梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

日本人とドイツ人、我が国の誇り

2015-05-03 16:52:37 | 雑記

アメリカで安倍総理が集団的自衛権の成立を確約する演説をしたと言う、未だ正式に国会に上程されていない筈の案件を米国国会で確約すると言う暴挙と言える行為だろう、

会社で言えば未だ役員会に上げられていない合併案を社長が他の会社役員会で公式に約束したと言う訳だ、役員会は自分の思う通りに出来ると言う良く言えば自信、はっきり言えば思い上りの発言だ、ワンマン経営の同族会社で有っても大塚家具の様な事も起きる、

日本は民主主義国家であり国民の代表選挙を経て議員が国会であらゆる案件を精査しその成立を持って国の方針としていかなければならない、役員会が株主の意に反した方針を決めれば株主総会で不信任が上程されなければ日本と言う会社はアメリカと言う会社に乗っ取られてしまう、我々一株が部主はその位危機感を持たなければならないのではないか

選挙権は国民単位だ、大株主と言う者は存在しない、なのになぜ此れだけ経済格差が大きくなっても経済界に、官僚に好き勝手をされているのだろうか、

戦後ずっと続いた自民党政権だったがこれ程酷い思い上り総理を迎えた事は無かったと思う、戦後体制を確立した巨魁ワンマンと言われた吉田茂ですら失言で解散した事もある、

野党は何の役にも立っていない事をどう考えているのか、総論賛成各論反対と言うのは野党連合が有る程度整って居ての話で総論賛成は「安倍政権の専横に反対する」と言う概念論だけで「次は自分達」と言うビジョンすらない、民主党が与党になったが結局その政治運営は自民党以下で国民は皆落胆した、その失策を突いた安倍自民党は自ら解散をするという舐め切った政策をとられ、結局更に傲慢不遜の運営を進めている、

それでも今迄の自民党には有る程度自浄力が有ったがまるで今の自民党は「安倍党」と言うに等しい状況だ、野党が頼るに値しないなら後は自民党内の良識を願うしかない

同じ時期にドイツのメルケル氏は敗戦70年にあたり「我々ドイツ国民は過去に犯した過ちに対して真摯に向き合って行かなければならない、国歌の過ちに関しては終結と言う事は無い、戦後補償も含め誠意をもって向き合ってゆく」と宣言している、安倍総理は先の大戦は侵略戦争だとは認識して居ない」と言う態度と正反対だ、顔を見せず拡散して居るネット右翼と国家政府とでは世界の捉え方が違う、どんな理由をつけようとも他国に軍隊を送れば侵略以外の何物でも無ない、中東の内乱でその国から要請が有ったとしてもアメリカ軍はその国民から「侵略者」と言われる、国民感情はそう言う物だ、日本もアメリカもそう言う形の蹂躙をされた事が無い、日本がアメリカ軍に占領されたのは取りあえず此方から仕掛けた戦争に負けた為で何もしていないのに米軍が武力をもって占拠した訳ではない、慰安婦の問題は針小棒大はあるにしても「無かった」事にはならない、幾らロビー活動が上手いからと言え世界的には既に日本は「非人道的な政策をする国民」だとして認識されてしまっている、「無かった」とか「何処の国でも」とか言えば言うほど惨めになる事位理解した方が良い、女衒が「喰うに困っている連中の人助けだ」と言っても女郎屋の亭主が「まっとうな商売だ、」と言おうとそれは人買いと結託した底辺の商売だ。

無論それは「人類最初の商売」で有る事も確かだろうが自らの意思で其処に足を入れる女性と金の為に苦界に貶める女性とはやはり一線を置く物だろう、

売春防止法も売春した女性は罪には成らず斡旋した者が管理売春と言う罪になる、当人の意思に反して何らかの強制があれば、特に戦時中の軍隊や警察が政府の名前で行えばそれは「強要した」と言われてもしかた有るまい、特に日本国籍を持たない人達にとっては家族の死活問題になったとしても不思議はない、

此れはあくまで「考察すれば」と言うい事だが真実を明確にすべきだろう、今訴えている女性達が本当にそうだったとしたら真摯に向き合い事実を洗い出して謝罪すべきは謝罪しその責任は取るべきではないだろうか、此れは金の問題では無く日本人の矜持と言うもnではないか