梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

老いては子に従え、世代同居は社会の基礎ではないか

2015-08-14 08:50:19 | 雑記

独居老人問題と待機児童問題は合せて処理すれば全部とは言えないがかなりの割で解決のではないか、人間と言う生き物は社会的生物の最たる生物だ、個体性としては実に脆弱で環境対応力も獲物を取る力もどの生物に比してもお世辞にも優れているとは言えないが現在では地球の覇者として栄華を誇ていると言えよう,

この弱い生き物の現在が有るのはやはりその社会性に有るのだと言える、しかし近年の日本社会は社会性からかなり逸脱し個人中心主義が蔓延してしまっている,

敗戦前の社会性は3世代同居はごく当然の事で有ったのだが高度成長頃から各家族化が広がつてその結果年老いた親達は老々介護になり若い親達は子育てストレスに苦しみ手の掛かる子供に生活の負担に苦み、その両方を社会で支えるために財政を圧迫する、先日あるアンケートで夫の実日に帰省するのは嫌、と言うのは7 5%に上ると出ていた、同居などとんでもない、「家付、カー付,ババア抜き」と言うのは気持的には十分理解出来るがだから拒否するとして来た事が2つの問題をここ迄追いつめひいては殺伐とした現代社会をすし進めて仕舞ったと思う、

「嫌な事は必要でもやら無い」と言うのは普通に考えて社会人では無い、幼児でも「嫌でも我慢しなさい」と教えられて来た筈なのに「親と同居は嫌だからやら無い」として,親の方も「子供に気を使う位なら夫婦だけの方が気楽だ」として来たのだと思う(かく言う私もだが)

しかし年老いたら必ずどちらかは先に逝く、残った方も徐々に衰える、そうなってから子に頼っても軋轢は大きい、こんな風潮は多分今の日本だけだろう、外国の話を聞いても三世代が同居か所謂「スープの冷めない距離に住んで居る様だ、

保育所を増し、老人施設を増やすより三世代が世帯を供にする事を条件に優良な住居を提供するのが得策では無いか,例えば今都心回帰と言われ空住居が問題化している多摩ニュータウンで隣合った2つの住居を行き来出来るドアを設け三世代か生活する事を条件に廉価で提供する事で親の不安と孫の世話をと相互に支え合う事でつぎの世代に社会を維持する為に重要なものを自然に継続出来る限りのでは無いだろうか