはなったかと。今の状態の守備を見るのも割と楽しいものだ。まあ、多分そのうち元の木阿弥に戻るんだろうけどもw、要はそこで得失点の収支がプラスになっていればいいわけなんですけどもね…個人的には球際の激しさが失われ、選手の距離離れ過ぎていて、本田が出ている以外何も関心が持てないミランの試合よりはずっと面白かったんだと思いますよw

まあ、流石にクラシコ(これも審判がアレだったが)はもとより、インテルとアタランタの試合の激しさと比べるつもりはないけどw

海外のサッカーの試合の質にもピンからキリまであるのだとしたら、今のミランは欧州でも下のランク質でしかないのなら、ガンバ広島戦は正に国内サッカーの中でも上質な試合だったかと。まあ審判について言うのは言い訳でしかないんでしょう。過密日程や移動距離について言うのも言い訳だと世間では取られるようにw

では、どの辺が面白かったかと言えば、守備が面白かった。歴代のガンバを振り返ってもも、守備の面白さを教えてくれた記憶はないw それは健太監督の選手起用を見れば、守備ありきで毎試合2列目から先を弄っているところからも伺える。ヤットをFWというかトップ下で起用してきたのは、開幕の浦和戦と同じであることに注目したい。ここでキモなのはヤットよりもむしろ秋をサイドに持ってくることによって、藤春との連携によってミキッチを抑えるだけでなく、塩谷の上がりにも睨みを効かせるというものだろう。ACLでのソウル戦の先制点は彼の対角線フィードが起点ではあったが、ソウルのミラーゲームだとサイドに人数を割けないんですな。サイドへの山岸へのサイドチェンジについては、加地さんが危なげない対応をしていた。そしてヤットに課されたミッションは、守備時に相手の青山を見ろ、というもの。

いずれにしても、ヤットをどこで使うかが後回しになっているわけで、健太監督が対戦相手へのスカウティングを重視した形からチーム作りを行っているということが言えるかもしれない。まあ、ある意味残留仕様なサッカーではあるんだけども、これをやるとしたら今の順位とタイミングしかないのかな、という気はしますね。落ちすぎると今度は3ポイント狙いに行くしかないということにまでなって、気合が空回りしてしまうってことになるわけだから。

ヤットは恐らく例年同様代表月間となる6月に向けて調子を上げてくるんでしょうw 今年なんかはとりわけそのような傾向が強いけども、4年前の今頃は今回よりももっと酷い状態にあったことを考えると、試合で使いながら調子を上げさせていくというのが健太監督の方針かもしれない。だからこそ、今はヤットありきからではチームを作れないとの判断かもしれないが。

開幕からの一連のベクトルを支えているのが恐らく広島にもいた片野坂コーチなのかな、という気はしますけどもね。次の鳥栖戦ではミチに対してどんな対策を練ってくるかですが、トイメンは一発滑り芸の加地さん任せってことになりそうで、それがあるからこそ藤春の側をどうケアするのか、という発想を元に戦略を組み立てるのかもしれないが…