大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

攻撃をどうするか、という問いへ答え

2014-03-12 23:16:59 | ガンバ大阪
攻撃をどうするか、という問いに対して新潟戦で健太監督が見せた答えは、ロングカウンターを多用するというものであった。米倉のスタメン抜擢もそのベクトルに沿ったものではあったのだろう。実際、秋、佐藤に米倉の3人で攻め切るという場面があったくらいであるから。狙いはある程度うまく行っていた。

この試合での守備の問題は、左サイドでの守備で藤春の所はは狙われがちになるものだ。その場合に攻守の切り替わりが早い時にヤットが戻りきれない代わりに大輝とコンちゃんがサイドにスライドする形で対応する。この試合でもって、初めてコンちゃんの重要性がヤットを上回るようになったw だからこそ一昨年やっとけ、という話なんだが、大輝への信頼感というか、その時の藤ヶ谷との連携の問題が正信には悩みのタネだったのだろう。

そうなると、ヤットのこのチームでの位置づけとなるとどうなるのかという話なんだけども、それはズバリ、セットプレーでのキッカーに他ならない。前半ビルドアップでヤットが左サイドでパスを出そうとすると、プレスバックしていた田中達也に奪われた(彼の献身的な動きは頭が下がるが、その分スタミナ消耗を早めている)んだけども、彼のパスの出しどころが狙われるとなるとあまり起点になることはなかった。

けど、今のチームにおいてはこれまで以上にセットプレーは重要な得点源としなければならないので、そこの配球はヤットに任せざるを得ない。先制ゴールの場面でも現地ではなんであそこで岩下を新潟の守備陣がフリーにしたんだろうと思ってたんだが、試合後に現地から帰りにオンデマで確認すると、新潟は岩下をオフサイドに置いていたんだが、佐藤とコンちゃんに釣られる形で相手のマツケンがラインを下げていた。これは開幕戦でもオフサイドにはなったけども、チームとして狙っていた形だったのだろう。それを可能にしたのは、岩下が要求する形で配球したヤットの技術ではある。

そうやってリードを奪えば、健太的にはやはりサイドのケアがルーズになって、クロスを挙げられることで、交代前にクロス上げられて、両CBの間に川又に入られてあわや、という場面があったんですが、そこでヤットはお役御免となる。秋をサイドに回して蓋をして、中央でのマークを外さないように最後西野君入れてマンマーク気味で相手の前線に対処した。リンスっていうのはまあ、相手に対する牽制要員だったのか?

まあ、欲を言えば佐藤やヤットが絶好機を決めていればというところなんだけども…ただ、そんな佐藤でも2得点においては彼の動きだしが効いているからこそではあるし、冒頭に述べた左サイドの守備スライドでも、佐藤がバイタルまで戻っているからこそ出来るものだ(セレッソのフォルランは一応守備はしているが佐藤程の守備タスクは課されていない。まあ、それが広島戦での失点の遠因ではあったが)。まあ、佐藤に今以上のものを求めるのは酷なきがするが、そんな彼でも怪我する前よりは良くなっていることは加えておこう。

今のスタイルについては賛否両論はあるんだけども、リーグ全体を見渡せば、まだチームビルディングの最中でまだ調子が出てないチームがある中で、とりあえず今のウチは手持ちの札でやりくりしているというのは分かる。その中で勝ち点を少しづつ拾えるかなんだが。

あとは守備の負担を減らすためにもう少しポゼッションを上げたいところかな。今は藤春がミスを誘発するように彼のところへ相手がプレスをかけて追い込んでいる事が多く、藤春が前に蹴ったところをかっさらわれてる。ここの繋ぎをどうするかですな。今は秋を前線においてヤットを2列目に使うんなら、藤春が蹴らされる場面を避けるべく、ヤットの上下動とコンちゃんのサポートでどんだけカバー出来るかですな。あと、東口に戻して相手の前プレを無力化するオプションも試せばいいけども。ビルドアップ考えるとCBの選択肢は今のスタメンになるわけか…ナビスコではメンバー多少入れ替えて同じ事が出来るかを試す場になるかな?