梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

やな世の中だねえ

2021-08-13 10:44:35 | 雑記
駅を出て最初のバス停から小柄な男性が乗って来た
見た目は60歳代の後半くらい、作業服である
「消防署に行きますか?」と聞いた
運転手が「2丁目ですよ」と答えたら「消防署に行くかと聞いたんですが!」と少し気色ばんだ口調で再度聞いた、
よく聞き取れなかったが運転手が「二丁目の前が云々」と答えたが又「行くんですか、行かないんですか!」と言葉は丁寧だが詰問様だった、
「すみません、消防署の前に停まります」と言ったときにやっと理解したらしい
「すいません、理解しました、しっかり覚えました、もう忘れません」と大声で謝ったが
照れ隠しなのか異常なくらいすみませんを繰り返していた、
(ああこれが俗にいう”キレる年寄“りか)と考えた、
その人は未だ現役の様だったが此れがリタイアしてもう少し年配だったら引っ込みがつかなくなってしまい激高してしまうんだろうな、
SNSや新聞などでキレる年寄り、「老害」などと言うのを聞くが簡単に激高し暴力に及ぶ輩は最近とみに増えた気がする
これは年寄りだけでなく老若男女全体から出ている様だ、
あおり運転や妨害行為から因縁をつけると言う事案も聞くが世の中が殺伐としてきた、
経済格差の広がりとそこから抜け出せる望みが殆ど見えなくなり国民の7割を超える下級層にはまったく配慮しない政治にそれこそ“キレた”連中が増加してきたんじゃあないのか、
感染拡大はますます増えて医療の崩壊は目前にせまる、
抑えるのは人出の抑制だと言う、
オリンピックでグズグズになった民意は緊迫した状況を全く理解しない、
強制力を持って抑えるなら経済的な補償は避けられない、
今更言ってもどうにもならないがオリンピックで消滅した1兆を超える経費を補償に廻して完全なロックダウンをすべきだった、
先の見えない状況は更に自暴自棄、やけになってキレる輩を生み続けるのか
座頭市じゃないが「いやな世の中だねえ」か!

哀れなオリンピック

2021-08-07 12:43:18 | 雑記



通勤路の狭い路地、駐車場のコンパネの廻りに蔓が伸びて小さな花が咲いていた、調べたらパッションフルーツの花だった、
時計草は育てるのががかなり難しいと聞いたが全く雑草並みに咲いていた
オリンピックの話題がメダルよりこんな記事が目立っている
イタリアのユヴェントス女子サッカーチームが公式のTwitterアカウントで、人種差別的な写真付きのツイートをしたことに、波紋が広がっている。公式アカウントは当該ツイートを削除した後、「論争を引き起こす意図も、人種的な意味合いもなかった」と説明し、謝罪した
論争を引き起こす意図も、人種的な意味合いもありませんでしたが、ツイートにより不快な思いをさせてしまったことに対し心よりお詫び申し上げます。ユヴェントスは、常に人種差別や差別に反対してきました」と説明した。
それではどういう意図をもってこんなジェチャーをしたと言うのか、
これが東洋人(日中韓)を侮辱する、容姿を笑いものにし軽蔑するジェスチャーだと言う事を知らなかった云うなら何を表現したくてツイターにアップしたのだと言うのか、
「それ以外のコメントは無い」とにべもないらしいが程度が低いのは貴方たちで「常に人種差別に反対してきました」そうだが差別反対以前の問題だ
少し前に「フランス人はチャイニーズと揶揄する様にからかったり、釣り目のジェスチャーが何で差別なんだ?」と本当におもっていると言う記事が有った、
その行為をするときに自分達が何を考えてそういう行為をしているのか自ら問うてみればわかるだろう、それは愛情と友好と正反対の自分の心に気が付くはずだ、
それに気が付かないなら高等な教育と知的意識を備えた人種だとは言えない、
彼等がそれをするときは相手が「不快になる事」が楽しいと思っている筈だ、
相手が喜ぶのがうれしいというのは他の動物にみられるが相手が怒るー事、悲しむことを楽しむ」と言うのは一部の人間だけだろう、
それが「虐め」の根源である事は間違いない、根本的に相手が悲しむ事で自分が楽しくなると言うのは自らを高めるのではなく対象に圧し掛かる事で自分が強い、或いは偉いと思う感情だとしたら全く進歩成長は望めない、
しかし今度のオリンピックは選手にとっては哀れなオリンピックになったと言えるだろう、
コロナ蔓延で無観客、高温多湿でとてもベストコンディションとは言えず完全な能力を発揮できない競技、
コロナの関係で何名かの選手は棄権をやむなくされ公平な戦いだとは言えない状況、
そして何よりも多くの人達から全く歓迎されない大会となった投げかけられる冷ややかな視線、
そしてさらにこの様な程度の低い愚かしい行動が複数出る、
此のまま恐らく閉会式まで突っ切るだろうが、無事閉会式を済ませれば「成功裏に終了した」と間違いなく言い立てるだろうが医療界から言われた通り蔓延はオリンピックに合わせる様に爆発的に拡がっている
16歳の高校生が発言欄で「緊急事態宣言なんて言ってもオリンピックはやってるんだから大したことは無い」と言う友人が多い、と疑問を呈していた
オリンピックと感染拡大の直接的因果関係より彼の言う様な国民の危機意識の欠如は政府のダブルスタンダードと言うべき政策にある、
まあ「政策方針」なんぞどう見ても見当たらない、唯々右往左往、朝令暮改、言い訳どころか真面に質問にも答えないのは政策ですらない
都内だけで1万人を超える可能性も指摘されている、その対応は「重体患者以外は自宅療養」だそうだが自宅で設備も知識もないのにどう対処しろと言うのか
医療が崩壊状態にあるのは充分に理解できるがそうしたのは誰なんだ、

