梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

白い酒器を買って来た

2016-05-11 15:58:22 | 雑記
ゴールデンウィークの最終日、思い付きで小田原に行く事になった。目的が有ったわけでは無く連休中全く何処にも行かなかったので「昼飯でも食いに少し遠出しようか」と言った程度の話になったので“小田原に“と言う訳でもなく東海道線で川崎から電車に乗ってみたのだが、熱海行きだったので熱海にでもと考えて居たのだが小田原に下車する事になった、
「昼でも食べたら小田原城でも見てこようか」と降りたが未だ時間が少々早い、改札を出てコンコースを降りて行くと地下に食堂街が有ると書いてあったので地下までエスカレーターで下って見ると小奇麗な店が幾つもある、広場を突き当たりまで行って右手に廻ってみる、挽き物の店が有りその次に「菜の花」と言う店に焼き物が飾ってある、夫婦ともに結構焼き物が好きである、少し前は珈琲カップだったが最近は酒器が好きになった、
最初眼に入ったのは群青色の釉薬のぐい飲みだったが全体的に濃い群青色なので少し重い雰囲気だし似たような様な焼き物は彼方此方で見た様な気もする、
女房が眼をとめたのは明るい白肌の焼き物でよく見ると地肌の中にきらきらと光る物が有る、志野焼の様な肌合いだが志野焼独特の厚い釉とは違い全体に均一に廻っている、
器の中に一点濃い緑色の模様が有ってそれも面白い、小柄のぐい飲みや酒付き風の物に混ざって小ぶりの鉢の様なと言うか大型の茶器と言うか面白い形の器が有った、

手に取っていると店の女性が「此れでワインと言うのも面白いですよ」と言う、「ワインか!思いもしなかった」と女房が言い、自分も再度手に廻して見て「それも良いかもしれないな」と言う事で買う事にした、

女房はぐい飲みと猪口の中間の様な物を買って来た、
作者は奈良在住の「辻村唯」と言う方だが女性の様な名だが確か男性だと聞いた、
同じ構内で海鮮丼と豪快天丼と言う物で昼食を摂ったら時間は2時を廻っている、女房は「小田原城に」と言ったが箱根には何度も来ているが一度も乗った事の無い「箱根登山鉄道に乗ろう」と言う事になる、
湯本で強羅行きの登山鉄道に乗り塔の沢からスイッチバックを一回のって大平台で時間が遅くなりそうなので折り返す事にした、強羅まで行けばもう少し楽しめたと思うが花は全く無い紫陽花群生と鉄橋も見たので良い事にする、小さな無人駅を通過し湯本から普通電車小田原行きに乗って戻る、小田原の二つ手前にある「風祭」と言う駅名は前にも書いたが風情が有って好きな駅で有るがまあ見る物は何もない、
帰宅途中にせっかくだからと白ワインを買って来たが注いでみるとワインの黄色がかった色と其処にある緑の模様が相まってワインと言うより殆どお茶の世界である、

しかし横方向から見たこの器は本当に姿が良い、2杯目は焼酎を加えて味を楽しんだがやはりこの器は美味しい大吟醸なんかにぴったりの感がするな、
旨い肴に美味い酒で庭でも有れば最高だが贅沢は言えない、取りあえず器が良いだけでも良しとするか

