梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

危機感が欠如している

2021-08-01 11:44:42 | 雑記

川面の日差しが鉄橋の下で波紋をギラギラと動かしている、
感染が猛烈な勢いで増えている、全国では1万人を超え都内は4千人を超えて来た、僅か一週間で倍になっている、
オリンピック開催と時を同じにしての拡大は推進派がいくら覆ってもそれは明確な数字になっている、
オリンピック自体直接原因と言うより「緊急事態」に対する自粛要請と正反対な世界規模の集合競技を多くの反対意見を無視して開催を強行する政府、都政に対する不信感から全くその「自粛要請」を守らないと言う副次的な要因の方がこういう事態を招いているのではないだろうか、
年代的には70%が30代以下だそうだ、恐らく児童の人数は報道に現れていないから10代後半から30代前半なんだろう、この世代は第2次蔓延の頃から要請を無視した行動が目立っている
曰く「緊急事態宣言が出ても最近は効果が無いから」と言うがそれは本末転倒で「守らないから効果が出ない」のだ,
今朝の新聞に31日の原宿竹下通りは真っすぐ歩けないくらいの混雑だったそうだ、
話を聞いたと言う女性(22歳学生)は「コロナが終わらないと学生時代が終わってしまうから来ました」と答えたそうだ、
こんな認識である、世界を巻き込んだパンデミック、死者は数十万人に達し、日本はそれでも世界的に見るとかなり抑えられているとはいえ1日に1万人を超える新規患者が出る、
そして毎日数十人の死亡者が出ている状況でさらに1週間で倍になってきている、
それが「学生時代が終わってしまうから遊びに来ました」だと
学生時代は遊ばなければと言う発想自体があまりに現代日本の大学生の意識の低さだろう、
リモート講義が解り難いと言う話も出た事が有るがそれでも「学生」の本文は勉学だ、
国や都の要請、崩壊寸前の医療からの懇願に対して「自粛疲れ」だとは
労働を強制している訳では無い、多人数で集まっての遊びを避けてほしい、という事がそれほど“疲れる“事なのか
我慢してもらいたいと言っているのは“遊び”である、生きるのにはある程度必要な事だろう
仕事だけならそれは機械の様なもの、一方遊びだけならそれは動物である、しかし野生動物は生きる為の行動が殆どで“遊ぶ”と言う行為は人間やごく一部の動物に限られるが人間社会における“遊び”はあくまで余暇である、
本来の生命維持継続が危ぶまれる状態で余暇などある訳はない
嵐が吹き荒れ強風が巻き、豪雨で川は決壊し都市はズタズタにならんとしているのに「外に出たいから」と言う、
それを放っておくわけにはいかない、ドアを開ければ雨風は一気に家に吹き込んでくる、
この世代の連中にその危険恐怖をどうしたら理解させられるのか、オリンピックどころじゃあないんだよ、
本当に!