敢えて火中の栗を拾う、政治家の覚悟矜持は

2021-08-05 09:10:18 | 雑記
菅総理が「重症者以外は自宅療養の方針」を表明し医療界以外同じ党内からも批判が噴出しているそうだ、
感染症分科会の尾身会長には連絡もしないで政府内で決めたと言う、
相変わらず専門家の意見は全く聞かない、能力過信も程があるだろう、いや」能力以前門外漢である、
「政府の方針」だそうだがいまや方針なんかは何の意味もない、発言は二転三転右往左往のドタバタ劇だがそれが国民の財産生命を預かっている政府ではたまったものではない
二階幹事長が次の総裁選に関して「総裁に立候補する人間が二名以上いるから選挙になる、現在菅氏以外立候補者がいない、従って菅総理が適任だ、
菅政権には党内に一定の支持がある、有権者にも多くの支持者がいると確信している」と宣った、
“党内に一定の支持“が有るのではなく”現時点で政権を担う自信のある人物がいない“だけの事だと思う
劇的に現状を改善する事は基本的に難しい、恐らくこの危機を乗り越えるには今まで積み重ねて来た不祥事を全て認め改善する事が必要だ事は恐らく自民党議員でも理解しているだろう、
しかしそれを言い出すのは安倍政権が強引に推し進めた政治に反旗を翻らす可能性が多く、古老金庫番からの締め付けが恐ろしいのだろう、
自信が無いのにあえて火中の栗を拾いに行く様な政治家は居ない、政治をする為の政治家は殆ど居ない、政治家であるために政治をやっている、
当然国家国民の為ではない、政治家の為、政経官の為である、
これは与党だけではなく野党協力のドタバタを見ていても野党議員も恐らく同じだろう、日本は此れからどうなってしまうんだろうか?
しかし日本人は未だ未だしたたかだ、おとなしい羊の群れでもしぶとく生き抜くしかない、
「七人の侍」のラストで志村たかしが野武士との闘いが終えて田植えに興じる百姓をみて「本当に勝ったのは彼等だったのかもしれないな」と自嘲気味に話すシーンが有ったが我々も政治家のドタバタをどこか冷めた目で見ている、
それにしても忍従にも限界があるぞ、本当に

危機感が欠如している

2021-08-01 11:44:42 | 雑記

川面の日差しが鉄橋の下で波紋をギラギラと動かしている、
感染が猛烈な勢いで増えている、全国では1万人を超え都内は4千人を超えて来た、僅か一週間で倍になっている、
オリンピック開催と時を同じにしての拡大は推進派がいくら覆ってもそれは明確な数字になっている、
オリンピック自体直接原因と言うより「緊急事態」に対する自粛要請と正反対な世界規模の集合競技を多くの反対意見を無視して開催を強行する政府、都政に対する不信感から全くその「自粛要請」を守らないと言う副次的な要因の方がこういう事態を招いているのではないだろうか、
年代的には70%が30代以下だそうだ、恐らく児童の人数は報道に現れていないから10代後半から30代前半なんだろう、この世代は第2次蔓延の頃から要請を無視した行動が目立っている
曰く「緊急事態宣言が出ても最近は効果が無いから」と言うがそれは本末転倒で「守らないから効果が出ない」のだ,
今朝の新聞に31日の原宿竹下通りは真っすぐ歩けないくらいの混雑だったそうだ、
話を聞いたと言う女性(22歳学生)は「コロナが終わらないと学生時代が終わってしまうから来ました」と答えたそうだ、
こんな認識である、世界を巻き込んだパンデミック、死者は数十万人に達し、日本はそれでも世界的に見るとかなり抑えられているとはいえ1日に1万人を超える新規患者が出る、
そして毎日数十人の死亡者が出ている状況でさらに1週間で倍になってきている、
それが「学生時代が終わってしまうから遊びに来ました」だと
学生時代は遊ばなければと言う発想自体があまりに現代日本の大学生の意識の低さだろう、
リモート講義が解り難いと言う話も出た事が有るがそれでも「学生」の本文は勉学だ、
国や都の要請、崩壊寸前の医療からの懇願に対して「自粛疲れ」だとは
労働を強制している訳では無い、多人数で集まっての遊びを避けてほしい、という事がそれほど“疲れる“事なのか
我慢してもらいたいと言っているのは“遊び”である、生きるのにはある程度必要な事だろう
仕事だけならそれは機械の様なもの、一方遊びだけならそれは動物である、しかし野生動物は生きる為の行動が殆どで“遊ぶ”と言う行為は人間やごく一部の動物に限られるが人間社会における“遊び”はあくまで余暇である、
本来の生命維持継続が危ぶまれる状態で余暇などある訳はない
嵐が吹き荒れ強風が巻き、豪雨で川は決壊し都市はズタズタにならんとしているのに「外に出たいから」と言う、
それを放っておくわけにはいかない、ドアを開ければ雨風は一気に家に吹き込んでくる、
この世代の連中にその危険恐怖をどうしたら理解させられるのか、オリンピックどころじゃあないんだよ、
本当に!