梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

今の野党での閣僚は想像出来るか?

2016-05-16 13:33:59 | 雑記
大分・熊本の地震被災のニュースで安保関連法案や消費税増税等の問題がかすんでいる、
政府に批判的なマスコミにかける圧力は多くの海外メディアからも批判されているのだが未だ収まらない地震対策に国会運営を廻さなければならない状況で国民の耳目もやや追及の手は控え気味だ、
長い自民党政権のなかで阪神淡路震災と東日本災害の2つが偶々戦後3回だけ有った社会党(民主党)政治の時に出くわした、今回の被災が自民党としては初めての劇震災害になる訳だが永い政権と圧倒的多数の議席、加えて直接的被害である死傷者の数字も前二つに比べるとかなり少ないせいもあってかなりスムーズな対応になっている様だしそのせいで強引な富国強兵主義の様な動きも少しは減速したかもしれないが表に出て来ない事の方が大きいのではないかと懸念する所でもある。
外的要因がと言って入るが結局マイナス金利の発動にも拘らずデフレは更に進行する、黒田総裁や官僚がどう考えて金融緩和が景気浮揚の特効薬だと思ったのか知らんが中小企業以下、特に零細企業と消費に影響の有る小売業にとって「金融利息」は個人レベルの所得に影響する訳の無い事は常識だ、金を借りるのはそれを使って新たな利益が見込める場合で最終消費や企業利益が見込めない状況で「金利が最低だから金を借りなさい」と言われても借りる訳も無い、窓口の金融機関も返済の計算が出来ない金を貸す訳はない、借りた金を食いつぶして返済不能になる事は火を見るより明らかだ、
ずっと高度成長の舵取りをして来た自民党は大手企業と二人三脚で日本を此処まで押し上げて来た事は確かだろうがそのせいで国民の7割以上になった低所得者層とそれを支えて来た中小以下の企業を理解出来なくなったのだろう、この7割を絞りとって肥え太った大手企業にもそれは理解出来ないのだろう、東芝・三洋・シャープ、此処に来て三菱自工と経営の基本を疎かにして来た大手が零落している事も同じ原因だろう、
その7割以上の国民や労働者の代弁者である筈の社会党→民主党→民進党は結局名前を替えてみただけで他の野党と協調する気は全く無い様だ、「野党再編成」ではなくイメージの下がった党の名前を替えただけで幹部は全くそのまま、人間を入れ替え無くとも良いが発想も変えられないのでは全く意味は無かった、
前回の鳩山・野田政権も村山政権も一期も持たないでお粗末な運営は結局自民党に利しただけ、今回は恐らく交代すら出来まい、全くの私見ではあるが岡田・細野両氏のどちらであっても「日本政府を代表する席」を任せると言う想像は出来ない、
総理をさておいてもだ、誰が外相を、誰が財務大臣を、と言う想像は更に浮かんでこない、
結局此れが「安倍政権支持率55%」の主因なんだろうな
自分としてはアナクロニズムの安倍政権にこのまま任せておいたら取り返しがつかない事になりそうな気はするが今の民進党よりは未だ自民党の人材の方が勝っているだろう、
こうなれば後は自民党の内部自浄能力を頼るしかないのか、菅官房長官と安倍総理が協力して運営しているのか、はたまた安倍総理はただの神輿か、北朝鮮の神輿より多少自分で走っているように見えるがそうだとすると安倍信三氏のアナクロで日本が大日本帝国に戻られてはたまらない、
18歳からの参選挙でどうなるか、我々世代は野党の情けなさに白けきっている、彼らの審判を期待するか、その結果がどうなろうとも未来は彼らの物だからな