goo blog サービス終了のお知らせ 

梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

遠州灘の白い砂浜は遊泳禁止

2019-08-08 16:36:02 | 昭和の頃
静岡県の御前崎から天竜川をはさんで蒲郡まで遠州灘は砂浜が続く、
御前崎の東側に大井川が流れ込んでいるがこの川が運んでくる砂は石英室の白い砂で
中に黄銅鉱の金色の細かな砂が混ざっている、
そのおかげで御前崎から天竜川の少し手前までの海岸は真っ白な細かな砂が続く、
今は掛川市になったが大田川の河口の国安と言う海水浴場があるだけでそれから天竜川までは遊泳禁止区域である、
途中「千浜の砂丘」と言う場所があり凡そ幅600~800m程度の砂丘がある、
更にその西側に「大浜の砂丘」と言う処があり此処に宮城まり子の作った「ねむの木学園」があった、
そこから西に途中小さな漁港があるのみでまた砂浜と松林が続く
天竜川を過ぎると凧合戦で有名な浜松の「中田島の砂丘」がある、しかし天竜川の運んでくる砂は暗灰色で今までとは違い趣は暗い、
昭和30年代、友人とこの砂丘近くに車を停めてテントをはり泊まり込んで遊んだ事があった、
遠浅で40~50m程の間は引き潮だと胸から首程度の深さで首まで浸かっても足が見えた、遠州灘は夏の間は非常に穏やかで顎まで入っても水を飲む心配がなくそのまま足で砂の中を探ると多いな二枚貝が良く採れる、この辺りでは「朝鮮浅利」と呼んでいたが本当の名前は知らない、
これを流木の焚火で焼いて醤油と味の素を入れて食べるのが楽しみで毎年何回か言って居たのだが40年代になると素潜りが面白くなり岩場専門になって砂浜に行くことはなくなった、
それから何年かしてまた大浜に言ったがいつのまにか海水は濁った褐色になってがっかりしたものだったが最近はまたきれいになってきたようだ、
しかしあの炎天下で肌をじりじりと焼きながら昼寝が出来た若さは今では信じられないくらいで、とてもじゃないが日陰から出る勇気はなくなった。
それにしてもここ数年の暑さは人間の体力限界を超えている、ヨーロッパも酷暑の様だが気象学者が「これから18ヵ月、想像の出来ない気象現象が起きるだろう」と言っていたのだが今でも十分「想像を絶する暑さ」だ、
天文学的には地球は氷河期に向かっているらしいがその営みも狂ってしまったのか、それとも一時的なブレなのか
いずれにしてもあと何年生きるかと言う年になってあまり厳しい変動は御免こうむりたいものだ