常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

華鬘草

2016年04月19日 | 


裏の空き地に移し植えた華鬘草が今年も咲いた。ケシ科の多年草で、咲きはじめの花は、やや緑を帯びたような色合いである。普通に栽培されているのは淡紅色で、白い花は珍しい。高山植物のコマクサの仲間らしい。仏具の華鬘に似た形をした花だからこんな不思議な名がついた。別名タイツリソウともいう。こちらは、しなった釣り竿に魚が掛かったようで分かりやすい名だが、鯛が一度にこれほど釣れてくることはないだろう。写真機を構えると、一陣の風が花を揺らした。

水尾を消す風のにはかに華鬘草 辻 美枝子

今年はアシタバを栽培するために種を撒いた。ベランダにポットの栽培土を入れて水やりをする。発芽まで時間がかかるらしいから、それまで根気よく霧吹きで水やりをする。ズッキーニの種も植える。こちらは時間差で、畑に定植するのも時期をずらす。そうすることで収穫の時期を長くしようとの作戦である。春の気候は変化がはげしく、畑仕事も天気次第である。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜散る

2016年04月19日 | 日記


満開の桜に大風が吹き、一夜にして散った。花の命は短いものと、古来言われているがその通りになった。かわって、八重桜が登場している。コブシが散り、木蓮が散り、木々には葉が附きはじめた。

酒は緑にして花は紅く客は詩を愛す
落花の春岸 酒家の旗

花を惜しみ、酒を欲するのは人の常だが、この一週間の熊本の地震の報に心は痛む。生きている間に、これほど多くの惨状を目にするのは、この時代の特徴とも言える。被災地の皆さま、気をつよく持って、耐え抜いて下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする