
米の価格が急激に上昇して下がらない
生産量自体が不作だったと言う情報やインバウンドで消費量が増えたと言う情報など色んな情報が錯綜している
しかし大手流通業者が一昨年の収益から5割以上の増収の決算をしている
備蓄米を放出しても結局大手業者が一次買付に指定されているのでその後市場に出回る時点ではほとんど下がっていない様だ
アメリカのカリフォルニア産の米はジャポニカ種で我々が普段食べている米と同じであり「日本の米と遜色はない」と言われている
円安の影響もあってアメリカの店頭価格は円で計算すると凡そ半額だ
しかし安いからと言って輸入米を日本の基幹食糧である米を輸入で賄う事はやはり国家として望ましくないだろう
エネルギーベースの自給率は30%以下と言うデータもあるがその内訳はやはり肉とか大豆とか副食系だ
しかし現在の米価格では主食比率が大きいのにも関わらすエンゲル係数は貧困国家並みになっている
調べると農業業者の上位は経常利益で年収1千万を超えている、
耕作面積が30haを超える農業が1千万こえと言うことらしいが3haを割らない限り面積と収入は正比例している様だ
総生産量が消費を大きく下回ると言う事ではない様だが農政は価格維持の為に生産調整(減反政策)を継続している
生産農家の出荷価格は玄米だが2千円/㎏程度、精米・梱包・流通のコストと業者の利益でそれが倍になっている
一昨年までは1.5g倍だったのだが昨年から2倍にり高止まりをしている
玄米卸で2千円で年収1千万で有れば正直随分いい商売だとは思うが仮にそれが農業維持にはこれ以上下げられないと言う事を是とし、それを主食としている一般家庭にとって4千円超えが全消費脂質の30%にもなるのが経済的にいたしかたないとしたらどうすれば低所得者層を救えるのか
贅沢をしたいと言う話ではない、小さな子供達、収入が雀の涙の年金生活の高齢者達にとって最低限生きる為の糧が生活を健全な肉体の維持を圧迫すると言うなら最低収入を何らかの方法で引き上げるしかないだろう
確かにデフレスパイラルがこう言う状況を産んだ事は理解できるし是正しなければ成らないのは仕方ない、仕方ないが政府日銀の言う様にインフレ率を年間2%目標に物価上昇を容認すると言うのは所得者層の7割にあたると言う低所得者層、更にその半分近くになる貧困家庭に大きな負担を強いるものだ
物価が上昇し、賃金が増えて消費力が増し、消費経済が大きく廻る事で税収も増えると言う経済学者(と言うより御用学者)が言うが物価上昇による企業の所得が増えて給料を上げ、其れで消費が増えると言う事が目論み通り進むとしても恐らく末端に反映するには数年は掛かるだろう
その間に消費者は飢えて絶えなくてはならない、そしてそれが負債となって更に生活を圧迫し仮に収入が増加しても負債の償還に、金利に苦しむことになる
自由経済主義は貧富の差を増大しやがて飽和状態になって崩壊するとマルクスは予言していた、今の自由経済は限界に近いだろう、ランプ大統領は崩壊への引き金を引いたのか
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