野党は纏まれないのか、これでは全く駄目だ

2016-05-06 17:51:06 | 雑記
民進党の細野氏が「共産党と政権を共にすることはあり得ない、選挙協力と言う言葉も使って居ない。共産党が自らの判断で候補者を出さない事についてはプラスになるので、それを認めているにすぎない」と述べたと聞いた、少し前に岡田代表も同じ様な趣旨の発言をしているがこう言う発言を得意げに記者発表をする神経が全く理解出来ない。
安倍政治のほつれが可成り顕著になり若い世代から知識人まで、報道圧力にたいする強硬姿勢は海外のメディアからも批判が出始めているとはいえ未だ内閣支持率は60%を超えているのだ、残りの全野党が一致協力しても未だ足りない、反自民が纏まったとしても次の参院選で勝てるかも微妙な状態だ、
今回の自民党はその前の民主政府が作り上げたと言っても決して過言ではない、「自民は嫌だが民主ではどうにもならない」と言う選択から組織票が残って自公の大勝になったのは間違いあるまい、
このままではまずい、安倍自民は傲岸不遜に国民の意思を無視し続けている、何としても此の暴走は止めなければならない、代わる政党が無くとも取敢えず安倍政権を引き倒さなければならない、共産党とは基本的に目指す所は違うと言うのは解る、しかし今目指しているのはそれ以前の問題だ、暴走する政府を止めなければいけない、その為には「安倍政府を倒す」事に専念して貰いたい、今度また自民が野に下れば「国民は馬鹿では無い」事を理解するだろう、その次に又自民に戻ったとしても現政権程傲慢な運営はするまい、
国政運営と言うのは綺麗事では行かない、日本の戦国時代も近代世界の政治も権謀術策は当たり前、虚々実々の駆け引きなしで運営など出来る訳も無い、
常に清廉潔白で裏表の無い政治家などが成り立つ訳も無いし事実前民主政府も結果的には言動不一致の結果に終わったがのが大敗の原因でもあった、しかしこんな簡単な事も理解出来ないと言うのは余りに酷いだろう、全野党ががっちりと握手する位のパフォーマンス位やった処で政権を取った後のゴタゴタに「あの時の握手は何だったんだ」と言われようともそれから話し合えばよいだろう、このままではスタートすらしない、
大変な問題を内蔵した政府になる事は有る程度眼に見えているが敵の前で喧嘩して見せる様なアホな政治家ではとても国家政権運営が出来るとは思えないと判断せざるを得ない、
清濁併せのむ政治家でなければとても無理だ、「水清くして魚済まず」とまでは言いたくないが敗戦から高度成長期までの政治家に比べたらあまりに器が小さいのは「安倍政府の閣僚」も、野党の党首も本当に情けない

粋な別れは

2016-05-02 10:10:12 | 雑記
グラシェラスサーナのアルバムをぼんやり聞いていたら裕次郎の「粋な別れ」が掛って来た、彼女の歌にはガソリンスタンドでカーステレオ用にでなんとなく買った時からファンである、当時はまだ若くもう一人のギタリストの女性と演奏していた、
日本の歌謡曲や子守唄等をカバーしていたのだがCDを買った時カンツオーネを越路吹雪が日本語で歌っているのを更にカバーすると言うややこしい曲が入っていて2番の歌詞を原語で歌うと言うのが入っていたのだがその後にフォルクローネが2曲位続いてこのうち一つが彼女のオリジナルかな?と言う曲が有ったのだがやはりかなりのびのびと歌っていて素晴らしかった、
今度買ったアルバムには「舟歌」と「恋人よ」が入っているが前回と重なったのに「回り灯籠」と言うのが有ったがこの曲は彼女のアルバムで知った、前回のCDを無くしてしまったのだがその中に有った「狂った果実」が好きだったのだがネットで見ても見つからないのが実に残念だ。
「粋な別れ」の歌詞に「恋の終わりなんか解りはしない、泣かないで、ゞ粋な別れをしようぜ」と言うセリフがあるが一方的に別れを切り出されたらそうはいかないだろうな、
芥川龍之介の朱儒の言葉の中に「私が彼女を好きになった時彼女も私を好きになった様に、私が彼女を嫌いになった時、彼女も私を嫌いになってくれれば良いのに」と言うのがあったが相思相愛が中々難しい様に一方が飽きて上手く相手が飽きてくれればと言うのはそうは無いのかもしれない、まあそれでも結構付いたり離れたりして居るのだから上手くいくのかもしれないな、
結婚するまでは両眼を大きく開けて結婚したら片目をつぶると言うヨーロッパの格言が有るが大抵は「恋は盲目」で結婚した後は「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と言う事の方が多い、まあ別れた後別のパートナーと暮らして見て「前の方がマシだった」事もあるから「袈裟まで憎い」も「恋の反動も盲目」なのかもしれない、
どだい高度成長期の子供達は「我慢する」と言う事に慣れて居ない気がする、我慢は「理不尽な事」に対する我慢と自我が通らない事に対する我慢と言うのが有るが「自我が通らない事」は社会に出れば幾らでもある、自分以外は全部他人なのだから相手の自我を認めれば当然「我慢」しなければならない、我儘と言う言葉は「我が思う事を儘にする」と言う事で世の中はそうはいかない、今の社会は金が力を持ってしまい金さえあれば大抵の事は「我がまま」にしているが廻りが頭を下げて居るのは「金」に対してだけであって金を使う輩に頭を下げて居るだけである訳では無い、まあ恐らく本人もれは気付いていて心から満足は出来ないでいるのではないだろうかと思う、まあ金を「我がまま」に出来ない輩の負け惜しみでもあるが