梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

山百合

2021-07-11 12:09:17 | 雑記
山百合は今時分田舎の静岡に行くとあちこちで見かける、
山でも田の畦道でも川沿いの竹藪の根元でも、高速道路脇にも咲いている、里山の夏の風景である
しかし箱根から東ではあまり見ないので暖かい所のはななのかとおもっていたが近くのマンションの庭先大きな白い花を見つけた、

この花のは気を付けないと黄色い花粉が衣料につくとなかなか取れない
夏の白いシャツに黄色の色がつくと洗濯をしないとまず取れないにで花を飾るには注意が必要だ、
もっとも何処にも咲いているので田舎では飾ると言う事は無いのだが街では清楚で華やかなのと次々と開くので子供の頃は街の花屋にもっていって小遣いを稼いだこともある、
ある時父が山仕事の帰りに1本の花茎から十数個の花をつけた山百合を採ってきたことが有る、
未だ「蕾も大量についているので」と根ごと引き抜いてきて庭の片隅に植えた、
幾つもの花をつけるのだがこれだけ大量につけるのは珍しい、
それから暫く山に行くたびに大きめの百合を抜いてきて庭の周囲に植えて行ったので山百合の垣根が出来た、
いい景色になったがまた来年咲くのを楽しみにするかと言うと、花が終えると秋まで待って茎がしおれたらゆり根を掘り起こして美味しくいただく、
百合根は今でも売られているくらいだから結構おいしいい、球根の一枚づつをはがして蒸かすとポテトの様な噛み応えで味はもっと上品で癖が無い、
母は百合根と、小豆に食紅を入れたのとで羊羹を作った、
百合根は真っ白で今考えると「ういろう」の様な見かけだが触感は羊羹でちょっと見は牛乳味の様だが薄く甘みを付けただけの上品な甘さだった、
「お目出度い事がある訳じゃないが、紅白の羊羹で番茶をすするのがまあ、お目出度いと言う事でもいいか」
山の生活は貧乏でもそれなりの楽しみが有った、貧乏だと言う意識は無かった気がするが今考えると結構洗うが如くの赤貧だったんだな

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