ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

劇団大樹さんの新作のこと

2012-02-12 | Weblog
うーん、どうしよう、で一ヶ月。
何年も前から延ばし延ばしにしていて、でもはるばる大阪までモクレンもみみずく町も観に来てくださった主宰の川野さんをこれ以上待たせられないと、4月までに書くことを決心し、大体のストーリーも年末に送ってしまっている。
書き出したものの、これがぜんぜん進まない。
川野さんと主人公が重ならないのだ。
書いては消し、書いては消し、うーん、どうしよう。
難航どころか港からも出て行かない。
まあ、あちらもすぐに上演というわけではないし、ちょっと置いておこうか...いや、だめだめ、そんなことをしてしまったら、また何年先になるかわからないじゃないの...。
悩んだ末、この設定じゃムリだと、あらためてもう一度最初から練り直すことにする。

集めた資料やメモ、大樹さんの今までの公演の舞台写真、私が今まで書いたものなんかをパソコンで検索してた時、ひとつの作品のタイトルが目に飛び込んできた。
以前シナリオ学校の生徒さんのために書き下ろした10分ほどの短編だ。
こんなものも書いてたんだと開いて読み始めた時、突然、天恵のように(なんだかオーバーな表現ですが)、その短編の主人公と川野さんの顔が重なったのだ。
すぐさまその男を頭において、いままで考えていたストーリーを再構築していくと、
あらら不思議、登場人物が動き出し、物語が展開していく。
こうなれば、私の場合、もう大抵大丈夫なのだ。
やれやれ、やっと楽しい船出という感じになってきた。

というわけで、このブログを読み始めてドキドキしていた川野さん、安心してくださいね。
(写真は2009年に劇団大樹さんで上演してもらった「森蔭アパートメント」の舞台写真。マリンバの生演奏も素敵でした。)

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