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常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

リラの花

2016年04月26日 | 日記


リラの花は札幌では、6月に咲く。ライラック祭が催されるのも6月だ。リラがフランス語で、ライラックは英語読みである。15、6世紀に欧州に栽培が広がってが、最もこの花を愛したのは、フランス人であった。ベルサイユ宮殿の庭には、リラの生垣があるという話だ。この花の芳香にひかれて若いカップルが来て、愛を語らったらしい。そのリラの花が、この地ではもう咲き始めた。

つゝましく古りたる壺やリラ咲きぬ 水原秋桜子

花冷えという言葉があるが、これは桜の花が咲くころ寒気が入り込んで、時に雪を降らすほど冷えることがある。これを花冷えと言っているが、北海道ではこの表現は当てはまらない。むしろリラ冷えというのが、6月に来る寒気をさして北海道らしい。6月に北海道の友人と電話で話したことがあるが、「こっちは寒くてストーブを使ったよ」と聞いて驚いたものだ。
コメント (2)
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