梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

小型原子力発電所は潜水艦と空母用に東芝が製造している

2018-12-01 12:00:35 | 雑記
今朝の新聞に政府が小型原子力発電所を検討していると言う記事が乗っていた、
実は4年ほど前にある所からこの話に近い計画でルートが無いかと言われたことがある、
米国の原子力空母と潜水艦に搭載されている原子炉は全部日本製で殆どは東芝WH(一部日立プラントがあったらしい)が製作していると言う話でこの原子炉は密閉型の加圧式であり1M~2Mが潜水艦用、空母用は10M程度であると言う、
戦力として重要である事、密閉した空間に設置する事等で安全は原子力発電所の比ではないうえ大きさも小さく取り扱いも簡単で且つメンテナンスもほゞ無い、
但し燃料の核物質が無くなっても(表現としてはそうだが全部廃棄物になったら)開けて処分はしないでそのまま深深度地下に埋めると言う構造だそうだ
東南アジアの(この時はカンボジアだった)インフラが整っていない未開の土地に原子炉を深深度地下に設置し周辺100km程度の発電を賄い、発電が終了したらそのままガラスやコンクリートで埋めてしまうと言う計画ですでに政府の依頼を受けていると言うものだった、
仕事の関係で電力会社から聞いてもらったが製作部門と管理部門が違う為「連絡は不能」と言う話だが基本的に「眉唾」だなと言う結論になった、
しかし今回の報道から(あのままのはなし)だなと言う感じを持った、
記事では「アメリカの会社と共同で」と書かれていたが念のため原子力空母と潜水艦について調べたらやはりアメリカでは小型原子炉は作っていずに東芝/ウェスティングハウスが独占的に作っている様だ、
ロシアの原子炉は安全性に問題があり公表されているだけでもシベリアで2隻の沈没がある、それが原子炉に起因するかは分からないが安全性には米国仕様の方が格段に上の様だ、
こう考えてみれば「小型原子炉発電」は東芝グループに非常に大きな企業利益をもたらす事になる
またぞろ、政財官の利益構造が目に見えてきた
しかし廃炉になって時の処置は新興国の様にはいかない、そのまま埋めてしまうとすれば今以上に設置地域条件は厳しく反対されるだろう、
此処に支払う補償金やこれに関して調査検討に掛る膨大な費用は他の発電では必要のない経費だ、
表面的なイニシャルコストとランニングコスト以外に莫大な費用が掛かっている事を試算し公表する必要がある、
今回の福島事故における賠償金額は決定しているだけでも2兆円に上り派生的被害と今後の影響を考えると想像がつかないと言う
「使用の延長も新たな小型原子炉もそういう被害は起きない」と言うが福島災害は「想定外だった」と言うのと矛盾しているだろう、
「想定外の事故は起こりうる」と言うのが3・11の教訓だ、
自然災害に想定できる事などないが原子炉が破壊されたらどの程度の被害が出るかは想定できる、
しかもそれは「最低でも」起きる事でそれ以上に「想定出来ない被害」は想像できる
福島事故で2兆円では止まらず想像できない被害が出ている以上はやはりやめるべきではないだろうか


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